Webサイトにアクセスしようとしたとき「このサイトに接続できません」と表示され困った経験はありませんか? 原因はユーザー側にある場合と、Webサイト側にある場合の両方が考えられます。この記事では「このサイトに接続できません」と表示されWebサイトに繋がらない際に考えられる原因を挙げ、具体的な解決策を解説します。
ライター:CLIP編集部
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「このサイトに接続できません」とエラーが出る主な6つの原因と対処法

「このサイトに接続できません」とエラーが出た場合、まずはアクセスするWebサイトのURLが間違っていないか確認しましょう。
その上でもWebサイトに繋がらない場合、以下の主な6つの原因に応じた対処法を試してみてください。
1.Webサイト側の問題
以下のようなWebサイト・サーバー側の問題があって、Webサイトにアクセスできない場合があります。
- サーバーのメンテナンス
- サーバーの障害
- アクセス過多
- サイトの閉鎖
- サイトのリニューアル
- サイトのSSL証明書の問題
Google Chromeなどのブラウザでは、「ERR_NAME_NOT_RESOLVED」「ERR_CONNECTION_REFUSED」
といったエラーコードが一緒に表示される場合があります。
「接続がリセットしました」「応答時間が長すぎます」などのエラーメッセージがブラウザ上に表示されることもあるでしょう。
さらにもし「IPアドレスが見つかりませんでした」とエラーが出る場合は、Webサイト側でドメインが新しくIPアドレスに紐づいていないことが原因の可能性があります。
対処法:時間を置いて待つ
サーバー側が原因の場合は、基本的には待つしかありません。
WebサイトのTOPページやお知らせページに「障害情報」が掲載されている場合があるのでチェックしてみましょう。その場合は、復旧情報を確認し、再度時間をおいてアクセスしましょう。
自分のWebサイトに独自ドメインを設定した場合
ご自身がレンタルサーバーなどで新しく独自ドメインを設定した場合にも同じ現象が起こる場合があります。独自ドメイン設定後はDNSサーバーに情報が行き渡るのに時間がかかるため、このときも最大72時間程度様子を見るとよいでしょう。それでも該当Webサイトにアクセスできない場合はレンタルサーバーのメニューからDNS設定を見直すのがおすすめです。
2.ネットワーク側の問題
インターネット回線やWi-Fiルーターの不具合、デバイスのDNS設定の問題でWebサイトに繋がらない場合があります。
対処法:ネットワーク機器を再起動する
ONU(光回線終端装置)とルーターを再起動するとうまくいく場合があります。
順番は下記です。
- ルーター→回線終端装置の順にコンセントを抜く
- 30秒程度放置する(放熱したい場合は5分程度放置する)
- 光回線終端装置のコンセントを差し、ランプが落ち着くまで待つ
- ランプが正常に点灯したら、ルーターのコンセントを差す
機器によっても異なるため、下記の記事も参考にしてみてください。
対処法:IPv6の設定を無効化する
IPv6の設定を無効化することで、Webサイトにアクセスできる場合があります。IPとは「インターネット通信のルール」のことで、WebサイトにはIPアドレスという「住所」が割り振られています。今までは「IPv4」というバージョンでIPアドレスが発行されており、「IPv6」は新しいバージョン。「IPv4」と「IPv6」には通信方式の違いもあり、「IPv4」にしか対応していないWebサイトには「IPv6」の通信方式ではアクセスできないことがあるのです。
IPv6無効化の手順を以下に記載します。
Windows11での手順

- コントロールパネル>ネットワークの状態とタスクの表示>ネットワークと共有センター>アダプターの設定の変更
- 利用中のネットワークのプロパティを選択
- 接続項目一覧の「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外す
- 「OK」を選択、パソコンを再起動
IPv6については以下のページを参考にしてみてください。
対処法:DNSサーバーを変更する
DNSサーバーを変更するとWebサイトにアクセスできることがあります。
- コントロールパネル>ネットワークの状態とタスクの表示>ネットワークと共有センター>アダプターの設定の変更
- 利用中のネットワークのプロパティを選択
- 接続項目一覧の「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IP)を選択、「プロパティ」を開く
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択
- 優先DNSサーバー、代替DNSサーバーのIPアドレスを入力
3.ブラウザ側の問題
PC・スマホのブラウザに「キャッシュ」という保存されたファイルがあると正常にWebサイトに繋がらないことがあります。
その場合はブラウザのキャッシュをクリア(削除)したり、ブラウザのバージョンを最新版にすることで解決することがあります。
Google Chromeの場合
- ブラウザ右上の 「・・・」(設定)を開く
- 設定>詳細設定>プライバシーとセキュリティ>閲覧履歴データの削除
Google Chromeには「Clear cash」などの拡張機能もありますが、ブラウザの拡張機能がアクセスに影響する場合もあります。キャッシュのクリアでうまくいかないときは、拡張機能を無効にしてみるのもおすすめです。
また、多くのブラウザに搭載されている「シークレットモード」はキャッシュが影響しないため、シークレットモードでアクセスできるかも試してみましょう。
4.プロキシの問題
プロキシという代理のサーバーを経由してインターネットにアクセスしている場合、プロキシ設定を変更するとアクセスできる可能性もあります。
ブラウザ上に「ERR_PROXY_CONNECTION_FAILED」と表示されたり、「Localhostで接続が拒否されました」と表示されプロキシ設定を見直すように促されたりした場合に有効な方法の一つです。
対処法:プロキシ設定を変更する

- スタート>設定(タスクバーの検索バーに「設定」と打ち込む)
- ネットワークとインターネット>プロキシを選択
- 「プロキシサーバーを使う」をオフに
一般のご家庭ではプロキシを利用する場合は少ないでしょう。企業や学校等で上記の設定変更をしてインターネット接続に不具合が出たときは、ネットワーク管理者に問い合わせてみてください。
5.PC・スマホ側の問題
PC・スマホなどデバイスの一時的な問題、システムエラーが原因でWebサイトに接続できない場合があります。
対処法:PC・スマホを再起動する
PC・スマホが原因と考えられる場合、再起動によって解決することがあります。
スマホの場合は、以下の設定をオン/オフすることで改善することもあるので、試してみてください。
- 機内モード
- モバイルデータ通信
- Wi-Fi
6.セキュリティーソフトやファイアウォールの問題
PC・スマホのセキュリティーソフトや、通信を安全に行うためのファイアウォールが影響してWebサイトにアクセスできない場合があります。
アクセスするサイトが安全かを確認した上で、慎重に設定を行い、確認したらすぐにセキュリティーソフトやファイアウォール設定を元に戻しましょう。
対処法:セキュリティーソフト・ファイアウォールの無効化
セキュリティーソフト、 アンチウイルスソフトのネットワーク監視やセキュリティー機能がオンになっている場合一時的にオフにしてみてください。
Windows11でファイアウォールを無効化する手順は以下です。
- 画面下のスタートボタンから「設定」>「プライバシーとセキュリティー」>「Windows セキュリティー」を選択
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」を選択し、ドメインネットワーク、プライベートネットワーク、パブリックネットワークの中でアクティブなものを選択
- 「Windows Defender ファイアウォール」のオンをオフに変更
まとめ
「このサイトに接続できません」とエラー表示され、以上の解決策を試しても問題が解決しない場合、ネットワーク管理者などより専門的な知識を持つ人に相談したり、Webサイトの運営者に問い合わせたりしてみてください。
まずはアクセスするWebサイトのURLを確認し、ほかのデバイスでアクセスできるならば、PC・スマホの問題である可能性があります。すべてのデバイスでアクセスできない場合はONU、ルーターの再起動を試すのがおすすめです。
もし日常的にインターネット接続が遅いなら、回線契約をぜひ見直してみてください。
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