デジタルカメラなどで撮影した動画や写真など、パソコンに保存している方は多いのではないでしょうか。常に手元に置いておきたい写真や動画をスマートフォンに送るには、OSごとの組み合わせで送信方法が変わります。
今回は、「Windows/Mac」×「iPhone/Android」4通りの組み合わせ別にパソコンの写真や動画などのデータをスマホに送る方法を紹介します。
ライター:荒井啓仁
パソコンの写真や動画をスマホに送るには?
WindowsPCを使っている場合
Bluetooth対応のパソコンであれば、iPhone・Androidとも無線でペアリングが可能です。パソコン側で[スマートフォン連携]を起動し、ご使用のデバイスを選択、QRコードをスマートフォンの[Windowsにリンク]アプリで読み込めばペアリングが完了。ペアリングすると、通知やメッセージをパソコン上で管理できるようになります。写真や動画を含めたデータはスマートフォンのデータへはPCからアクセス可能ですが、PCのデータをスマホ側へ送付することは[スマートフォン連携]で行えないため注意しましょう。
【Windows×iPhone】WindowsからiPhoneにデータを送る方法
1.Microsoft純正クラウドサービス「OneDrive」を利用する
WindowsからiPhoneに写真や動画を送る場合は、Microsoft製のクラウドサービス「OneDrive」を利用するのがおすすめです。
【パソコン側の操作】
- エクスプローラーを起動し、左側のメニューから青い雲のアイコンをクリック(上図)。
- [ピクチャ]のフォルダに移したい画像や動画をコピーします。
【iPhone側の操作】
- App Storeで「Microsoft OneDrive」をダウンロードし、Windows側と同じMicrosoftアカウントでログインします。
- ピクチャ欄から画像をダウンロードすれば操作完了です。
2.有線接続 +「iTunes」で送る
有線接続の場合は、Appleの音楽管理アプリ「iTunes」経由でも写真や動画を送れます。
- Windows Storeから「iTunes」をダウンロードします。
- iPhoneをWindowsに接続し、[信頼する]もしくは[許可]をタップ。
- WindowsでiTunesを起動し、サイドバー上部に表示されているスマートフォンのアイコンをクリック(上図)。
- 画面左上の[ファイル]の[ファイルをライブラリに追加]から、移動させたい写真やデータを選択。
- ムービーや写真から同期したいファイルを選択し、画面右下の同期をクリック。
iPhone側の設定で[iCloudでの写真共有]設定がオンになっている場合、「iTunes」経由で写真をiPhoneに送ることができないので注意しましょう。
【Windows×Android】WindowsからAndroidにデータを送る方法
1.「Quick Share」を使う
使用しているパソコンがBluetoothに対応している場合、「Quick Share」機能を使うことで、近距離のAndroidスマートフォン(Android 13 以降)の間で、画像や動画を共有できます。(※Android側もBluetoothをONにしておく必要があります)
【パソコン側の操作】
- パソコン側でGoogle公式サイトから「Quick Share for Windows」をダウンロードし、インストールする。
- パソコンでスマートフォンに送りたい写真や動画を選び、「Quick Share」のウィンドウにドラッグ&ドロップ。
- ファイルを共有するデバイスを選択し、[共有]をクリックする。
【Android側の操作】
パソコンからデータ受信されたタイミングで、「承認」「拒否」の選択肢が表示。
「承認」を押すと受信されます。(「拒否」を押さない限り受信される場合もあります)。なお「開く」を選択したら受信データを確認できます。
・参考:Quick Share 公式
2.有線接続でデータをスマホに送る
パソコンにスマートフォンを有線接続すると、Android側に[この端末をUSBで充電中]という通知が表示されるのでタップしましょう。
[USBの使用]の下にある[ファイル転送]を選択すれば準備完了です。
- パソコン側でファイル転送ウィンドウが開くので、自身のスマートフォンを一覧から探します。
- 自身のスマートフォンを選択したら、パソコンからスマートフォンにファイルをコピーします。
Macを使っている場合
【Mac×iPhone】MacからiPhoneにデータを送る方法
MacからiPhoneに写真や動画などのデータを送る場合は、AirDrop機能がおすすめです。パソコン側から送りたい写真を選択し、メニューから[共有]をクリック。共有方法の一覧から[AirDrop]を選び、自身のiPhoneを選択するだけで簡単に送信可能です。
容量の大きいデータを送信したい場合は、「iCloud Drive」や有線接続で送信するとよいでしょう。
【Mac×Android】MacからAndroidにデータを送る方法
MacからAndoroidにデータを送る場合、サードパーティ製のアプリや外部ストレージ、クラウドサービスを利用してデータを送る必要があります。
クラウドサービスを利用する
クラウドサービスを利用すれば、OSごとの組み合わせを気にせず、容量の大きいデータでも簡単に写真や動画を送れます。デバイスを問わずアクセス可能で、面倒な操作も必要ないため、パソコン操作に慣れていない方にもおすすめです。
・関連記事:クラウドとは?代表例や活用法をわかりやすく解説
Googleドライブ
Googleが提供するクラウドサービスが「Googleドライブ」。Googleアカウントがあれば誰でも無料で15GBまで利用できます。アプリをダウンロードしなくても、Webブラウザからも利用できるため、操作も簡単です。
iCloud
「iCloud」は、Apple製品同士の連携に便利なクラウドサービスです。AppleIDがあれば、WindowsPCでもアプリやWebブラウザ経由でアクセス可能です。無料で使える容量は5GBですが、写真や動画のみの保存であれば十分でしょう。
OneDrive
Microsoftアカウントがあれば利用できるクラウドサービスが「OneDrive」。iPhoneなどのiOSパソコン内のファイルを自動でクラウドストレージにアップロードしてくれる機能も搭載しています。無料で使える容量はiCloudと同じ5GBまで。
まとめ
パソコンに保存した写真や動画。スマートフォンにデータ送信する際は、OSごとの組み合わせによって送信方法が変わります。手間をかけたくないという場合は、無料で使えるクラウドサービスを活用するのも1つの手段です。
写真や動画をクラウドサービス経由でスマートフォンに送る場合、高速かつ安定した回線でないと、時間がかかってしまう可能性も考えられます。お使いの回線に不安がある場合は、回線契約の見直しを検討してみてはいかがでしょうか?
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