Googleマップの新機能「イマーシブビュー」をご存知ですか?
「イマーシブビュー」は、Googleマップ上でストリートビューや航空写真・AI技術を組み合わせて都市を3Dで再現する技術。上空から町を眺めたり、建物に入ったりと、臨場感を味わえます。
また、実際にどのように見えるかが分かるほか、天気や交通情報も確認できるため、イマーシブビューが適用されている地域へ旅行する際は、事前に現地情報のチェックができ、便利です。
では実際にどのように活用できるのか、メリット・デメリットを交えて説明します。
また2025年5月現在では、「イマーシブビュー」の利用エリアが限られているため、利用地域外でも便利に利用できる、Googleマップの便利機能もあわせて紹介します。
ライター: CLIP編集部
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「イマーシブビュー」とは

「イマーシブビュー」とは、航空写真とストリートビュー画像を元にAIを用いて都市を3Dで再現するGoogleマップのサービスです。都市を俯瞰かつ立体的に見渡せるほか、天候や時間帯などが変更でき、交通状況を3D都市と重ねて表示することができるため、よりリアルな街を画面上で見ることができます。
現状ではスマホアプリ版のみの機能となっており、適応している場所も「東京」「ロンドン」「ニューヨーク」などの主要都市の一部地域でしか利用できません。
イマーシブビューの使い方

「イマーシブビュー」の使い方は簡単。まずスマホでGoogleマップアプリを起動。例えば「京都タワー」と検索します。施設のビジネスプロフィールに「イマーシブビュー」のサムネイルが表示されるので、タップすると利用できます。
経路検索した際に左下に表示されるサムネイルがアニメーションになっていれば、それをタップすると「イマーシブビュー」に切り替わって、3Dで経路を確認できます。
日本では「東京スカイツリー」や「東京タワー」「東京ドーム」などのランドマークのほか、「東寺」や「南禅寺」などの寺社仏閣、「大阪城」や「万博記念公園の太陽の塔」など有名施設にイマーシブビューが適用されています。
「イマーシブビュー」のメリット
時間帯ごとの現地を視察できる「タイムスライダー」

表示している時間を変更することができる「タイムスライダー」機能。Googleが所有している時間帯による混雑状況や天気予報などの情報を元に、3D再現した都市に重ねて表示します。
AR表示で周囲をスマホで確認できる
外出先で「イマーシブビュー」を使用する場合、AR技術を活用して、周辺施設などの情報をかざすだけで取得することができます。また目的地までの経路案内も、ARで表示することができるので、道が分からなくなる心配が減ります。
初めての施設も事前に確認ができる

Googleの発表によると「イマーシブビュー」は屋内での活用も可能とのこと。今後の普及次第ではありますが、大きな駅や空港といった迷いやすい場所を、事前に確認しておくことができるようになるでしょう。入場や乗り換えが心配な方には嬉しいサービスになること間違いありません。
「イマーシブビュー」のデメリット
限定された範囲でしか利用できない
2023年に実装されたばかりのGoogleマップの「イマーシブビュー」は、2025年5月現在でもまだ大都市の有名な施設など一部施設でしか適用されていません。そのため、イマーシブビューが適用されていないエリアへの旅行の際は、事前確認などまだ活用できません。
外出時に電波が悪いと利用できない
外出先で「イマーシブビュー」を活用する際、3DCGを表示するため、多くのデータ通信量が必要です。そのため電波状況が悪いと快適に利用できない場合があるので、注意しましょう。
スマホのバッテリー消費が早い
「イマーシブビュー」は、3DCGで再現した都市を表示するほか、GPSなどのナビ機能も同時に活用しているため、スマホのバッテリー消費が早くなる可能性があります。実際に利用する場合は、余裕をもったバッテリー管理やモバイルバッテリーを併用することをおすすめします。
「イマーシブビュー」未対応地域も問題なし!Googleマップの知っておきたい便利機能
「イマーシブビュー」は対応している地域がまだ少ないのが現状です。そこで未対応地域でも快適に活用できる、Googleマップの便利な機能をご紹介します。
経路検索

Googleマップの経路検索は、出発地と目的地を入力するだけで、目的地までのルートを簡単に検索できます。ルート選びの移動手段も、車や公共交通に加えて、徒歩や自転車、タクシー、飛行機まで、想定される方法がタブで簡単に変更できるのも便利ポイントの一つです。
また車のルートの場合は、有料道路、高速道路、フェリー利用の有無を選べるほか、出発時間や到着時間を設定することも可能です。

また同じGoogleアカウントでログインしておけば、パソコンで検索したルートをワンタップでスマホに送信することも可能です。事前に調べておいて、スマホに共有しておけば、外出先で分からなくなったときでもすぐに再確認できます。
ストリートビュー

「ストリートビュー」は、世界中で撮影されたパノラマ画像をつなぎ合わせることで、まるでその場にいるかのように周りを確認できるGoogleマップのサービスです。全世界のほぼ全ての場所で利用することができ、街を散策できます。
行ったことのない場所を周って「疑似的な旅行」を体験したり、昔住んでいた街を懐かしむように巡ったりと、さまざまな方法で活用されています。

また外出前に、目的地までの経路を「ストリートビュー」で確認しておくことで、平面では分かりづらい場所でも、景色や目印などを確認することができておすすめです。
まとめ
これまでにない新しい体験ができるGoogleマップの新機能「イマーシブビュー」。今は対応地域が少なく、スマホアプリでしか利用できません。しかし範囲が拡大されれば、初めての場所へ行くときの下見として必須の機能となりそうです。また外出時でもARで目的地までのルートを確認できるということは、道に迷う心配も少なくなっていくと予想されます。
「イマーシブビュー」以外にも、Googleマップには便利な機能がたくさんあるので、目的に応じて使い分けてみてください。
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