パソコンのセキュリティ対策の必要性とは？すぐに始められる対策も  

パソコンのセキュリティ対策はどれくらい意識していますか？　ウイルス感染などのリスクはメールの受信時やWebサイトを開く時など、あらゆるタイミングに潜んでいます。また第三者による不正アクセスも軽視できません。このことを踏まえ今回は、セキュリティ対策の必要性や理想の強度、すでに多くの場面で実装されている３つの認証方法などについて紹介します。

ライター：CLIP編集部

セキュリティ対策の必要性

パソコン利用時は常に何らかのリスクにさらされています。
主なリスクは大きく分けて2つ。1つがウイルス感染・ハッキングによる動作不良や情報の流出で、もう1つは重要なデータにロックかけていない、またはパスワードが見破られてしまったことによる情報漏洩です。このような危険を未然に防ぎ、ネットワーク通信やデジタル機器の使用を安全に行うためにセキュリティ対策は必要です。
個人はもちろんですが、企業においても顧客情報をはじめとした情報資産を守る必要があるため、セキュリティ対策は必ず行いましょう！

目指すセキュリティ基準は？

ウイルス感染やハッキング、パスワードを盗み取ることを目的とした悪質な手口は年々向上しています。そのため、当然セキュリティ対策の強度もそれに応じたものに適宜更新させなければいけません。しかし、新しい手口や技術が生まれるスピードはすさまじく、現状に合わせたセキュリティ強度ではすぐに遅れてしまいます。セキュリティ対策は「少しやりすぎかな」と感じる平均以上を意識して行うのがいいでしょう。

さまざまな認証方法によるセキュリティ対策

不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策として、すでにあらゆる場面で実装されている3種類の認証方法を紹介します。

パスワード認証

デバイスやアプリ、Webサイトなどのログインに幅広く用いられるパスワード認証。基本的にオリジナルのものが作成でき、強度も人それぞれ。強度を上げるためにはパスワードの文字種類（英字の小文字・大文字、数字、記号など）や桁数を増やしたり、可能な限り不規則にしたりすることが有効です。ただし、強度を上げたパスワードは忘れやすくなるので、パスワードを安全に記録させることができるパスワードマネージャーを利用するなどの対策を。
また連鎖的な被害を防ぐため、使いまわしや複数人で同じパスワードの共有はしないようにしましょう。

二段階認証

二段階認証とは、以下の手順でWebサイトなどへログインする認証方法です。

1. パスワードを使ってログオン
2. ショートメッセージやメール、アプリ等で認証キーを受信
3. 受信した認証キーをログイン画面で入力　　　

この認証方法は、一般的なパスワード認証と比較して高いセキュリティ強度が特徴。ただしログインまでの工程が増えるため、ログインに時間がかかるという点や、認証キーを受信する端末が使えない環境では使用できないというデメリットもあります。

バイオメトリクス認証

バイオメトリクス認証とは、指紋や顔などの生体情報を用いて行う認証方法です。すでにスマートフォンなどでは一般化されており、近年ではパソコンへの導入も進められています。なりすましされにくいということに加え、認証作業に時間がかからないというのが大きな特徴。しかし、設定した指や顔に怪我をしている場合などは認証エラーが起こることも。その場合はあらかじめ設定しておいたパスワードを用いてログインするため、このパスワードは忘れないように気を付けましょう。

仮に情報漏洩しても、指紋や虹彩などの身体的特徴は変更できません。この場合は、すぐにバイオメトリクス認証から別の認証方法への切り替えを。

本格的なセキュリティ対策を行うには

セキュリティ対策においてパスワード認証などを正しく用いたり、怪しいサイトにはアクセスしないことを心がけたりすることはとても重要です。しかし、それだけでは十分なセキュリティ対策を行っているとは言えません。まずはウイルス感染やハッキング対策としてFirewallと呼ばれるサイバー攻撃を防ぐ仕組みの搭載や、Windowsアップデートの随時実施、そして重要なデータに第三者が簡単にアクセスできないよう認証の設定・強化を必ず行いましょう。
ここまでは基本的に無料でも行えますが、より強固なセキュリティ対策を施すためには有料のウイルス対策ソフトの導入がおすすめです。

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まとめ

今回はセキュリティ対策について紹介しましたが、どれくらい意識されていましたか？もしあまり意識されていなかった方がいれば、情報漏洩やウイルス感染のリスクが高い可能性があるので、今回の記事を参考にパスワード認証の設定などしっかりと対策していきましょう。