パソコンの停電対策におすすめの方法6選

自然災害や不意の事故などで起こりうる停電。停電が原因で、意図せずパソコンがシャットダウンすると、作業中のデータが失われてしまう可能性があるだけではなく、本体が故障してしまうリスクもあります。

この記事では、パソコンの停電対策におすすめの6つの方法と停電がおよぼすパソコンへの影響を紹介します。

ライター:CLIP編集部

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パソコンに停電対策は必要?

突然の停電による電子機器への影響を「ただ電源が落ちるだけ」と思っている方は要注意。パソコンなどの電子機器は正しい手順で電源を落とさないと、パソコンに異常が発生する可能性があります。パソコンでデータを書き込んでいる最中に予期せぬ強制終了が発生した場合、HDDやSSDなどの記憶領域にダメージがおよぶことも。場合によっては、パソコンの立ち上げに必要な領域に問題を引き起こし、パソコンが起動しなくなる可能性も考えられます。データ保存せずに作業を進めていた場合は、作業時間も無駄になってしまうため、停電への備えは怠らないのが無難です。
ノートパソコンの場合は、本体にバッテリーが内蔵されているため、停電の影響を受けにくいですが、特にデスクトップパソコンの場合は要注意です。

パソコンの停電対策6選!

パソコンの停電対策6選!

急な停電からパソコンやデータを守るための対策を6つ紹介します。

1.データ保存は小まめに!自動保存機能の活用も◯

画像編集や動画編集などを行う方は、手動でデータを小まめに保存するクセを付けるのがおすすめ。「画像編集の作業中は5分ごとに保存ボタンを押す」「各工程ごとにバックアップを取っておく」など、ルール付けをすれば作業ルーティンに難なく組み込めます。アプリによっては一定時間ごとの保存やバックアップ作成を自動で行ってくれる機能もあるため、設定を確認すると良いでしょう。ただし、想定外のトラブルもあり得るので過信しすぎず、自身で小まめな保存を心がけるのが大切です。

2.定期的にバックアップをとる

作業単位ではなく、パソコン自体のバックアップを定期的に取るのも、停電に備える手段です。Windowsなら「システムの復元」と「Windowsバックアップ」、Macなら「TimeMachine」など、OSごとにバックアップ機能が用意されています。「Windowsバックアップ」も「TimeMachine」も、バックアップするためには、別の外付けデバイスを用意しないと設定できないので注意しましょう。業務で利用するデータなど、重要性の高いものは外付けデバイスとは別にクラウドにバックアップを取るのも1つの手段です。

システムの復元のやり方

「システムの復元」は、パソコンに問題が発生した場合にPCに保存した設定内容を特定の日時まで巻き戻す機能です。「システムの復元」では、消してしまった写真などのファイルは復元できないため「Windowsバックアップ」と併用するとよいでしょう。

「システムの復元」の方法は以下のとおりです。

  1. スタートメニューを右クリックし、[システム]を開く
  2. [システム>バージョン情報]が開かれるので画面をスクロールし、[関連リンク]内の[システムの保護]を選択
  3. 開いたメニューが[システムの保護]タブを開いていることを確認し、[システムの復元]を選択
  4. [システムファイルと設定の復元]が表示されるので[次へ]をクリックします
  5. 復元ポイントを選択し、[次へ]進みます
  6. 復元ポイントの確認をし、[完了]をクリックすると最終確認が表示されるので[はい]を押せば、復元が開始されます

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3.無停電電源装置(UPS)を導入する

無停電電源装置(UPS)とは、予期せぬ停電などの際に接続した機器に一定時間電力を送り続ける装置のこと。絶対に破損してはいけないデータを扱う場合やサーバーを運用している場合などは、無停電電源装置(UPS)の導入を視野に入れると良いでしょう。幅広い価格帯の商品が販売されていますが、電源を供給できる時間は機器によって違います。バッテリーの寿命も平均して1〜2年程度と、頻繁にバッテリーを買い替える必要がある点には注意しましょう。

4.ノートパソコンを活用する

本体にバッテリーを内蔵しているノートパソコンなら、突然の停電でもデータの破損や故障の心配が少なくなります。ふだんはデスクトップパソコンを使いつつ、停電が予想できる場合にはノートパソコンに切り替えるなど、ノートパソコンとの併用もおすすめです。

5.モバイルルーターやポータブル電源の準備

万が一の災害時や電力供給不足の場合、停電がすぐに復旧しない可能性も考えられるでしょう。停電状態が長引いてしまうケースも想定し、モバイルルーターやテザリング設定、ポータブル電源の準備を検討するのもおすすめです。

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6.停電が予想される状況ではパソコンの電源を落とす

豪雨や落雷、計画停電など、停電が予想される場合はあらかじめパソコンの電源を落とすのも対策の1つです。停電からの復旧時は、一時的に強い電流が流れる可能性もあるので、コンセントから抜いておくと良いでしょう。

まとめ

さまざまな要因で発生してしまう停電。パソコン内部のデータを守るため、日頃からしっかりと対策を立てておきましょう。対策とともに、停電時の対応をシミュレーションしておくのも大切です。


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