Googleが提供する写真管理アプリ「Googleフォト」。Androidユーザーはもちろん、多くの方が利用しているのではないでしょうか? 2024年に開催されたGoogleのカンファレンスイベント「GoogleI/O」では、Googleフォトの新機能も多く発表されました。
この記事では、Googleフォトに追加された新機能を、スマートフォンを中心に画像付きで分かりやすく解説します。
ライター:荒井啓仁
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Googleフォトとは
Googleフォトとは、Google製の写真管理アプリ。PC・スマートフォン・タブレット向けに提供されており、同じGoogleアカウントで紐づけておけば複数のデバイスから写真にアクセスできます。AIを活用した新機能により、写真を管理するだけではなく編集アプリなしでも画像の編集が可能になりました。
新機能はいつから?
Googleフォトのアップデートは2024年頃から続き、AI機能も2024年に実装されました。スマートフォンアプリでの機能追加がほとんどですが、PC版もより利用しやすくなるアップデートが追加されています。
Googleフォトの新機能
2024年からアップデートが相次ぎ、より便利で高機能になったGoogleフォト。追加された新機能を紹介します。
AI機能が利用可能! (スマホ限定)
Googleフォト新機能の目玉はAIを活用した画像編集機能。写真の中の不要なオブジェクトを自動で消してくれる「消しゴムマジック」や、1枚の写真から短い動画を生成してくれる「シネマティックフォト」など、便利で魅力的な機能が使えるようになりました。AI機能を利用するには、Googleフォト上から追加のツールのダウンロードが必要。「Google Pixel」端末かGoogle Oneプレミアムプラン(2TB以上)に加入しているユーザー以外は、編集された写真を月に10回しか保存できない点は注意しましょう。
以下に、主な新機能を画像付きで紹介します。
消しゴムマジック
「集合写真に関係ない人が写ってしまった」「風景写真から看板を消したい」というときに便利なのが消しゴムマジック。不要な被写体を自動で検出し、消去してくれます。

編集したい写真をGoogleフォト上で開きます。編集をタップし、開いたツール欄から「消しゴムマジック」を選びましょう。

「消しゴムマジック」を開始すると、不要な部分の候補を自動で検出してくれます。

細かい調整をしたい場合は、消したい部分を指でざっくりとなぞるだけで選択可能。

消しゴムマジック後の写真がこちら。パッと見ただけでは編集後の写真とは分からないくらい自然な仕上がりです。
ぼかし・奥行き調整
AI編集機能では、撮った写真に後から“ボケ”を入れることも可能。ツール内の「ぼかし」を選択すると、焦点を合わせる箇所が小さい円で表示されます。例えば、先ほどの写真で手すりの後ろの風景をぼかしたい場合は、円を手すりに合わせましょう。

ピントを合わせたい被写体に円を合わせるだけで、簡単にぼかしが追加できました。
シネマティックフォト
シネマティックフォトは、撮影した写真を短い動画にしてくれる機能。写真撮影時の前後のシーンを補完するような動画を生成してくれます。
やり方は、スマートフォン(あるいはタブレット)でGoogleフォトを開き、編集したい写真をタップし上にスライド。表示されたメニューの中から「作成」→「シネマティックフォト」の順に選択することで自動生成してくれます。
また、今回紹介した3つの機能以外にも、「編集マジック」や「ポートレートライト」などのAI編集機能もあります。
PC版は新機能で見やすくアップデート
AIを用いた編集などは、スマートフォン限定の機能。PC版の新機能はスマートフォン版に比べると見劣りするかもしれませんが、かゆいところに手が届くような便利な機能が追加されています。
・コレクションメニュー

人物や撮影場所、お気に入りなど、アルバムにアクセスしやすいコレクションメニューが画面の左部分に追加されました。
・ドキュメントの自動分類(ChromebookPlus限定)
特定の人物やレシート、領収書などを自動で分類する機能。こちらはChromebookPlus限定機能ですが、レシートなどを写真で管理している人には便利な機能といえるでしょう。
・Googleフォトの写真や動画をPCにバックアップ可能に
Googleフォト上の写真や動画は、アカウントにログインできなくなった場合など、見れなくなってしまうリスクがありました。しかしブラウザなどからGoogleフォトにアクセスし、設定画面から「データのエクスポート」を進めることで、PCにバックアップが可能です。
まとめ
スマートフォンを中心に便利な機能がいくつも追加されたGoogleフォト。スマートフォンで撮影した写真だけではなく、編集しパソコンで管理するのも簡単・便利になりました。2024年5月現在は日本で未実装ですが、アメリカでは自然言語(通常の会話で用いる言葉)で写真を検索できる「Ask Photo」が追加されています。今後もさまざまな機能の追加が待ち遠しいですね。
Googleフォトでは、スマートフォンとPCなど、複数のデバイスで写真の管理が可能です。容量の大きい写真や枚数の多いアルバム、動画など、大きいデータをPCで見る際はその都度ダウンロードする必要があります。Googleフォトを快適に利用したい場合は、安定して高速な通信環境が不可欠。もしお使いの回線に不安がある方は、回線契約の見直しを検討していてはいかがでしょうか。
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