次にくるSNSは配信+音声!日本発の音声配信アプリ「stand.fm」に注目!

Twitter、Facebook、Instagram、TikTokなどのSNSはテキスト・写真・動画などで交流を生み出し、人々のコミュニケーションを変えてきました。2021年は「音声SNS元年」とも一部ではいわれ、シリコンバレー発の招待制音声SNS「Clubhouse」は1月下旬には日本でも人気が急上昇。Twitterは2020年から音声チャット機能「Spaces」をテスト。日本でも、いわゆる「ながら聴き」でコロナ禍におけるリモートワーク中や睡眠のお供として音声SNSや音声サービスは流行が予想されています。今回は日本発の音声配信アプリ「stand.fm」の魅力をご紹介します。

ライター:CLIP編集部

Podcastをはじめ近年の音声配信サービスの興隆と関心の高まり

インターネットを利用した音声配信アプリやサービスは今回紹介する「stand.fm」以外にも「Spoon」や「RadioTalk」など存在し、人気を集めています。それ以前からある、ネットでの音声配信システムには、2005年頃に誕生した「Podcast(ポッドキャスト)」があります。近年は発端たるApplePodcastだけでなく、Spotify、GooglePodcastなどpodcast配信プラットフォームが増えてきました。2014年「This American Life」のクリエイターによる犯罪調査Podcast「Serial」などにより、アメリカを中心に2010年代にpodcastが再ブレイク。アメリカの月間Podcastリスナー数は全人口の26%にあたる約7,300万人(Edison Research)。生活に馴染んだコンテンツになり、広告市場やブランド接点、表現の場として注目されています。日本でも近年Podcastの人気は上昇しており、コロナ禍でのリモートワークにより話題に挙がることが多くなりました。2019年からは優良なPodcast番組を表彰する「JAPAN PODCAST AWARDS」も開かれています。

なぜいま音声コンテンツは注目されているのでしょうか。
ふだんからラジオを聴いている方なら想像しやすいと思いますが、声によるコミュニケーションは文章より人柄や感情・熱量などが伝わりやすいもの。
音声は移動中や作業中のスキマ時間、ながら時間に聴くことができるため場所や時間を問いません。
またスマートフォン1つあれば録音から公開までできる手軽さも魅力です。

音声配信アプリ「stand.fm」とは?収益化も可能

2020年にサービスを開始した「stand.fm」は、スマートフォンを使ってライブ配信や録音した音声コンテンツの投稿ができる音声メディアです。コンテンツのジャンルは、趣味に関する雑談、恋愛相談、ビジネスに関するタメになる話、音楽の弾き語り……などさまざまです。

配信者は、「聴取時間に応じた報酬」「コンテンツ販売」「サポーター機能」という3種類で収益化が可能です。収益化させるには「stand.fmパートナープログラム(SPP)」に申し込み、審査を受ける必要があり、基準はフォロワー1000人~とされていますが、配信の内容も重要な指標とされているようです。

音声配信アプリ「stand.fm」2つの配信方法

stand.fmの配信方法は2つ。

1つ目の「LIVE配信」はその場で簡単に配信できるシステム。話す内容も時間も気にせずに、好きなことをリスナーとコミュニケーションを取りながら配信できます。個人での配信はもちろん、別の配信者をゲストとして呼ぶことで簡単にコラボ配信ができる機能もあります。例えば「好きなMV(ミュージックビデオ)を語る」という配信では、配信者のオススメを聴くと同時にリスナーからのオススメもコメントで発信でき、双方向のコミュニケーションができるようになっていました。自分の好きなものをオススメしたり、他のリスナーも好きなものを教えてくれ、楽しい時間を過ごせました。

2つ目の配信方法は「収録」。話したい内容が決まっている人や、音声を編集して届けたい人には収録放送がオススメのようです。こちらもコラボ機能を使うと、遠くにいる人ととの会話を収録することができます。収録のコンテンツはLIVE配信よりも圧倒的に短い配信が多いです。短いものでは1分程度、長くても4分程度で1つの話題について話しています。1つの放送が終われば次の放送へ自動で切り替わってくれるので、ながら聴きにも最適です。

実際に音声配信アプリ「stand.fm」を体験!

実際に「stand.fm」で配信を行ってみました。初投稿なので「収録」での配信を選択。話題も話しやすそうな「最近気になったコンテンツ」にしてみたいと思います。
アプリを開いて、画面下部の中央にあるマイクマークをタップすると、収録かLIVEが選択できます。

実際に音声配信アプリ「stand.fm」を体験!

収録画面に入ると下部にピンクのボタンがあり、ここをタップすると自動で録音してくれます。

収録画面に入ると下部にピンクのボタンがあり、ここをタップすると自動で録音してくれます。

いざ話を始めてみたのですが、初めての収録だったのでオープニング早々緊張感が出てしまいました……。できるだけ簡潔に、短くした方が聴いてもらいやすそうなので、なるべく早めに切り上げたつもりでしたが、合計で6分程になってしまいました。他の配信者さんのようにうまく話すのは難しいですね。初めての方は、

  • ある程度話す要点をまとめる
  • 簡易の台本などを作ってみる

などすると短い時間でも話しやすくなるのではないでしょうか。

配信するにも6分は長いので編集を行いました。編集自体も操作は簡単で、余分なところを選択してゴミ箱に捨てれば、自動的に前後を上手くつないでくれます。

配信するにも6分は長いので編集を行いました。

収録音声の余分な部分をカットして、オープニングにフリーのBGMを付けると、少しラジオっぽい仕上がりになりました。BGMはアプリ内にさまざまなジャンルが用意されており、内容や気分によって選択できます。

BGMはアプリ内にさまざまなジャンルが用意されており、内容や気分によって選択できます。

音声が完成したら、あとはタイトル、ジャンル、タグを設定して公開します。
アップロード時に音量の調整をしてくれるようで便利。アップロードすると早速「いいね」をしてくれる方がいて、とても嬉しい気持ちになりました。

音声が完成したら、あとはタイトル、ジャンル、タグを設定して公開します。

まとめ

音声SNSや音声サービスの台頭が予想される2021年。今回紹介したstand.fmでは自分の趣味に合った話を気軽に聴くことができ、配信も手軽にできるのが魅力だと思います。動画だと撮影・編集などに手を出しにくい部分もあるかもしれませんが、音声は簡単に配信ができそうです。何かを発信したいと思っていたり、お話することが好きな方はぜひ「stand.fm」をチェックしてみてください。


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