鉄筋コンクリート造の住宅でWi-Fiが届きにくい?原因や6つの対処法

主に都市部のマンションなどの集合住宅に多い鉄筋コンクリート造の住宅で、「Wi-Fiが入りにくい」「特定の部屋に届かない」とお困りの方がいるかもしれません。

災害に強く、断熱性や気密性に優れ、防音もしっかりとしている鉄筋コンクリート造の建物ですが、Wi-Fi電波が弱くなることがあります。

この記事では、鉄筋コンクリートでWi-Fiが届きにくい原因と、住宅の材質以外に考えられる原因、そして6つの対処法を紹介します。

ライター:CLIP編集部

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鉄筋コンクリートでWi-Fiが届かない原因は?

鉄筋コンクリートのイメージ

鉄筋コンクリートではWi-Fiが届きにくいのはなぜでしょうか? それは、Wi-Fiの「障害物によって弱まってしまう」性質が関係しています。鉄筋コンクリートは厚さに加えて、コンクリート内部の鉄筋の「静電遮断」という現象によって、Wi-Fi電波が弱くなりやすいのです。

鉄筋コンクリート造のつくり自体が原因ではない場合も

鉄筋コンクリート造だからといって、必ずしもWi-Fiが弱くなることはありません。住んでいる家(部屋)の材質以外にも、Wi-Fiが弱くなる原因は複数考えられます。

・関連記事:Wi-Fiが繋がっているのに遅い!原因と対処法を紹介

同時接続している端末が多い

Wi-Fiの電波が弱い場合、同時に接続している端末が多く、回線を圧迫してる可能性もあります。接続している端末数や、同居する方が接続している端末数も確認するとよいでしょう。通信量の多いゲームや容量の大きいファイルなどのダウンロードを同時に行っていると、Wi-Fiがつながりにくくなる場合があるため、通信している内容の確認も大切です。

Wi-Fiの規格が古い

使用しているルーターや端末の対応しているWi-Fi規格が古い場合も考えられるでしょう。端末自体は最新の規格に対応していても、ルーター自体が古い規格にしか対応していない場合もあるので注意が必要です。

・関連記事:【2025年】Wi-Fi規格(最新情報)を一挙紹介!確認方法も解説

インターネット機器やLANケーブルに問題がある

ONU(光回線終端装置)やルーターなど、インターネット機器に問題がある可能性も考えられます。インターネット機器に不具合は出ていないか、購入したのはいつか、確認を行いましょう。デバイスを含めたインターネット機器すべての再起動で不具合が解消されるケースもあります。故障を疑う前に再起動を試すのもおすすめです。

Wi-Fiルーターからの距離が遠い

1階のルーターに2階から接続している、離れた部屋のWi-Fiに接続しているなど、デバイスとWi-Fiルーターの距離にも要注意。Wi-Fiルーターからデバイスまでの距離が遠い場合も、Wi-Fiがつながりにくくなってしまいます。

使用回線に問題がある

Wi-Fiが弱い・届かないという場合は、契約している回線が利用環境と合っていないなどの可能性も考えられます。利用状況に回線速度が合っているか、契約内容を確認してみるのもおすすめです。

鉄筋コンクリート造の住宅でWi-Fiが届かない場合の6つの対処法

鉄筋コンクリート造の住宅でWi-Fiが届かない場合の6つの対処法

1.周波数帯を変えてみる

接続するWi-Fiの周波数帯を変えることで、Wi-Fiが届くようになるかもしれません。Wi-Fiには主に特性の異なる「2.4Ghz」と「5Ghz」という2つの周波数があります。「2.4Ghz」は障害物に強く遠くまで届きやすいものの、他のデバイスによる電波干渉を受けやすい周波数帯。「5Ghz」は安定している代わりに、壁や床など物理的な障害物に弱いのが特徴です。デバイスで接続している周波数帯を確認し、利用状況に合わせて切り替えてみましょう。

Wi-Fi

・関連記事:Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違いとは。どちらを使えばいい?

2.ルーターの置き場所を変える

Wi-Fiを利用する頻度の高い部屋や、家の中心に置くなど、ルーターの置き場所を変えるのも有効な手段です。また、ルーターを設置する際に「床に直起きしない」「窓の近くに置かない」などの点にも気を使うとよいでしょう。

・関連記事:ルーターの最適な置き場所は?Wi-Fiを繋がりやすくするには

3. 中継機を使う

ルーターの設置場所変更が難しい場合、Wi-Fi中継機を利用するのもおすすめです。中継機は、Wi-Fiルーターからの電波を受信後に再発信することで、距離が離れた部屋でもWi-Fiの電波が届く距離を伸ばすことができます。コンセントに接続するだけで使える製品もあるので、手軽に利用できるのもうれしいポイントです。ただし、通信速度を上げたり接続台数を増やしたりはできない点には注意しましょう。

・関連記事:Wi-Fi中継機の通信距離はどのくらい?概要から選び方、注意点をわかりやすく解説

4.メッシュWi-Fiを使う

「メッシュWi-Fi」とは、中継機同様、Wi-Fiルーターから発せられる電波を受け取り再度発信する通信形態です。中継機と違い、子機が親機(Wi-Fiルーター)と同じ役割を持っているのが特徴。家の中を移動しても、Wi-Fi接続を切り替える必要がなく、同時に接続するデバイスを増やしても快適にインターネットが利用できます。

・参考記事:eoコラム-メッシュWi-Fiとは?中継機との違いやWi-Fiを強くするメリットを初心者向けに解説

5.有線接続に変える

デスクトップPCやゲーム機を使っている場合、有線接続への切り替えもおすすめです。有線接続は、中継機やメッシュWi-Fiよりも費用が抑えられ、通信回線も安定しているのがメリット。Wi-Fiルーターから利用する部屋までLANケーブルを伸ばせる場合は、選択肢に加えてもよいでしょう。

・関連記事:光回線を有線(LANケーブル)で別の部屋へまたがせる方法
・関連記事:2階でゲームを有線接続でプレイしたい。LANケーブルの配線方法は?

6.超高速回線プランへの乗り換え検討も

契約しているプランが利用状況に合っていないという場合も考えられます。そもそもの回線速度に不安がある場合は、超高速回線プランへの乗り換えや回線契約の見直しもおすすめです。

まとめ

防音効果や空調効率から、鉄筋コンクリート造の住宅を選ぶ方も多いかもしれません。快適に暮らすためにぜひ選びたい鉄筋コンクリート造の住宅ですが、Wi-Fi電波が弱まる可能性も。ただし、一概に材質によってWi-Fiが弱まると考えるのは早計で、他にもさまざまな原因が潜んでいます。

もし鉄筋コンクリート造のご自宅でWi-Fiがつながりにくい、通信速度が遅くなる……など、通信のお悩みがある場合は、今回の記事を参考にしてみてください。

また、現在ご利用の回線プランに不満がある場合や、通信するデバイスを多く使っている場合、より高速な通信が必要な場合は、通信速度に余裕がある回線契約プランを選ぶのもおすすめです。

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