エイム練習はFPSに必須?練習方法や用語を解説

FPSやTPSプレイヤーなら誰もが一度は気になる自身のエイム。狙った場所に瞬時に当てられるようになれば、試合の勝率も高くなるかもしれません。「エイム力(りょく)」とも表現される照準を合わせる能力は、才能ではなく地道なトレーニングで鍛えることができます。
この記事では、FPSやTPSで役に立つエイムの練習方法や関連用語を解説します。

ライター:荒井啓仁

エイムを鍛えないとFPSでは勝てない?

エイムを鍛えないとFPSでは勝てない?

エイム(Aim)はもともと、「狙う」という意味を持つ英単語。FPSやTPSなどのシューティングゲームでは、狙った場所に照準を合わせるという意味を持っています。相手を銃撃で倒すことが目的のゲームでは、より速く正確に照準を合わせることが勝利の近道といえるでしょう。

ただし、エイムの良し悪しはあくまで勝つための1つの要素に過ぎません。FPSやTPSの試合で勝つためには、被弾を避ける立ち回りや相手との駆け引き、押し引きの判断も必要です。バトルロイヤル系のゲームであれば、安全地帯を読んだ移動や相手チームとの戦闘判断など、より複合的な能力が求められます。とはいえ、立ち回りをどれだけ磨いても、最終的には戦わざるを得ないのがシューティングゲーム。勝敗を分けることもあるエイムは才能ではなく、野球の素振りのような体に馴染ませるための反復練習で鍛えることができます。勝利を確実にしたい場合はエイムのトレーニングを行うことも大切です。

“エイム力”を上げる練習とは

”エイム力”を上げる練習とは

ゲームによって感度設定や敵の動き、銃弾の速度など細かい部分は違いますが、「狙って合わせる」という動きはどのゲームでも共通です。エイムは標的を捉える動体視力や反射神経と、照準を合わせるためのカーソル移動の速さと正確さが合わさった技術といえるでしょう。

エイムを練習するには、遊んでいるゲームで練習するのが一番ですが、練習に適したソフトもいくつか販売・無料配布されています。PCならSteamでエイム練習に特化したソフトが有料無料問わず配信されているので利用してみましょう。PS4/PS5、Xbox、Switchなどのゲームハードをお持ちなら、無料でダウンロードできる『Apex Legends』がおすすめです。2023年5月10日のアップデートで訓練モードにあたる射撃場がアップデートされ、距離やシチュエーション、bot(人型の的)の動きを細かく指定できるなど、多彩な設定が可能になりました。エイム力を上げるには狙った場所に当てるだけではなく「動いている敵に弾を当て続ける」ことも必要です。体力の多いバトロワ系のFPS/TPSであれば、こちらの練習も必須といえるでしょう。

エイム力を鍛える練習方法を紹介

狙った場所に瞬時に照準を合わせるためには、画面をなるべく速く左右に振りながら、複数の的を矢継ぎ早に射抜く練習方法がおすすめです。照準を覗くよりも、腰撃ちで精度のよい武器を使い高速でカメラを動かしましょう。慣れるまではゆっくりと狙いを付けて撃ち、徐々に速度を上げていくと上達を実感できるはず。一朝一夕で上手くなる技術ではないので、1日10分〜30分など、少しずつエイムの感覚を馴染ませていくとよいでしょう。

バトロワでは必須?追いエイムの練習方法

「トラッキング」とも呼ばれる追いエイムは、HPが多く、銃弾を当て続ける必要があるバトロワ系のゲームではぜひ習得したい技術。逃げる敵や対面で左右に動く敵など、瞬時に狙いを付けるエイムとはまた違った技術が必要になります。追いエイムを練習するには動く的を使って練習しましょう。『ApexLegends』なら、射撃場に近距離から遠距離までの動く的が置いてあるのでおすすめです。はじめは近い的から始め、徐々に距離を離して練習するとよいでしょう。ADSだけではなく腰撃ち状態でも的をしっかり追えるように練習しておくと、敵を見失いがちな近距離での戦闘でもしっかりと相手を追えるようになります。

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接敵が予想される場面は“置きエイム”を活用しよう

曲がり角など、接敵が予測できる場面では敵が出てきそうな位置にエイムを合わせておく”置きエイム”も活用しましょう。エイムは曲がり角に合わせるのではなく、曲がり角から一歩先、キャラクター一人分の位置にカーソルを合わせると急な飛び出しにも対応できます。普段のエイム練習に加えて、戦闘をイメージしながらトレーニングしておくと、咄嗟のときに慌てなくなるでしょう。

エイムにまつわる用語を紹介

エイムは練習も必要ですが、自分に合った設定をすることも大切です。エイムにまつわる用語を理解し、自身にあったエイム設定を探しましょう。

感度

感度とは、照準が動く速度のこと。高ければ高いほどカーソルやカメラが高速で動くため、瞬時にエイムを合わせることができます。感度が高すぎるとエイムの正確性が落ちてしまうため、無理なく合わせられる感度設定が大切です。

DPI

マウスを1インチ移動させた際にポインターが何ドット移動するかを表した数値がDPI(Dot per Inch)。マウスユーザーの場合、マウス自体のDPI値とゲーム内での感度調整が必要になります。

デッドゾーン

コントローラーを使用するゲームで見られる用語で、スティックの遊び幅を指します。デッドゾーンが多ければ、コントローラーを倒した際の反応が遅くなり、小さければより反応しやすくなります。基本的には小さい方がよいですが、些細な動きでも反応してしまうため、コントローラーやプレイ状況を見て数値を設定したほうがよいでしょう。

反応曲線

反応曲線は、スティックの傾きに対する動きの入力値のこと。数値を低くするとスティックの操作に対してゲーム内の動きが敏感になり、数値を上げるとスティック操作に対して動きが鈍くなります。数値を0にすると、少し倒しただけでもカーソルが素早く動くようになるため、細かい制御が得意な場合は反応曲線を下げるとよいでしょう。

視野角

FOV(Field of View)ともいわれる視野角は、画面に映る視界の広さを表す数値。多くのゲームでは視野角90度ほどで設定されていますが、ゲームによっては視野角を変更が可能です。視野角を広げれば広げるほど、視野が広まり画面に映る情報が増えるため、戦況の判断などは有利になるでしょう。ただし、正面に映る敵は視野角を広げるほど小さくなるため、狙いを付けるのが難しくなります。画面端の描写が歪んでしまったり、照準の動きも変わってくるため、こちらも自分が見やすい角度に設定するのがおすすめです。

まとめ

FPS/TPSを遊ぶうえで、エイムは勝つために必要な技術の1つです。撃ち合いに勝てない、試合ですぐ死んでしまうという場合は、基礎的な練習や設定の見直しを行ってみるとよいでしょう。エイムがどうしても合わない、弾が当たらないという場合は通信回線が不安定になっている可能性も考えられます。ゲームを快適に遊べる回線速度を知りたい場合は関連記事をご参照ください。回線速度に不安がある場合は、回線契約の見直しを検討してみてはいかがでしょうか?

関連記事:オンラインゲームを快適にプレイする回線速度の目安は?


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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • ライター

    荒井啓仁

    映画・アニメ・漫画が大好きで、Web漫画を15年以上ヘビーに毎日読み続ける。俳優として活動中で、演技者の目線からコラムを書く。

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