イマサラ聞けない“eスポーツ”の世界 プロゲーマーの仕事ってナンダ?

世界的な大会が様々なメディアに取り上げられるなど、世界中で熱狂的な盛り上がりを見せる「eスポーツ」。近頃は国内でも、有名プロゲーマーがテレビや雑誌に登場するのを見かけるようになりました。とはいえ、eスポーツという名称は知っていても、ゲームを競技として楽しむもの、くらいの認知しかないのが一般的。特にアラサー以上の世代にはなかなかとっつきにくい分野だったりします。そこで今回は、関西のプロeスポーツチーム「CYCLOPS athlete gaming(※以下CAG)」の主力メンバー「GO1(ゴーイチ)」さんに、プロゲーマーの仕事についてインタビューしてきました。

言語の壁を越えて盛り上がれるのがゲームの醍醐味であり魅力

― GO1さんがゲームに打ち込むようになったきっかけは? -

僕は格闘ゲームをメインにしているのですが、ゲームの大会に出場するきっかけになったのは音楽ゲームからなんです。アマチュア時代から色んなゲームをしていたのですが、その中でも一番はまったのが、ゲームセンターの音ゲーで、ギターフリークスやドラムマニアはかなりやりこみました。そのうちに自分がプレイしていると周りにギャラリーができたり、ゲーム界隈でちょっと名前が知られるようになって、だったら大会に出てみようと。初対面の人と機体越しに向き合って、会話することなくコミュニケーションが取れるのがゲームセンター文化の魅力だと感じているのですが、大会に出ると、1プレイで何百・何千の人たちからリアクションが来るので、その快感にはまっていったという感じですね。

― 音ゲー(※1)から格ゲー(※2)へシフトチェンジしたのはなぜ? -

※1.音楽ゲームの略。音楽に合わせてプレイヤーがアクションすることで進行するゲームの種類。
※2.格闘ゲームの略。プレイヤーがキャラクターを操り、格闘技を行うゲームの種類。

国内での主流が格闘ゲームということもあり、当時から有名選手の動画などは見ていたのですが、世界大会規模になると盛り上がり方がハンパなくて。単純に「カッコイイ」と思ったのがきっかけです。実はアマチュア時代は、格ゲーはそこまで得意ではなかったんですよ。だから、かなり練習や研究をして大会へ挑みました。eスポーツの面白いところは、プレイするソフトが変わるとこれまでの戦績や名前が一切あてにならなくなること。同じ格闘ゲームのジャンルでも、ソフトが違えばチャンピオンクラスの方でも苦戦することはよくあるんです。それに、スポーツ競技と違ってeスポーツはソフトがどんどん新しくなって進化していきますから、その流れに対応するためにも常にアンテナを張って勉強していなければいけないのが、ある種のやりがいになっています。

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「プロ」になって技術だけでなく生活面でも意識が変わった

― CAGとプロ契約をして、それまでとの変化はありますか? ―

まず意識的なことで言えば、ある種自分勝手に試合に勝つことだけを考えてプレイしていたのが、チームやスポンサーに貢献したいという気持ちが芽生えたことですね。周りの方々のサポートがあって遠征やイベントに参加させていただけているので、戦績はもちろんですが、試合にのぞむ姿勢も変わった気がします。例えば、僕の場合は年に15~20の大会にエントリーするのですが、その多くが海外のため、長距離移動をしても集中力を切らさないよう体力作りをするようになりました。

― 試合前に速読をするルーティーンもそのひとつ? -

そうです。以前テレビ番組か雑誌の記事で「速読をすると集中力アップにつながる」というのを見て始めたのですが、今ではそれが試合前のルーティーンになっています。速読といっても内容を理解しながら読むのではなくて、あくまで目と脳のウォーミングアップのために文字を追っているだけですけど。海外の大会で試合前に本を取り出したとき、観客が盛り上がったのはびっくりしましたね。そのほかには、脳の活動をよくするために糖分を摂取するとか、食事面でも気を配っています。

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「ニワカ」な人が気軽に楽しめる環境を作りたい

― これからのeスポーツ発展に求めるものはありますか? ―

多くの方に知ってもらった分、古くから応援してくれている人からは色んな意見が出ているのですが、僕は「ニワカファン」と呼ばれる層が増えてくれることに期待しています。そこまで詳しくなくても動画を見てみようとか、大会を観に行ってみようと思ってもらえばeスポーツの視野が広がることにつながると思うので。そのためには、やっぱり国内の大会数がもっと増えてほしいですね。気軽にエントリーできる大会が多くなれば、それだけ力のあるゲーマーが発掘される機会が増えますし、卓越したスキルやユニークな個性を持ったゲーマーが増えれば、ゲーマーの技術向上だけでなくファン層の拡大にもなるので。僕が所属するCAGでは毎日平日にゲーミングハウスでイベントを開催していますが、そういったゲーム大会の場が増えることが、業界の底上げにつながると思います。

― 職業としてプロゲーマーを目指す次世代に向けて一言 ―

まずはしっかり学校の勉強をすること。僕はこれが一番大事だと思います。一般の方にはプロゲーマーという仕事を「遊んでお金を稼いでいる」みたいな印象の方もいると思いますが、やはり大会の戦績がすべての勝負の世界なので、みんな真剣です。普段の練習でも高いモチベーションを保って行うことが重要になってきます。もちろんゲームを楽しむことは大事なのですが、本気でやるなら遊びではいけない。学生であれば、宿題や試験勉強、部活などその日のノルマをしっかりこなしたうえで、集中できる環境でゲームを楽しんでもらいたいですね。

GO1さんプロフィール

GO1(1987.11.09生まれ)

参加ゲーム/
ドラゴンボール ファイターズ、ストリートファイターV アーケードエディション
使用キャラクター/
バーダック・GT悟空・超サイヤ人孫悟空(ドラゴンボール ファイターズ)
メナト・春麗(ストリートファイターV アーケードエディション)

18歳の頃から格闘ゲームを本気でやり始め、様々な格闘ゲームをプレイし現在はドラゴンボール ファイターズをメインにプレイしております。目標はドラゴンボール ファイターズワールドツアー決勝大会を優勝する事です。今までゲームで努力して、目標に対する夢は叶ってきました。この夢は必ず成し遂げますので、応援の程よろしくお願いします。

◆CYCLOPS athlete gaming 公式HPはコチラ


ゲームへの熱い思いを語ってくれたGO1さん。
プロとして大会に臨む真摯な思いが伝わるインタビューでした!
そんなGO1が所属するCYCLOPSを、eoも応援しています!

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