パソコン購入後にやること15選! 優先度順でわかりやすく解説

新しいパソコンの購入は心が踊るもの。パソコンをより安全に、より便利に利用するためには、インターネット接続設定などの初期設定とあわせて、購入後にいくつかの設定を行うと良いでしょう。
この記事ではパソコン購入後にやることを、優先度順で15個紹介します。

【優先度:高】パソコン購入後にすぐ行いたい設定6選

インターネット接続やWindows Updateの確認など、パソコンを購入後すぐに行いたい設定を6つ紹介します。

1.インターネットに接続

購入した新しいパソコンが届いたら、まずインターネットへ接続しましょう。Wi-Fiルーターの設定が完了していれば、有線接続ならLANケーブルをつなぐだけでインターネットに接続できます。Wi-Fiで接続する場合は、設置しているWi-FiルーターのSSIDに接続し、パスワードを入力しましょう。

2.Windows Updateを確認

インターネットに接続したら、搭載しているWindowsが最新バージョンか確認しましょう。「Windowsキー」と「I」を同時に押し、[設定]から[Windows Update]に進みます。
画像の①に[最新の状態ではありません]と表示されている場合は、Windowsのアップデートを行いましょう。画像②の[更新プログラムのチェック]ボタンをクリックすればプログラムの更新が始まります。Windowsをアップデートしている間は、インターネットの接続が切れないよう注意しましょう。①部分が[最新の状態です]となっていれば、更新完了です。

Windows Updateを確認

関連記事:Windowsアップデートとは?手動での実行方法や注意点

3.Microsoftアカウントの作成・ログイン

Microsoftアカウントへのログインも行っておきましょう。Microsoftアカウントを持っていない場合は、アカウントの作成が必要です。
account.microsoft.comにアクセスし、[サインイン]から[作成]をクリック、画面の指示に従いアカウントを作成します。メールアドレスが無い場合は[新しいメールアドレスを取得]をクリックすれば、Outlookのメールアドレスを取得してから、Microsoftアカウントの作成ができます。

Microsoftアカウントの作成・ログイン

4.バックアップ設定

データが破損してもすぐに復旧できるように、バックアップ設定も行っておくと良いでしょう。Windowsでバックアップを設定するには、OneDrive以外にも外部ストレージを利用したバックアップも可能です。

関連記事:パソコン·スマホにおすすめのバックアップ方法とは?

OneDriveでバックアップを作成する方法

画面下のタスクバーにある検索欄に「Windows バックアップ」と入力し、アプリを開きます。バックアップ設定したい項目を選択してONにし、[バックアップ]ボタンをクリックすれば、今後はOneDrive上に自動的にバックアップが作成されます。

OneDriveでバックアップを作成する方法

外付けHDDなど外部ストレージにバックアップを作成する方法

画面下のタスクバーの検索欄に「コントロールパネル」と入力し[コントロールパネル]を開きます。[バックアップと復元(Windows7)]を開き、[バックアップの設定]へ進みましょう。接続した外部ストレージを選択し、画面に指示に従い、バックアップする範囲とユーザーを決定します。

外付けHDDなど外部ストレージにバックアップを作成する方法

5.リカバリーディスクの作成

リカバリーディスクとは、Windows起動のために必要なソフトウェアを外部に移したもののこと。HDDが故障した際など、Windowsが起動しない場合に復旧作業を行うために必要になります。バックアップと同様に、購入した後に行っておけば、設定し忘れることも無いでしょう。
画面下の検索欄に「コントロールパネル」と入力し[コントロールパネル]を開きます。[システムとセキュリティ]から[セキュリティとメンテナンス]に進み画面下にある[回復]を開き、[回復ドライブの作成]をクリック。[システム ファイルを回復ドライブにバックアップします]にチェックを入れ、[次へ]を押せばリカバリーディスクの作成ができます。
リカバリーディスクを作成する場合、32GB以上空きのあるUSBメモリが必要になるため、用意しておきましょう。リカバリーディスクとして利用する場合、内部のデータは全て削除されてしまうため注意が必要です。

リカバリーディスクの作成

6.セキュリティソフトの導入

インターネットに接続すると、悪意あるコンピューターウイルスやマルウェアと接触する可能性があります。多種多様なセキュリティソフトが販売されているため、買い切りか月額か、守れる範囲、動作の軽さなど、ご自身の利用環境に合ったものを選ぶことが大切です。

【優先度:中】次に行いたい設定3選

次に、優先度中として必要に応じて設定しておきたい項目を3つ紹介します。

7.Officeソフトを設定

表計算ソフトの「Microsoft Excel」や文章作成ソフトの「Windows Word」 などの便利なオフィスソフト。利用している機種によっては、Office(Microsoft 365)ソフトがあらかじめインストールされている場合もあります。購入したパソコンにOffice(Microsoft 365)ソフトが入っているか確認する際は、画面下のタスクバーにある検索窓から「Office」と検索します。インストールされていない場合は、[Microsoft Store]から[Microsoft 365]をダウンロードしましょう。

Officeソフトを設定

8.メーラーの設定

各種サービスへのログインやアカウント設定のためには、メールを送受信できる状態である必要があります。GmailなどのWebメールを主に利用していない場合は、メーラーの設定が必要です。

Windows標準のメーラー、Microsoft Outlookなら無料かつMicrosoftアカウントとの紐づけも可能です。
メールアドレスが無い場合も、Outlookでメールアカウントを作成できます。

メーラーの設定

関連記事:メーラーとは?おすすめの無料ソフト4選&選び方
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9.高速スタートアップを無効にする

「高速スタートアップ」とは、パソコンの起動を速くするための機能。Windowsでは標準でオンに設定されている項目ですが、正常に起動できなくなる可能性もあるため、無効にしたほうが良い設定です。
[コントロールパネル]を開き、[ハードウェアとサウンド]をクリック。[電源オプション]から[電源ボタンの動作を選択する]に進みます。[シャットダウン設定]にある[高速スタートアップを有効にする]のチェックを外せば設定完了です。項目がグレーになっていてクリックできない場合は、[現在利用可能ではない設定を変更します]をクリックしましょう。

高速スタートアップを無効にする

【優先度:低】必要があれば設定したい項目6選

優先度は高くないですが、ご自身の利用状況に合わせて必要があれば設定したい項目を6つ紹介します。

10.必要なアプリのダウンロードとインストール

購入後のPCには、ほとんどアプリ(ソフト)が入っていません。Webブラウザやメーラー、仕事で使うアプリなど、必要なアプリは[Microsoft Store]から検索し、ダウンロードしましょう。

11.モニターのリフレッシュレートを調整

高精細なゲームや映像を楽しむためにパソコンを購入した場合、リフレッシュレートの調整も忘れずに。デスクトップ画面の何もない場所を右クリックし、[ディスプレイ設定]から[ディスプレイの詳細設定]へ進み、[リフレッシュレートの選択]で、適切なリフレッシュレートを設定しましょう。

モニターのリフレッシュレートを調整

12.電源とスリープ設定

自動オフ設定などの、省電力設定も好みによって設定しましょう。[コントロールパネル]から[ハードウェアとサウンド]に進み、[電源オプション]を開きます。[バランス]や[省電力]など、好みにあった設定を選びましょう。[プラン設定の変更]を開けば、細かい設定も可能です。

電源とスリープ設定

13.パフォーマンスを上げるため視覚効果をオフに

できる限りパソコンのパフォーマンスを上げたい場合は、視覚効果設定をオフにしましょう。
[設定]から[システム]、[システムの詳細設定]に進みましょう。[パフォーマンス]欄の[設定]から、視覚効果の設定が変更可能です。[パフォーマンスを優先する]にチェックを入れれば、視覚効果を全てオフにできます。

パフォーマンスを上げるため視覚効果をオフに

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14.既定のブラウザを変更したい場合

既定ブラウザとは、リンクなどを開いた際に自動で起動されるWebブラウザのこと。Windowsの場合は、Microsoft Edgeが既定ブラウザとして初期設定されています。使い慣れたWebブラウザを既定ブラウザにしたい場合は設定を変更しましょう。
[設定]から、[アプリ]を選択。[既定のアプリ]をクリックすると、インストール済みのアプリが表示されます。既定にしたいWebブラウザを選択し、「〇〇を既定ブラウザーに設定する」の横にある[既定値に設定]をクリックすれば設定完了です。

既定のブラウザを変更したい場合

15.アプリのピン留め

よく使うアプリは、”ピン止め”することで画面下のタスクバーに常に表示しておくことが可能です。タスクバーに表示される起動中のアプリアイコンを右クリックし、[タスク バーにピン留めする]を選択するだけ。起動していないアプリをピン留めしたい場合は、[スタート]から[全てのアプリ]を表示し、ピン留めしたいアプリを右クリックし、[タスク バーにピン留めする]をクリックしましょう。

アプリのピン留め

まとめ

新しく購入したパソコンが届いたらやることが多く、どこから手をつけたら良いのか分からない方も多いでしょう。パソコンを快適・安全に利用するためには、優先度順に設定を行い、ご自身が使いやすいようにカスタマイズしていくことが大切です。インターネットを利用する中で、読み込みが遅い・動作が重い場合は、通信回線に問題がある可能性も考えられます。もし現在、通信回線に不安がある場合は、新規パソコン購入の機会などと合わせて回線契約の見直しを検討してみるのもおすすめです。


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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • ライター

    荒井啓仁

    映画・アニメ・漫画が大好きで、Web漫画を15年以上ヘビーに毎日読み続ける。俳優として活動中で、演技者の目線からコラムを書く。

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