2024年おすすめの検索エンジン一覧!

何かを調べる際、「まずはインターネットで検索する」という方は多いのではないでしょうか。最近では、Google以外の検索エンジンや「AI」、「SNS」を活用した検索も使われ始めています。
この記事では、6つのおすすめ検索エンジンの紹介と検索エンジン以外の検索方法を紹介します。

ライター:荒井啓仁

検索エンジンのシェア(日本)

現在、日本で主流となっている検索エンジンの上位3位は上からGoogle、Yahoo!、Bingです。そしてシェアの80%はGoogleが占めており、2位のYahoo!とは70%近い差があるなど、依然としてGoogle一強といえるでしょう(以下参照)。

▼日本でのサーチエンジンのシェア率(2023年8月〜2024年8月までのデータ)

  • Google:80.2%
  • Yahoo!:10.18%
  • Bing:8.19%
  • DuckDuckGo:0.39%
  • YANDEX:0.38%
  • CocCoc:0.25%

(参考:Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats)

おすすめの検索エンジン6選!

6のイメージ

1.Google

Google LLCが提供する検索エンジン。全世界でのシェアは90%を超えるなど、他の追随を許しません(2023年8月〜2024年8月)。
2023年以降、生成AIを利用した検索機能「Google Search lab」や「#(ハッシュタグ)」をつけたSNS投稿などを検索できる「ハッシュタグ検索」など、新しい機能も追加されています。

・公式サイト:https://www.google.com
・関連記事:Google Search labsの活用方法は?設定や注意点│CLIP
・関連記事:Google「ハッシュタグ検索」のやり方。SNS検索との使い分けは?│CLIP

2.Bing

「Bing」はMicrosoftによる検索エンジンです。2024年6月には日本でのシェア率14.55%と大きく数字を伸ばしましたが、2024年8月時点でのシェア率は8.19%と落ち着きました。OpenAIによる生成AI「ChatGPT-4」を利用した「Copilot」を2023年12月から搭載。検索欄のすぐ横のタブに「Copilot」タブがあり、検索ワードや質問に対する回答を生成してくれます。「ChatGPT」と違い、参考元のソースURLを正しく記載しているのは大きな違いといえるでしょう。

・公式サイト:https://www.Bing.com/?cc=jp

3.Yahoo!

インターネット黎明期を支えた検索エンジン「Yahoo!」は未だに根強い人気を誇っています。2024年5月から7月の間は「Bing」に逆転されていたものの、8月時点での国内シェアは10.18%と2位に舞い戻りました。Googleと同じ検索アルゴリズムを採用しているものの、表示されるサイトや順番には違いもみられます。また、検索項目に「Yahoo!知恵袋」内での検索が用意されているのも特徴です。。検索エンジンとしても人気ですが、ニュースやショッピング、天気予報などの情報が得られるポータルサイトとしても人気があります。

・公式サイト:https://search.yahoo.co.jp/

4.Brave Search

「Brave Search」は、Webブラウザ「Brave」の開発元Brave Softwareが開発した検索エンジン。検索結果の中立性やユーザーのプライバシー保護を最優先するとうたっており、検索結果に広告やトラッキングが少ないのが特徴です。比較的新しい検索エンジンであるためか、検索結果の表示件数はGoogleやBingなどに比べると少なく感じられます。

・公式サイト:https://search.brave.com/

関連記事:次世代ブラウザーBrave。広告をブロック、暗号資産が手に入る?│CLIP

5.DuckDuckGo

「DuckDuckGo」はプライバシー保護に重きを置いているといわれている検索エンジン。開発・運営はアメリカの「DucckDuckGo」が行っています。日本国内でのシェアは0.39%と2024年8月時点で4位。検索履歴や個人情報の追跡を行わないため、中立な検索結果が得られるとうたっています。スマートフォン版はアプリがありますが、パソコンの場合は既存のブラウザから利用する必要があります。

・公式サイト:https://duckduckgo.com/

6.Startpage

「Brave Search」や「DuckDuckGo」同様、プライバシー保護に力を入れているといわれている検索エンジンが「Startpage」。Googleの検索エンジンを使用しながらも、ユーザーのIPアドレスや個人情報を保存せずに検索が行えます。検索履歴を遡ることすらできないので、共有パソコンでの検索などでも安心の検索エンジンです。

・公式サイト:https://www.startpage.com/

中にはユニークな検索エンジンも……

さまざまな事柄を調べられる検索エンジンですが、中には特定の分野に特化したユニークな検索エンジンも存在します。

WolframAlpha」は専門知識の提供を目的としており、数学から科学、社会、日常生活までユーザーの質問に回答を用意してくれる検索エンジンです。

特定の事柄について議論するフォーラムや掲示板を探したい場合は「BoardReader」がおすすめです。「BoardReader」で検索をすれば、「Yahoo知恵袋」などからキーワードに関する最新のフォーラムを探せます。特定の商品のトラブルや日常の困りごとなどを検索するのに便利な検索エンジンといえるでしょう。

検索エンジンの仕組み

主にGoogleでの検索結果における表示順は、「クローラー」や「インデックス」、「評価やランキング」などが関係しています。「クローラー」とは、インターネットを自動で巡回するプログラムのこと。
クローラーが検索キーワードに関連するサイトを探し、内容を解析してインデックスに登録し、さまざまな指標を基にランク評価することで検索結果に上がるようになります。詳細は明かされていないものの、Webページの品質を評価するガイドラインは公開されているため、参考にすると良いでしょう。

・参考:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加 | Google 検索セントラル ブログ

Safari/Chromeで検索エンジンを切り替える方法

Webブラウザごとに規定の検索エンジンが設定してあるものの「使い慣れた検索エンジンが良い」という方も多いのではないでしょうか? 代表的なWebブラウザ「Google Chrome」と「Safari」での検索エンジン切替方法を紹介します。

Chrome

Chromeの画面

ブラウザ右上の[メニューボタン]から[設定]を開きます。左のメニュー欄の[検索エンジン]で変更可能です。

Safari

Safariの画面

画面上部の[Safari]メニューの[設定]から[検索タブ]を開き、[検索エンジン]から変更可能です。

検索エンジン以外の検索方法は?

近年はインターネットで調べ物をする際にブラウザの検索エンジンを用いる以外にもさまざまな検索方法が利用されています。AIを用いた検索やSNS検索、マップ(地図)検索を紹介します。

AI検索

生成AIの普及により、AIでの検索も広く利用されています。検索結果をサマリー(要約)で表示したり、対話形式で深堀りできたりと工夫次第で検索エンジンとは違う検索結果が得られます。生成AIは「ChatGPT」が有名ですが、事実に基づかない回答(ハルシネーション)が見られるなど情報の正確性に欠けることもあるため注意しましょう。
「ChatGPT」と同じ対話形式の生成AIでは「Perplexity AI」も挙げられます。「Perplexity AI」は、生成される回答にはソースが明確に提示されるのが特徴。「ChatGPT」とは回答内容には若干の違いが見られるものの、登録せずに高度な精製AIを利用できるのも「ChatGPT」との大きな違いです。
検索大手のGoogleも独自の生成AI「Gemini」を2023年末にリリースし、アップデートを重ねています。Googleアカウントがあれば誰でも利用でき、生成される回答はGoogle検索に基づいているとのこと。さらには、YouTube動画(字幕生成済みの動画に限る)の要約など、便利な使い方が多数あります。興味を持たれた方は、以下の関連記事をご確認ください。

・関連記事:ChatGPTとは?AIチャットアプリでできること、注意点
・関連記事:Googleの生成AI「Gemini」とは?料金プランや使い方、活用事例を解説

SNS検索

検索結果に表示される広告への抵抗感やリアルな反応を知ることができる、専門家の意見を探しやすいという理由で、20代〜30代を中心にSNSで検索する人も増えています。文章でのレビューや口コミが探しやすいX(旧Twitter)、画像を検索しやすいInstagramなど、目的に合わせたSNSが検索に使われています。リアルタイムで検索できる点も魅力的なSNSですが、悪質なデマなど、信憑性が低い点は注意が必要です。

マップ(地図)検索

「●●(地名) ラーメン」など、そのときいる場所やこれから向かう地域のスポットを探す場合は、Googleマップなど地図アプリ上で検索することも多いでしょう。「郵便局」「コンビニ」「銀行」などカテゴリーでの検索や、スポットにタグづけをして保存できるのも便利です。

まとめ

インターネットで検索をする際、Googleを代表とするブラウザ上での検索が調べ物の第一歩でしたが、AIやSNSなど従来の検索エンジン以外にもさまざまな方法が登場しています。いかなる検索方法でも、必要な情報を得るためには、結果をう呑みにせず多角的に調べることが大切です。
また快適な検索やWeb閲覧には、安定し高速な回線が不可欠。回線が遅い、通信が不安定という方は回線契約の見直しもおすすめです。


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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • ライター

    荒井啓仁

    映画・アニメ・漫画が大好きで、Web漫画を15年以上ヘビーに毎日読み続ける。俳優として活動中で、演技者の目線からコラムを書く。

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