Google Search labsの活用方法は?設定や注意点

Google Search labとはGoogleによる生成AIを利用した検索機能(2024年1月現在、試験運用中)。ユーザーが検索したキーワードに対し、AIが検索結果を要約し概要を生成してくれる機能です。自動で概要をまとめてくれるだけではなく、会話形式で検索結果の深掘りも可能と、「検索する」という行為が今後大きく変わりそうな機能として注目を集めています。

この記事では、Google Search labsの設定方法と便利な活用事例、注意点を紹介します。

ライター:荒井啓仁

Google Search labsの設定方法

Google Search labsは、Googleの検索エンジン上で設定すれば利用可能です。Googleアカウントをひもづけていずれかの端末で設定しておけば複数の端末でも利用できます。

PCでの設定方法

PCでの設定方法

PCでGoogle Search labsを設定する場合は、ブラウザはGoogle Chromeを利用して行いましょう。(Chromeをダウンロードし、)Chrome上で検索画面を開きます。画面右上のフラスコマークをクリックしましょう。

PCでの設定方法

[SGEを有効にする]にチェックを入れ、[例を見る]をクリックしましょう。検索結果画面の上部に、AIによる要約が表示されれば設定完了です。

スマートフォンでの設定方法

スマートフォンでの設定方法

スマートフォンでGoogle Search labsを設定する際は「GoogleChrome」ではなく[Googleアプリ]が必要です。

Googleアプリを開き、画面左上のフラスコマークをタップ。[SGEを有効にする]にチェックを入れて、[例を見る]をタップします。その後、検索窓で気になることを質問すると、生成AIが最適な回答を表示するようになります。

Google Search labsの機能

Google Search labsは、検索した内容について検索結果に表示されるサイトをもとに概要を要約してくれる機能。試験運用中ということもあり、全ての検索結果で表示されるわけではありません。データの質や信頼性が不足している場合や、危険なトピックについては生成されないように設計されています。

参考:https://static.googleusercontent.com/media/www.google.com/ja//search/howsearchworks/google-about-SGE.pdf

Google Search labsの活用方法

検索するキーワードによって、概要の生成されやすさは変わります。Google Search labsを活用するコツは、検索目的を細かく設定して記載すること。

例えば「梅田周辺で1人で入れるようなバーを探したい」という場合は、「梅田 バー」というキーワードではなく、「梅田 バー 1人」「梅田 1人で入れるようなバー」など、検索するキーワードを工夫すると概要が生成されやすい傾向があります。

2024年1月時点では、利用する範囲は限られていますが、Google Search labsの活用方法を3つまとめました。

1.旅行や地域のお店を調べる

1.旅行や地域のお店を調べる

「〇〇(土地の名前) 旅行」というキーワードは概要が生成されやすいため、旅行を検討している際はGoogle Search labsを活用してみましょう。「予算」や「子供の有無」などの細かいキーワードも入れると、希望に沿った候補も生成してくれます。生成された概要の下には[もっと聞く]という項目があり、質問によっては深掘りも可能です。
具体的な予算や人数を入れた場合、宿泊施設なども紹介してくれますが、予約状況やシーズンによって価格は変わるため信用しすぎないことが大切です。

1.旅行や地域のお店を調べる
▲ あらかじめ表示されていた「京都旅行に行くなら、人が少ない時期はいつですか?」をクリックすると、会話形式で新しく概要を要約してくれます。

2.買い物のヒントに使う

2.買い物のヒントに使う
▲ 品目によってはメーカーの比較を行えることも

Google Search labsでは、「〇〇 選び方」といったキーワードも概要が生成されやすいため、買い物のヒントに利用するのもおすすめです。「炊飯器 選び方」や「電子レンジ 選び方」などで調べれば、選び方の参考にもなるでしょう。検索する項目によっては、メーカーの比較なども生成してくれるケースもあります。

3.簡単な調べ物に使う

3.簡単な調べ物に使う

日常の簡単な調べ物に対してもGoogle Search labsは活用可能。検索したいワードに「とは」と付けると検索結果から概要を要約してくれやすくなります。専門文献などを参照に概要を生成しているわけではないので、あくまで簡易な調べ物での利用を心がけましょう。

Google Search labsの注意点

便利なGoogle Search labsですが、試験運用中であり、人の手を介さないAIによる要約である点には注意しましょう。生成される概要は、あくまで検索結果のいくつかのサイト情報をまとめたもの。生成AI全般の利用と同じように、過信は禁物です。現状は試験期間ということもあり、ざっくりとした概要を調べる程度の利用にとどめるのが良いでしょう。

まとめ

従来の「ググる(Google検索で調べる)」行為が変わる可能性を秘めたGoogle Search labs。とても便利な機能ですが、過信せず注意して利用すると良いでしょう。今後の実装に向けたアップデートにも注目です。2024年1月現在は試験運用中のため、まずは試しに利用してみてはいかがでしょうか?


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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • ライター

    荒井啓仁

    映画・アニメ・漫画が大好きで、Web漫画を15年以上ヘビーに毎日読み続ける。俳優として活動中で、演技者の目線からコラムを書く。

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