iPhoneがバックアップできないときの原因・対処法

iPhoneを使われていれば、その中には写真や動画などの思い出や個人情報など大切なデータが詰まっていることでしょう。予期せぬトラブルでデータを失わないために、こまめに正しくバックアップを取ることが重要です。しかし、何らかの原因でうまくバックアップができないというケースも。今回はiPhoneのバックアップができない原因と、その対処法について紹介します。

ライター:CLIP編集部

iPhoneのバックアップ方法

iPhoneのバックアップにはSDカードを使う方法などもありますが、主に「iTunes」を使う方法と、「iCloud」を使う方法があります。

iTunesを使う場合は、パソコンにiTunesをインストールして、iTunesにiPhoneのバックアップデータを保存します。Macの場合、OSがCatalina以降では、iTunesではなくFinderを使います。

iCloudを利用する場合は、クラウド上にバックアップデータを保存します。iTunesやFinderを利用するには、パソコンが必要なので、パソコンがない場合はiCloudを利用しバックアップするのが一般的でしょう。

バックアップ手順の参考(Apple公式):https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph3ecf67d29/ios

パソコンでiPhoneのバックアップができない原因と対処法

パソコンでiPhoneのバックアップができない原因と対処法

iTunesやiOSのバージョンが古い

iTunesやiOSのバージョンが古いと、最新の端末に対応できずエラーが起きる場合があります。バックアップのために、iTunesもiOSも、最新バージョンに更新しておきましょう。
使用しているパソコンがMacの場合は、アップデートの際にiTunesも最新バージョンにアップデートされます。

Windowsの場合の更新方法は、iTunesを開いて「ヘルプ」→「更新プログラムの確認」の順番に選択して、画面の指示に従って最新バージョンをインストールしてください。
iPhoneのiOSを最新のものにするには、十分に充電した状態のiPhoneをWi-Fi環境下でインターネットに接続し、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」の手順でインストールしましょう。

パソコンの容量不足

パソコンにバックアップデータを保存できる容量が十分にない場合は、バックアップを作成することができません。
パソコンに保存している不要なソフトや動画や写真を削除、またはデータを外付けHDDやクラウドサービスに移行するなどして、バックアップのためのストレージを確保しましょう。

セキュリティソフトが妨げになっている

パソコンにインストールしているセキュリティソフトが作動して、iPhoneのバックアップを妨げている場合があります。
セキュリティソフトが妨げになっていると考えられる場合は、使っているセキュリティソフトの使い方を確認し、バックアップ作成の間はセキュリティソフトの機能をオフにしましょう。ただし、バックアップ作成後は即時セキュリティソフトをオンにしてください。

iCloudでiPhoneのバックアップができない原因と対処法

iCloudでiPhoneのバックアップができない原因と対処法

ストレージ不足

「iCloudストレージが不足している」という警告が出る場合は、iCloudの空き容量不足が原因です。バックアップの前に、iPhone内の写真や動画など、不要なデータを削除して、バックアップデータのサイズを減らすか、iCloud上のデータ整理をして空き容量を増やしましょう。
iCloudの容量は5GB分が無料で利用できます。ストレージ容量をさらに増やしたい場合は有料の「iCloud+」でアップグレードが可能です。容量と金額はそれぞれ以下の通りです。

50GB130円
200GB400円
2TB1,300円

Wi-Fiに正しく接続されていない、通信環境が悪い

「前回のバックアップが完成しなかった」というメッセージが表示される場合は、通信環境に問題がある可能性があります。
iCloudでのバックアップには、iPhoneをWi-Fiに接続しなければいけません。きちんとWi-Fiに接続されているか確認してください。Wi-Fiに接続されていても、通信環境が不安定でうまくいかないケースもあります。その場合は、速度が早く、安定したインターネット環境でバックアップをおこなってください。もし普段より通信環境に不満がある場合は、回線契約の見直しや契約の切り替えを検討すると良いでしょう。
(iOS15からはモバイルデータ通信でもiCloudのバックアップが可能になりましたが、ギガを消費するのでWi-Fi環境下でのバックアップをおすすめします)

ストレージの容量不足が原因になっているときの対処方法

バックアップデータのサイズが大きすぎる場合は、不要な写真や動画などのデータを削除する方法もありますが、クラウドでのデータ保存もおすすめです。写真や動画などは、「iCloud」や「Googleドライブ」、「OneDrive」などのクラウドサービスで保存することができます。データ保存のためにクラウドサービスを利用することを検討してもよいでしょう。

関連記事:クラウドとは?代表例や活用法をわかりやすく解説

まとめ

iPhoneのバックアップができない原因と対処法について紹介しました。
大切な思い出や重要なデータを失わないように、しっかりとバックアップをとりましょう。バックアップのための空き容量の確保には、クラウドサービスの活用も有効です。


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