Microsoft Teamsで会議に参加する方法。トラブル解決策・便利機能も

Teamsはマイクロソフト開発のコミュニケーションツール。チームやチャンネルなど、まとまりごとに細かくグループを分けられるため、多人数グループでの運用に向いています。
Teamsにはビデオ会議機能も搭載されており、社内外などでTeamsを使っていればすぐにビデオ通話が可能です。
この記事ではTeamsで会議を始める方法や招待された場合の参加方法、トラブル解決策などを解説します。

ライター:CLIP編集部

Teamsとは

Teamsとはマイクロソフト社のコミュニケーションツール。Microsoft365内で利用できるためビジネスシーンでの活用が多いツールです。

関連記事:Teamsの使い方。登録からビデオチャットの使い方まで解説

無料版Teamsは2023年4月で廃止。新しい無料版について

2023年4月12日で現在の無料版Teamsは廃止となり、新しい無料版に切り替わります。4月12日以降Teamsを無料で利用する場合は、新しくサインアップする必要があります。新しい無料版でも会議自体は可能ですが、データの保持がされません。Teamsを多用する場合は「Teams Essentials」(月額430円)へアップグレードするか、Microsoft 365に加入した方が良いでしょう。

Teamsで会議を開く方法

※こちらの記事は無料版での操作方法を紹介しています。

 Teamsで会議を開く方法

Teamsで会議を開きたい場合は左のツールバーにある[会議]を選択しましょう。
今すぐ開始する場合は[今すぐ会議]を選択、日時を指定したい場合は[後で会議する]を選びます。

今すぐ会議を始める場合

今すぐ会議を始める場合、ユーザーの招待を行いましょう。

今すぐ会議を始める場合、ユーザーの招待を行いましょう

「会議のリンクをコピー」し他アプリなどで共有するほか、OutlookカレンダーやGoogleカレンダー経由、規定のメーラーからも会議リンクの共有が行なえます。

後から会議を行う場合

後から会議を行う場合は日時の設定から始めます。タイトルと日時を設定し、ユーザーの招待方法を選択しましょう。

後から会議を行う場合は日時の設定から始めます。タイトルと日時を設定し、ユーザーの招待方法を選択しましょう。
後から会議を行う場合は日時の設定から始めます。タイトルと日時を設定し、ユーザーの招待方法を選択しましょう。

必須出席者や会議の繰り返し、会議の詳細も入力可能です。

必須出席者や会議の繰り返し、会議の詳細も入力可能です。

誤って会議を予定した場合は、編集画面から削除しましょう。
予定された会議タイトル横の[鉛筆マーク]から、会議の編集画面に入り、[詳細を編集]からタイトル上にある[削除]ボタンを押せば、予定された会議を削除可能です。

Teamsで招かれた会議に参加する

Teamsで会議に招かれた場合は、招待メールや共有された会議のURLを開く、もしくは会議IDとパスワードを入力すれば参加できます。
URLをクリックすれば、PC・スマートフォン・タブレットでTeamsアプリをダウンロード済の場合、自動でアプリが立ち上がります。アプリをダウンロードしていない場合はブラウザからも参加可能。Web版であればTeamsへログインをしなくても会議に参加できます。
招待された会議であれば、URLでもID・PW入力でも有料無料問わず利用できます。

Teamsの登録方法

Teamsを利用するにはMicrosoftアカウントが必要です。Microsoftに登録をしていない方はMicrosoftアカウントの取得から、既に登録済みの場合はTeamsでのアカウント作成を行いましょう。
詳しい手順は関連記事をご覧ください。

関連記事:Teamsの使い方。登録からビデオチャットの使い方まで解説

Teamsの会議で使える便利機能

「資料を共有したい」「会議を録画・録音したい」など、さまざまなニーズに応えるTeamsの会議で使える便利機能を紹介します。

画面共有

画面共有

Teamsで画面を共有する際は画面右上、[カメラ][マイク]の隣にある[共有]ボタンを押しましょう。
[画面]を選べば、現在自分が見ている全てのウィンドウが表示されます。特定の資料を映したウィンドウのみを表示したい場合は、[ウィンドウ]から表示したいものを選びます。

発表者モード

発表者モードとは、選択した共有画面と共にカメラ映像が合成される機能です。共有オプションから「スタンドアウト」を選択すると、カメラ映像を資料に対して横に表示するのか、被せるように表示するのか選べます。

録画機能

※録画機能は無料版では利用できません。
録画機能は「Microsoft 365 Business Basic」に加入している必要があります。ゲストユーザーは録画機能を利用できないため注意しましょう。

録画機能

[その他(…)]ボタンから[レコーディングを開始]を選択すればTeamsでのWeb会議を録画できます。
Teamsの[チーム]で開いた会議であれば、チームのチャネル上で録画した会議は再生可能です。保存期限は120日と決まっているため、見返す必要がある場合はPCなどの端末にダウンロードしましょう。

Teams会議で考えられるトラブルと解決策

Teams会議を利用する上で起こりがちなトラブルを紹介します。

接続できない

Teamsで会議に参加・接続ができない場合は以下の手順を試してみましょう。

会議ID・URLの確認

見落としがちなのが 会議IDとURLの間違い。共有された会議IDやURLに誤りが無いか確認しましょう。パスワードのコピペミスも考えられるため、しっかりと確認することが大切です。どうしても参加できない場合は、主催者などに再度招待を送ってもらいましょう。

ログアウトと再ログイン

会議IDやURLに間違いが無い場合は、一度Teamsからログアウトし、再度ログインします。可能であればログインしている全ての端末からログアウトしてみましょう。

Teamsのキャッシュクリア

Teamsのキャッシュをクリアするのも手段の1つです。WindowsとMacでキャッシュクリアの方法は変わります。

[Windowsの場合]

  1. Teamsアプリ(ブラウザの場合はTeamsを開いているタブを閉じる)をタスクマネージャー(Ctrl+Alt+Delete)から終了する。Outlookを開いている場合はOutlookも終了する。
  2. Windowsキー+Rキーを押し、[ファイル名を指定して実行]を開く。
  3. 入力欄に「%appdata%\Microsoft\Teams」と入力し、OKをクリックする。
  4. 表示される「Teams」と名前のついたフォルダを削除する。

[Macの場合]

  1. Teamsを終了する。
  2. Finderを開き検索ボックスで「ターミナル」と検索する
    • ターミナルに「rm -r ~/Library/Application\ Support/Microsoft/Teams」と入力
  3. ターミナルに「rm -r ~/Library/Application\ Support/Microsoft/Teams」と入力し、Returnキーを押す。

映像・音声が遅れる

参加はできるが、映像や音声が遅れてしまう場合は、デバイスやインターネット回線に負荷がかかっている可能性が考えられます。Teamsの設定やデバイスのスペック、インターネット回線などを見直しましょう。

Teams設定を見直す

Teams設定を見直す

Teamsの設定でアプリに負荷がかかっている場合も考えられます。[設定]の[一般]タブを確認し、[アプリケーションの自動起動]のチェックを外しましょう。通常はTeamsの高速化を担う、「GPUハードウェアアクセラレータ」が負荷をかけている可能性もあります。改善されない場合は、[GPU ハードウェア アクセラレータを無効にする ]のチェックを入れると動作が軽くなるかもしれません。

デバイスに問題がある可能性

Teamsを利用しているデバイスにも目を向けましょう。他のアプリケーションによってメモリが圧迫されていないか、利用要件を満たしたデバイスか確認しましょう。スマートフォンやタブレットを利用している場合は、OSの更新も確認すると良いでしょう。

インターネット回線に問題がある場合も

インターネット回線は速度だけではなく安定性も重要です。Teamsの会議が遅延してしまう場合は、できるだけ有線での接続を心がければ安心です。Wi-Fi接続の場合はルーターのスペック以外に、置き場所などにも注意しましょう。

関連記事:Wi-Fiが途切れる原因とは?4つの原因・対処法を紹介
関連記事:Wi-Fi速度を上げるには?すぐ試せる5つの方法

まとめ

ビジネスチャットだけではなく、高機能なWeb会議ツールとしても利用できるTeams。快適にWeb会議を行うためには、高速で安定した通信環境が必要です。TeamsでのWeb会議で遅延などが気になる場合は、回線契約の見直しを検討してはいかがでしょうか?


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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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    CLIP編集部

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