話題のメタバースSNS「Bondee」とは？特徴と始め方

TwitterやInstagram、TikTokをはじめとしたSNSは、お店やイベント情報、ニュースを調べる際にも用いられるようになり、いまでは流行を知るうえで欠かせない情報収集ツールのひとつとなっています。そんなSNS界隈に突如として現れ、現在若者を中心に支持を得ているアプリ「Bondee（ボンディー）」を知っていますか？
今回は「Bondee」がどのようなSNSで、何ができるのかを解説します。

ライター：吉岡勇哉

Bondeeとは

「Bondee（ボンディー）」とはシンガポールに本社を置くMetadream社が開発した、スマホ用メタバースSNSです。2022年12月に配信され、2023年4月現在のGoogle Playからのダウンロード数は世界で500万を突破。
アプリ内で自身のアバターを作り、着せ替えを楽しんだり、そのアバターを介して友だちと会話をしたりできます。ほかのSNSとは異なり、友だち登録できる人数は最大50人。仲の良い人たちのみで構成するクローズド感の強いコミュニティが大きな特徴です。

機能から見るBondeeの魅力

着せ替え自由なアバター機能

Bondeeの最大の特徴はアバター機能があること。このアバターを着せ替えることで自身の姿を映したり、現実の世界ではできないような姿をさせたりして、友だちとコミュニケーションが取れます。

その時の気分を表現できる「ステータス」機能

Bondeeには、いまの気持ちや状況を表現する「ステータス」機能が設けられています。この機能を使えば勉強中や仕事中など、自分の状況をリアルタイムで周囲に共有することが可能。

チャット機能と併用すれば、ほかのSNSやメッセージアプリとは違う、対面しているような生き生きとしたやり取りも行えるでしょう。

友だちと住むこともできる自分の部屋「スペース」

Bondeeでは家具などのインテリアの設置が自由に行える部屋「スペース」が作成できます。この「スペース」は友だち間で自由に行き来でき、不在の場合はメモを残すことも可能。おしゃれな空間を作り、友だちをたくさん招待しましょう！

まだ見ぬアイテムや景色、知らない誰かに出会える「航海」モード

先ほど紹介した「スペース」で使用できるインテリアは、「航海」をすることで獲得できます。「航海」とはその名の通りアバターが船に乗って海を旅するモード。お宝アイテムを発見できるだけでなく、同じように航海する人に出会ったり、メッセージボトルを発見したりすることもできます。

Bondeeの始め方

App StoreやGoogle Playからアプリをダウンロードしたあとは、「登録」をタップして電話番号や名前などの基本情報を登録します。Googleアカウントなどでもログイン可能なので、好きなログイン方法を選択しましょう。

アバターの作成

アカウント登録後、まず行うのがアバターの作成です。
アカウント登録後に表示される以下の画面で「はじめる」をタップすると、アバター作成へと進みます。

アバターは髪型や服装だけでなく、目や口の形なども細かく指定することが可能。「Limited free trial」と記載されているパーツも無料で使用できますが、気づかない間に無料期間が終了してしまう可能性があるので気をつけましょう。

「ステータス」を変更

アバター作成後に移動するホーム画面で「＋ステータス」をタップすれば、いまの自分の状態を表す「ステータス」を共有できます。

「ステータス」は、用意されている「気持ち」などを選択するだけでなく、自由にメッセージを入力したり、24時間限定で写真や動画を表示させたりできます。

自分の「スペース」を作成

「スペース」とよばれる自分の部屋を作成するためには、画面右下のアイコンをタップ。

次に丸で囲んだ画面上部をタップしましょう。

すると以下の画面に切り替わるので、「模様替え」をタップ。

作成画面が表示されれば、数あるインテリアの中から好みのものを選択。選択したインテリアが部屋に表示されるので、それを長押しして好きな位置で指を離し、配置しましょう。

「いちから自分で考えるのは大変」という方は、テンプレートを基に作成すると比較的簡単に作ることができるでしょう。

友だちの追加

ホーム画面右上の「友だちを追加」から、ユーザー一人ひとりに割り当てられたIDや電話番号の検索、QRコードの読み込みをすることで友達の追加ができます。

ほかにもLINEやInstagramで繋がっている友だちをBondeeに招待することで、その友人がアプリを始めれば友だちとして追加することも可能。

友だちやアイテムを探しに「航海」へ

画面上の左から2番目のアイコンを選択し、次の画面で「出航」をタップすれば「航海」に出られます。

「航海」では海に出てきれいな景色を見たり、ファッションアイテムやインテリアを獲得したりすることが可能。

また航海中にメッセージボトルが流れてくれば、それをタップすることでそのメッセージに返信できます。メッセージを確認後、興味がなければ返信せずにそのまま投げ返すこともできるので、見つけたらタップで拾ってみましょう。

ほかのユーザーに出会うことができれば、以下の丸で囲ったアイコンをタップし、こちらが興味を持っていることを伝えましょう。

相手が応じてくれれば一緒に航海することができ、その間はメッセージのやり取りもできます。気の合う相手が見つかれば友だち申請を送りましょう！

「航海」は登録している友だちがいなくても利用できるモードです。またBondeeで友だち以外とコミュニケーションが取れるのは、「航海」しているときのみ。ほかのユーザーと出会い、友だちを作ることもできるので、まずはこの機能から使うとすぐにアプリを楽しめるかもしれません。

まとめ

2023年4月には、東京都渋谷区で「Bondee」の世界観をオフラインで体験する「BUDDIES IN BONDEE」というイベントも開催され、その勢いはいまも続いています。興味のある方は一度「Bondee」に登録してみてはいかがでしょうか。

また、SNSはあっという間に長時間利用してしまう傾向があるので、ギガ数の消費を避けるためにも、自宅ではWi-Fi環境で利用するのがおすすめです。現在、自宅のWi-Fiが遅いなど通信環境に不満がある方は、回線契約やプランの見直しも検討してみてはいかがでしょうか。