Windowsキーとは、Windowsのロゴマークである「窓」がデザインされた特殊キーのことです。Windowsキーと任意のキーを組み合わせたショートカットを活用すると、作業効率の向上効果が期待できます。
本記事では、Windowsキーの成り立ちを解説するとともに、仕事や趣味でパソコンを使うなら、ぜひとも覚えておきたいショートカットを紹介します。便利なショートカットを覚えて、作業効率をアップさせましょう。
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Windowsキーとは

Windowsのロゴマークが描かれたWindowsキーは、Windows 95の時代に登場しました。以降、Windows用のキーボードではおなじみの存在となっています。キーボードの機種によってはWindowsキーが搭載されていないものもありますが、一度は目にしたことがある方が多いでしょう。
Windowsキーは、左下にある[Ctrl]キーまたは[Fn]キーと[Alt]キーの間に配置されている場合が一般的です。
Windowsキー単体での機能は、[スタート]メニューの表示・非表示という非常にシンプルなものです。しかし、ほかのさまざまなキーと組み合わせることで、多彩な機能を持つショートカットキーとして活用できます。
覚えておきたいWindowsキーのショートカット7選
Windowsキーを用いたショートカットキーには、便利なものが数多くあります。
今回は、なかでも特に覚えておきたい7つのショートカットキーを紹介します。
[Windows]+[D]:デスクトップ表示
デスクトップ画面を瞬時に表示できるショートカットキーです。
開いているウインドウを一気に最小化し、デスクトップ画面を表示します。ウインドウをたくさん開いている場合もすべて最小化できるため、一時的に席を離れる際、作業画面を隠したい場合などに便利です。そのままの状態から再度[Windows]と[D]を押すと、元のウインドウが一気に復元され、作業にスムーズに戻ることができます。
[Windows]+[E]:エクスプローラー起動
エクスプローラー(フォルダーウインドウ)を起動するショートカットキーです。ダウンロードファイルやドキュメントなど、さまざまなフォルダにスムーズにアクセスできます。
なお、標準ではWindows 10の場合は「クイックアクセス」、Windows 11の場合は「ホーム」がはじめに表示されます。
[Windows]+[L]:ロック画面表示
ロック画面(ログイン画面)を表示できるショートカットキーです。
画面を素早くロックできるため、作業中に一時的に離席する際などに活用できます。人が多い場所でパソコン作業をする機会が多い方は、ぜひ覚えておきましょう。
[Windows]+[M]:すべてのウインドウの最小化
開いているすべてのウインドウを最小化し、デスクトップだけを表示するショートカットキーです。[Windows]+[D]とほぼ同じ挙動ですが、[Windows]+[M]の場合、「保存しますか?」といった応答待ちのウインドウは最小化されないまま残ります。
[Windows]+[Shift]+[M]を押すと、ウインドウが元通りになります。
[Windows]+[Tab]:タスクビューの表示
タスク バー上にある、起動中のアプリケーションが一覧表示されるショートカットキーです。ExcelやWordなど複数のアプリケーションを開いている場合に、目当てのアプリケーションを素早く選択できます。
アプリケーションの切り替えには[Alt]+[Tab]キーのショートカットキーを用いるのが一般的ですが、[Windows]+[Tab]には以下のようなメリットがあります。
- キーから手を離してもタスクビューが表示される
- マウスでウインドウを選べる
- サムネイルの右クリックメニューが使える
- アプリケーションの利用履歴をさかのぼって確認できる(Windows 10の場合)
- 仮想デスクトップの切り替えや作成ができる など
[Windows]+[↑]または [↓]:ウインドウの最大化・最小化
Windowsキーと[ ↑ ]キーを組み合わせると、ウインドウを最大化表示にできます。反対に、Windowsキーと[ ↓ ]を押すと、最大化されたウインドウを元のサイズに戻すことが可能です。また、ウインドウが最大化されていない状態で[Windows ]+[ ↓ ]を押すと、ウインドウを最小化してタスクバーに収納できます。
なお、Windowsキーと[ ← ]または[ → ]キーを押すと、ウインドウをデスクトップ画面の左右半分に分割表示できます。
[Windows]+[V]:クリップボードの履歴から貼り付け
クリップボードの履歴から、テキストや画像を貼り付けられるショートカットキーです。
クリップボードからの貼り付けといえば[Crtl]+[V]が有名ですが、その場合は直前にコピーした内容しか貼り付けることができません。
一方、[Windows] + [V]はクリップボードの履歴を利用できるので、過去にコピーした履歴の一覧からテキストや画像を選択することも可能です。挨拶文や署名などの定型文をピン留めすることもできるので、ビジネスシーンでも便利に活用できるでしょう。
なお、[Windows] + [V]を利用する場合は、Windowsの設定画面より[システム]>[クリップボード]>[クリップボードの履歴]をオンにする必要があります。
作業効率UPの応用編ショートカット

ここからは、作業の効率化につながるWindowsキーのショートカットキーをご紹介します。
上手に活用すれば、パソコン作業の効率を大幅にアップできるでしょう。
[Windows]+[R]:ファイル名を指定して実行
「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスが開くショートカットキーです。
テキストボックス内にコマンドを入力すると、目当てのプログラムを素早く開くことができます。例えば、「winword」と入力すればWord、「calc」と入力すれば電卓が起動します。
[Windows]+[Ctrl]+[D]:仮想デスクトップを追加
仮想デスクトップを追加するショートカットキーです。1つのディスプレイで、複数のデスクトップを利用できます。作業の内容ごとにデスクトップを使い分けることで、作業の効率化を図れるでしょう。
[Windows]+[Ctrl]+[←]または[→]を使えば、仮想デスクトップの切り替えもスムーズにできます。[Windows]+[Ctrl]+[F4]を押せば、仮想デスクトップを閉じることが可能です。
関連記事:Windows11の仮想デスクトップの使い方。メリットとデメリット
関連記事:Windows10デスクトップ表示のショートカット。PCアイコン表示&仮想デスクトップ機能も紹介!
Windows 11で更新されたおすすめショートカット

Windowsが更新されると、ショートカットキーが追加されたり、既存のショートカットキーに新しい機能が付与されたりする場合があります。
最後は、Windows 11で更新されたおすすめショートカットキーをご紹介しましょう。
[Windows]+[A]:クイック設定を開く
クイック設定を開くショートカットキーです。
クイック設定とは、タスクトレイの右側に表示される、音量やネットワークなどの設定用のウインドウのこと。BluetoothやWi-Fiのオン・オフの切り替え、音量の調整などがスムーズにできます。
[Windows]+[N]:通知センターを開く
通知センターを開くショートカットキーです。通知センターとは、アプリケーションなどのさまざまなお知らせを一覧表示する機能のこと。
通知センターが開くと同時にカレンダーも開くため、日付を確認したいときなどにおすすめです。
[Windows]+[W]:ウィジェットを開く
ウィジェットを開くショートカットキーです。ウィジェットとは、ニュースや天気などの情報がまとめて表示される機能のこと。
表示項目は追加・削除ができ、サイズや位置などを動かしてカスタマイズできます。また、ウェブ検索も可能です。
[Windows]+[Z]:ウインドウの整理
Windows 11の新機能である「スナップレイアウト」を開くショートカットキーです。レイアウトを選択して、ウインドウを美しく整列させられます。
左右の2画面、上下左右の4画面、左中右の3画面など、ウインドウを使いやすく配置することが可能です。
まとめ

Windowsキーとそのほかのキーを組み合わせると、作業効率アップにつながる便利なショートカットキーとなります。
Windows 11でも新しいショートカットキーが誕生しているので、ぜひ活用してみてください。
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