Youtubeショートとは?投稿しやすさで若者世代に人気

Youtubeに短い動画を中心としたサービス「Youtubeショート」が追加されたのはご存知でしょうか?
2021年7月13日時点で1日あたりの再生回数が全世界で65億回を超えるなど、早くも人気を集めています。
Youtubeショートは短い動画を次々に再生できる気軽さが魅力ですが、お子さんがいるご家庭での利用にはいくつか注意が必要です。
この記事ではYoutubeショートが若者世代を中心に人気の理由と、ご家庭で利用する際の注意点を紹介します。

ライター:荒井啓仁

Youtubeショートとは。Youtubeのショートビデオプラットフォーム

Youtubeショートは『TikTok』のYoutube版ともいえるショートビデオプラットフォームサービス。
2020年、インドでのテストを皮切りに2021年3月にはアメリカ、同年7月13日から日本を含む世界100カ国でサービスが始まりました。

通常のYoutubeとの違いは、動画の短さと手軽さ。
Youtubeショートの動画は15秒〜60秒と短く、視聴者は再生が終わるか、気に入らなければ縦方向にスワイプするだけで動画を次々と視聴できます。
アプリであれば画面下部の「ショート」ボタンから、ブラウザの場合は 「#Shorts」と検索すれば視聴可能です。

ショートビデオプラットフォームとは?

ショートビデオプラットフォームとは、短い動画を投稿・視聴できるアプリやWebサイトを指します。
YoutubeやVimeoなど従来の動画投稿サイトは「4:3」や「16:9 」といった、主にパソコンに合わせた横長の動画が多いですが、ショートビデオプラットフォームではスマートフォンの画面に合わせた縦長の動画が主流です。
ショートビデオプラットフォームでは、ダンサーやパフォーマーの動画など、短い時間でインパクトを与える動画が人気の傾向にあります。

2020年のインド・アメリカでの『TikTok』を含む中国系アプリの利用禁止を受け、画像投稿SNSの『Instagram』や『Snapchat』もショートビデオ投稿機能を追加。大手IT企業のショートビデオへの注目度が高まっています。

注目度が高まっています

Youtubeショートはなぜ人気?スマホからの投稿しやすさ

ショートビデオの投稿数は5,100万回以上(2021年8月時点)、1日あたりの再生数が65億回(2021年7月21日)を記録するなど、大きく人気を集めるYoutubeショート。

別のアプリを使用することなくYoutubeアプリからショートビデオが視聴できるのも若年層に人気のポイント。
もう一つ、投稿の敷居が低いことも人気の理由に挙げられるでしょう。
Youtubeショートはスマートフォンで撮影した動画をアプリでそのまま編集できるため、動画編集の知識が少なくても投稿可能。
有名Youtuberのように作り込んだ動画ではなく、アイデア勝負で誰でも“バズ”って有名人になれる可能性があるのです。

Youtubeもクリエイター支援に注力

従来のYoutubeの収益化には、チャンネル登録者数・合計再生時間・総再生回数などいくつかのハードルがあり、動画投稿で収益を上げるのは簡単ではありませんでした。
Youtubeはショート動画投稿者を支援する1億ドル(約109億円)規模のファンド「Youtube Shorts Fund」を設立。
毎月のエンゲージメント(視聴回数・高評価・低評価など)を元に、数千人の投稿者に報酬を提供しています。

Youtubeショートで広告収益は得られる?

2021年8月現在、Youtubeショートに広告を乗せることはできません。
Youtubeショートでチャンネル登録者数を増やし、通常の動画投稿で収益化を図ることは可能ですがYoutubeショートで得られる収益は、選ばれた投稿者に与えられる報酬のみです。

安全な利用のために必要な設定・注意点

Youtubeショートには膨大な数の動画が投稿されており、通常の視聴とは違い動画が次々と再生されてしまうため、有害なコンテンツがいきなり表示されてしまうリスクがあります。
この項では子供が安全に利用するための設定を紹介します。

子供用のGoogleアカウントを作成してYouTubeショートを安全に使う

子供用アカウント画面

自身のアカウントでログインし、お子さんにYoutubeを見せている保護者の方は多いのではないでしょうか?
より安全にYoutubeを利用するには、子供用のアカウントを作成・管理する方法がおすすめです。デバイスの使用状況や利用時間・コンテンツの制限などを「Googleファミリーリンク」を使って行えます。

Googleファミリーリンク

まずは子供用のGoogleアカウントを作成します。
登録者の生年月日を13歳未満に設定すると、保護者の認証が必要になります。

画面に従い保護者のアカウントでログインし認証を行うと、子供用のアカウントが作成できます。

メンバー画面

アカウント作成が完了したら、Google for Families に保護者のアカウントでログインしましょう。
「Googleのファミリーリンク設定」より、設定したいアカウントを選択。
「Youtubeの設定」を開き、コンテンツ設定の選択を選べば設定完了です。

お子様用コンテンツ設定

安全に利用するためには

Youtubeショートは気軽に視聴できるだけではなく、投稿も簡単にできてしまうのが特徴。
簡単さゆえに、友人同士のSNSやメッセージアプリ感覚で動画を投稿してしまいトラブルに発展する可能性もあります。
ファミリーリンク設定で子供のアカウントを管理すれば、動画の投稿を制限することができます。
お子さん自身にアカウントの管理を任せている場合は、YouTubeショートに限らずインターネット全般の利用についてご家庭でよく話し合うことが大切です。

・関連記事:【前編】子供にスマホを持たせる前にできること……セキュリティ会社に聞いてみた

まとめ

Youtubeが提供するショートビデオプラットフォーム「Youtubeショート」。
気軽に視聴・投稿できる新しい動画投稿の場として世界中で人気を集めています。
普段お使いのYoutubeから簡単に視聴できるため、まずは一回「ショート」ボタンからアクセスしてみてはいかがでしょうか?


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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • ライター

    荒井啓仁

    映画・アニメ・漫画が大好きで、Web漫画を15年以上ヘビーに毎日読み続ける。俳優として活動中で、演技者の目線からコラムを書く。

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