2023〜2024年に流行したネットミームを解説!猫ミーム・ひき肉・蛙化現象

「猫ミーム」や「ひき肉です!」「蛙化現象」など、次々と現れては消えていくネットミームたち。由来やなぜ流行っているかなど分からないままの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、2023年〜2024年に流行ったネットミームの由来を紹介します。

ライター:CLIP編集部

ネットミームとは?

ネットミームとは、インターネット上で文章や特定の言い回し、動画、画像などが人から人に真似されていく様子や現象を指す言葉です。もともとは、ギリシャ語の「mimeme(真似されているもの)」という単語から作られた造語。基となった「meme」は、遺伝子が生物を進化させるように人から人へと、模倣することで伝播していく現象を指していました。

ネットミームを楽しむ上での注意点は?

ネットミームはある種の共通言語として機能し、盛り上がるコンテンツとして楽しむことができます。しかし、注意点を踏まえた上で楽しむことが大切です。

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拡散を手助けしてしまう可能性がある

ネット上での情報は一度広まってしまうと消したくても消せない特性があります。一度バズってしまうと、SNSへの何気ない書き込みや街頭取材での受け答えなどが、本人の意図しない言葉や映像・画像として予想以上の広がりを見せてしまうこともあります。「面白いから」と安易にミームに乗っかってしまうと、知らないうちに拡散を手助けしてしまう危険性がある点は意識したほうが良いでしょう。

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著作権や表現には注意を!

ネットミームとして見かけることが多いマンガの1コマや映画のワンシーン、動画のいち場面、楽曲のワンフレーズなどは著作権で保護されている点も留意しましょう。他人の創作物を無許可で利用するのは立派な著作権違反。法的にグレーなミームも多く、差別的ではないか? センシティブな内容ではないか? といった観点からも注意が必要です。

2024年初頭に流行ったミーム

猫ミーム

「猫マニ」「猫meme」とも呼ばれる猫ミームは、日常生活やおもしろエピソードなどに猫や動物の切り抜き動画を素材として張り合わせて表現した再現動画でSNSで大流行しています。さまざまな体験談を猫や動物にセリフを言わせることで、ブラックなエピソードもかわいく楽しく見えてしまうから不思議です。
投稿者によってさまざまな動画素材が使われていますが、下記の5つは多くの動画で使われています。

チピチピチャパチャパ

「チピチピチャパチャパ」という楽曲とともにアップになった猫が横に動いているもの。楽曲はチリの歌手クリステル・ロドリゲスによる『Dubidubidu』という楽曲。

跳びはねる猫(Happy Happy Happy Cat)

「ハッピーハッピー」という楽曲とともに手を振りながら跳びはねる猫のミーム。ペットショップのケージ内で、外にいる客に跳びはねてアピールをしている猫の動画が元になっています。
楽曲は海外で児童向け楽曲を作成している「Super Simple Songs – Kids Songs」というYouTubeチャンネルの『My Happy Song』の一部を切り取ったもの。

青い帽子を被った猫(“Hey Hey You You” Cat Dancing)

「ヘイヘイユーユー」という楽曲に合わせて踊る青い帽子を被った猫のミーム。楽曲はアヴリル・ラヴィーンのヒットソング『Girlfriend』。

ヤギと猫(Huh? Cat)

舌をベロベロと高速回転で動かすヤギと間をおいてから首をかしげて低い声で「はぁ?」と返事する猫のミーム。猫の音声は『Dr.HOUSE』というドラマのワンシーンから取り上げられています。

説教(?)する猫(Talking cat)と反省する猫(Sad cat)

険しい表情で「うにゃうにゃ」という猫と弱々しく「にゃー」と鳴く猫のミーム。反省している方は「グァンダン(Guangdang)」という名前の猫で、しょんぼりとした顔は生まれつきだそうです。

蛙化(蛙化現象)

「蛙化(蛙化現象)」は、「異性のちょっとした言動で恋愛感情が冷めてしまい、むしろ嫌悪感を抱くようになる」という現象を指す言葉。本来は「好意を抱いていた相手が自分に好意があると分かった際に嫌悪感を抱いてしまう」という現象で、現在ミームとして流行っている「蛙化」は“幻滅”に近い使われ方といえるでしょう。

Bling-Bang-Bang-Born(Creepy Nuts)

「Bling-Bang-Bang-Born(ブリン-バン-バン-ボン)」は、Creepy NutsによるTVアニメ『マッシュル-MASHLE-』2期OPテーマ。耳に残るフレーズと、アニメのOPを真似たダンス「BBBBダンス」が動画サイトを中心に流行しています。

2023年に流行ったミーム

ひき肉です!

「ひき肉です!」は、YouTuberグループ「ちょんまげ小僧」のメンバー・ひき肉による勢いよく両手を広げて叫ぶ挨拶。独特な音程と勢いの良さがネットで話題になり、2023年の「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン新語・流行語大賞でノミネートされました。

サカバンバスピス

「サカバンバスピス」は、4億5千年前に生息していた古代魚です。フィンランドのヘルシンキ自然博物館に展示されている復元模型の顔がなんともいえない表情で話題を集めました。2022年に海外の研究者がX(旧Twitter)に画像を投稿し、2023年に日本の化学系ニュースサイトが取り上げたことで人気に火がつきました。

槇原ドリル

「槇原ドリル」は、槇原敬之の楽曲「もう恋なんてしない」を米国の音楽プロデューサーがドリル(ダンスミュージックの一種)調にアレンジしたミーム。TikTokやYouTubeなどで「槇原ドリル」を使用したダンス動画が多く投稿されました。

INTERNET YAMERO

もともとインターネット上で2000年代前半から使われている「インターネットやめろ」というフレーズが元ネタの、ゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』の関連楽曲。特徴的な歌詞と「笑顔で指を上に向ける」「無表情で指を下に向ける」を交互に行うダンスが動画サイトを中心に人気を集めました。

強風オールバック

2023年3月27日に作曲者の「ゆこぴ」によって投稿された楽曲。「外出た瞬間終わったわ」など、強風時の外出をテーマにした特徴的な歌詞と耳に残るメロディーが大きな話題に。同年7月20日には、日清食品「シーフードヌードル」のCM曲として替え歌も公開されました。

スイカゲーム

2021年12月にNintendo Switchなどで発売されたものの、YouTubeでの配信をきっかけに2年の時を経て大流行したゲーム。フルーツを落として同じ種類のフルーツ同士をぶつけて大きくしていくというシンプルながら奥深いゲーム性が人気を博しました。

8番出口(異変)

2023年11月29日に発売された、ループする地下通路の“異変”を見つけ脱出を目指すインディーゲーム。通路に現れる“異変”には驚くようなものや不気味なものも多く、リアクションを収めた実況動画が多く投稿されています。

もう疲れちゃって、全然動けなくてェ…

Nintendo Switchのゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に登場する葉っぱの妖精“コログ”のセリフ。主人公リンクに対して「友人のところまで運んでほしい」とお願いしてくる際の気の抜けた言い回しが人気を集めました。
セリフ全文は、
「ハァ… 困ったなァ
まさか友達と はぐれちゃうなんてェ…
狼煙をあげて待ってくれてるみたいだから
急いで追いつきたいけど
もう疲れちゃって 全然動けなくてェ…」

パモさん構文

Nintendo Switchのゲーム『ポケットモンスター バイオレット/スカーレット』に登場するポケモン「パモ」がバグによって地面を見つめる格好をしているところを、YouTuberがゲーム内のキャラクター・セイジの口調を真似た言葉。
全文は、「Oh! パモさん床の隙間の汚れWatch……カワイイカワイイね」であり、パモのぬいぐるみとともに改変したセリフを投稿する遊びがXを中心に流行りました。

かわちい

「かわいい」の意。舌足らずな音の響きがかわいいという理由で10代〜20代を中心に使われています。

まとめ

日々新たなミームが産まれているため、2023年のミームですら懐かしいと感じる方もいるかもしれませんね。通じ合う仲間同士で使うことで楽しさが増すネットミーム。乗っかる際は注意点に気をつけた上で楽しみましょう。


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※RBB TODAYブロードバンドアワード2023 キャリア部門 エリア別総合(近畿)第1位(2024年2月発表)
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