雨の日にWi-Fiが遅い・繋がりにくくなる……と感じた経験はありますか? 原因は状況や環境によりさまざまですが、この記事では、主に雨の日に限ってWi-Fi不調を感じる場合、その原因と対処方法を紹介します。
ライター: CLIP編集部
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雨の日にWi-Fiが繋がりにくくなる・遅くなる原因は?

Wi-Fiが不調になる原因は環境や状況によってさまざまですが、主に雨の日に限ってWi-Fiの不調を感じる場合は、以下のような原因が考えられます。
※以下、必ずしも雨の影響ではないケースも考えられるため、今回紹介する対処方法で改善されない場合は、他の対策もぜひ検討してみてください。
電波が雨水に吸収・減衰される
Wi-Fiの通信に使われる電波は、雨粒の水分によって吸収・散乱されやすい性質があります。
「1階にWi-Fiルーターがあり、2階でインターネットを使用している」といったケースでは、Wi-Fi電波が外に回り込み、雨の影響を受けやすくなっているかもしれません。
また屋外の電波塔から通信を受けるモバイルルーターは、雨の影響を直接受けやすく、天候が荒れると通信が不安定になることがあります。
雷雲などによるノイズの影響
雷雲によるノイズも通信を不安定にする要素のひとつです。雷が発する電磁波は非常に規模が大きいため、その影響でインターネットに繋がりにくくなることがあります。
利用者増加による回線混雑
インターネットの利用者増加がネットの不調に繋がっている可能性もあります。雨の日は外出を控える人が増えるため、同じ時間帯にインターネットを利用する人が増える傾向があります。
その結果、一時的に回線が混雑して通信速度が低下したり繋がりにくくなったりするのです。特にマンションなどの共有回線を利用している場合、アクセス集中により速度が落ちることがあります。
回線や端末、ルーター自体の不具合
「日常的に不調が発生しているが、雨の日は特にひどい」といった場合は、ネット機器のいずれかに不具合があり、雨や雷雲の影響を受けやすくなっている可能性があります。
雨や雷の影響だけでなく、回線や端末、ルーターの劣化や設定ミスなどを疑ってみることも大切です。機器の再起動などの基本的な対処で改善することもあるため、試してみましょう。
基地局・通信設備への影響や障害
台風などの災害下では、通信事業者の基地局や中継設備が一時的に停止したり、障害が発生したりしている可能性もあります。このようなケースでは、単にネットが不安定なだけでなく、ネットが完全に繋がらなくなってしまうこともあります。
雨の日の回線速度の確認方法

雨の日にWi-Fiの調子が悪いと感じた場合は、回線や通信環境に問題が起きていないかを確認しましょう。ここでは、簡単にできる確認方法を2つ紹介します。
速度チェックを実施する
自宅のWi-Fiやモバイル回線の通信速度がどの程度出ているかを確認します。Googleで「スピードテスト」と入力し検索すると、検索結果の上部にインターネット速度テストが表示されます。
「速度テストを実施」ボタンをクリックまたはタップすると、現在の下り(ダウンロード)・上り(アップロード)速度や、通信の安定性を確認できます。普段より明らかに速度が遅い場合は、ネットワークに何らかの問題が発生している可能性があります。
通信障害の有無を回線事業者・プロバイダーに確認する
インターネットがまったく繋がらなくなってしまった場合は、ルーターや端末の問題だけでなく、悪天候の影響で通信設備に障害が発生している可能性があります。
このようなときは、契約している回線事業者やプロバイダーの公式WebサイトやSNSを確認して、地域的な通信障害が起きていないかを調べましょう。通信障害が原因の場合、自宅で対処できることは少なく、復旧まで待つしかないケースがほとんどです。
雨の日にWi-Fiが繋がりにくい場合の対処方法

雨の日にWi-Fiが繋がりにくくなったときの対処方法を紹介します。単純な機器の不具合や設定ミスの可能性もあるため、基本的な対処方法で改善できないか確認しましょう。
デバイスとWi-Fiルーターの再起動
スマートフォンやパソコンなどの端末、そしてWi-Fiルーター本体の再起動を行いましょう。機器内部で一時的なエラーや接続不良が起きている場合、再起動によって通信の状態がリセットされ、改善するケースが多いです。特に、長時間端末やルーターを稼働させている場合は再起動が効果的です。
Wi-Fiルーターの設置場所を見直す
「Wi-Fiルーターと異なる階で端末を利用している」といったケースでは、雨や湿気、雷雲の影響を受ける場合があります。
安定した通信を維持するには、家の中央付近、かつ床から1~2mの高さの位置にルーターを設置するのが理想的です。
窓際や壁際、棚の中などは電波が遮られやすいため避けましょう。また、水槽や水道管、電子レンジなどの家電の近くも干渉の原因になるため、距離を取るようにしましょう。
関連記事:ルーターを収納すると電波が届かない?おすすめ設置場所とおしゃれ収納のコツ
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ルーターに近づく・接続台数を減らす
Wi-Fiルーターの設置場所を変えられない場合は、端末をルーターに近づけるのも効果的です。端末とルーターの距離を近づけることで雨の干渉が減少し、通信が安定しやすくなります。
また、一時的に接続台数を減らすことで接続不良が緩和されるケースも少なくありません。同時接続している端末が多い場合は、利用中の端末以外の接続を切断しましょう。
湿度対策を行う
電波は水分に吸収される性質があるため、湿度対策を行うことも大切です。雨天時の湿度の上昇で電波が弱まり、通信が不安定になっている可能性があります。室内は特に湿度が上昇しやすいので、除湿器を使用するなどして、湿度を抑える対策を取り入れましょう。
まとめ
Wi-Fiの電波は、雨天時の水分や雷雲の影響を受けて不安定になることがあります。
「雨の日に何故かWi-Fiが繋がりにくくなる……」という方は、今回紹介した対処方法を試してみてください。機器のエラーや不具合が原因の可能性もあるため、再起動や設置場所の見直しなど、基本的な対処方法も合わせて行いましょう。
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