有線LANの接続先が足りないときは、LANポートを増設することができます。この記事では、ルーターやPCのLANポートを増やす方法や、それぞれのメリット・注意点について、初心者にも分かりやすく解説します。
ライター:CLIP編集部
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LANポートとは?

LANポート(LAN端子)とは、有線LANケーブルを接続するための差し込み口のこと。家庭用Wi-Fiルーターには通常1〜4個のLANポートがついており、パソコン・ゲーム機・テレビ・プリンターなどを有線接続できます。しかし接続機器が増えてくると、LANポートが足りなくなるという状況も。そんなときはLANポートを増設しましょう。
ルーターのLANポートを増設したい
LANポートを増やすには、主に以下の3つの方法があります。
1. スイッチングハブを使う
最も一般的な方法が「スイッチングハブ」の利用です。LANケーブルでルーターと接続すれば、さらに複数のLANポートが増やせます。
スイッチングハブを選ぶときは以下の点を確認しましょう。
- ギガビット対応(1000BASE-T)かどうか
- ポート数(5ポート/8ポート以上)
- 金属製ケース:耐久性・排熱性に優れる
- ACアダプター式:内蔵電源よりも安全・安定性が高い
- ファン付きモデル:熱がこもりにくい反面、音とスペースに注意
予算やレイアウト、設置場所も考慮しつつ、用途に合ったモデルを選びましょう。
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2.中継機でつなぐ
無線LANの中継機にはLANポートが1〜2個ついているタイプがあります。中継機を設置し、そのLANポートに機器をつなぐことで、簡易的に有線接続が可能です。
ただし、通信の安定性や速度は親機とのWi-Fi通信環境に依存するため、動画やゲームにはやや不向きな場合もあります。
3.メッシュWi-Fiを導入する
メッシュWi-Fiは、複数のルーター(親機と子機)を組み合わせて家中に安定したネット環境が実現できるシステムです。Wi-Fiの接続を比較的速度を落とさずに実現可能ですが、メッシュWI-Fiの多くにはLANポートが搭載されており、どの部屋でも有線接続できる環境が整います。特に戸建てや広い住居ではメッシュWi-Fiの導入が効果的です。
PC・デバイスのLANポートを増設したい場合

スイッチングハブを利用する
PCやNASなどのデバイスが複数ある場合も、スイッチングハブを使えば簡単にポート数を増やせます。1本のLANケーブルでルーターと接続し、各デバイスには個別に接続すればOKです。特にオフィスや在宅ワークの環境構築には便利な方法です。
LANアダプターを使う
ポートを増やしたい場合やノートPCやタブレットのようにLANポートがそもそもついていないデバイスには「USB接続のLANアダプター」が役立ちます。
LANアダプターにはUSB-A/USB-Cに対応したタイプがあり、手軽に有線LANを使えるようになります。新しくドライバーをインストールする必要がない製品も多くあります。
LANポートを増設するときの注意点
LANポートを増やすと、便利になる反面、いくつか注意点もあります。
- 通信速度が分散される:同時に複数の機器が通信を行うと、ルーター側の処理能力によっては速度が落ちることがあります
- 設置スペースの確保:スイッチングハブやACアダプターが大きいと、場所をとる
- 配線が複雑になる:有線の数が増えると、配線がごちゃごちゃしやすいため整理が必要
- 使い方に応じて、無線との併用や、メッシュWi-Fiなども検討しましょう。
まとめ
LANポートを増設するには、まずはスイッチングハブの活用を考えてみるのをおすすめします。設置環境や接続する機器数に応じて、中継機やメッシュWi-Fi、LANアダプターの利用も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
安定した有線接続を確保するためには、固定回線自体の安定性が重要です。普段お使いの回線が遅いと感じる方や不安がある方は、この機会に、光回線の契約の見直しもおすすめです。
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