PS4（PS5）がサーバーに接続できない！ 理由と対処法を紹介

数え切れないソフトで遊べるPS4（PS5）の醍醐味といえば、FPSや格闘ゲームなどのオンラインゲーム。せっかく遊ぼうと思ったのに「サーバーに接続できません」と表示されて困ったことはないでしょうか？　
この記事では、PS4（PS5）でサーバーに接続できない理由と対処法を紹介します。

ライター:荒井啓仁

PS4（PS5）がサーバーに接続できない理由は？

「CE-32899-1（PS4）」「NW-102261-2（PS5）」というエラーコードが出た場合は、PS4（PS5）がサーバーに接続できていない状態を表しています。PS4（PS5）がサーバーに接続できない理由は、ネットワーク周りの環境やサーバー側に問題があるケースがほとんど。LANケーブルが外れていたり、Wi-Fiに接続できていなかったり、インターネットに接続できていない場合は「インターネットに接続できません」というメッセージが出る場合もあります。

本体やインターネット機器の不調

PS4（PS5）本体を含め、ルーターやONUなど、インターネットに接続するための機器に不調があることも考えられるでしょう。LANケーブルの劣化や破損によってサーバーに接続できない可能性もあります。

インターネット接続が不安定

インターネットに接続できていても、Wi-Fiから遠い、同時に複数の通信を行っているなど、回線状況が不安定だとサーバーに接続できない場合もあります。

PlayStation Network側や遊んでいるゲーム側に問題がある

PS4（PS5）は、SONYの提供する「PlayStation Network」というオンラインサービス上でインターネットに接続しています。ご自身の環境に問題がなくても、PlayStation Network側でエラーや混雑が起きている場合は、サーバーに接続できなくなることもあり得るでしょう。もしくは、遊んでいるゲームのサーバーに通信障害が起きていることも考えられます。

PS4（PS5）がサーバーに接続できない場合の対処は？

ネットワーク障害が起きていないか確認

PS4（PS5）がサーバーに接続できない場合、サーバー側の問題やネットワーク障害が起きている可能性があり得ます。PlayStationのネットワークステータスをパソコンやスマートフォンから確認してみましょう。遊んでいるゲームの公式サイトや公式SNSなどを確認し、ゲームサーバーで障害が起きていないかの確認も大切です。もし、Playstation側でエラーが起きている場合は、障害が解消されるまで待つしかありません。

また、契約しているプロバイダーの公式サイトにスマホなどからアクセスし、通信障害が発生していないか確認してみましょう。

違うゲームでオンライン接続してみる

ネットワーク障害が起きていないのに遊びたいゲームのサーバーに接続できない場合は、PS4（PS5）の違うゲームでオンライン接続してみましょう。ほかのゲームに無事オンライン接続できれば、遊びたいゲームだけでなんらかの通信障害が起きている可能性が高くなります。その場合、ユーザー側にできる対処法はないので、遊びたいゲームでの障害解消を待つほかありません。違うゲームでも接続できない場合は、この記事に記載している他の対処法を確認してください。

PS4（PS5）本体、通信機器の再起動

回線やサーバーやゲーム側で問題が発生していない場合、PS4（PS5）本体や通信機器に不具合がある可能性も考えられます。再起動することで直る場合があるので、一度本体や通信機器の再起動を試してみましょう。

本体の電源を落としてから「ルーター→ONU」の順番で電源コードを抜きます。5分ほど放置し、今度は「ONU→ルーター」の順番で電源を入れましょう。ONUとルーターのランプが正しく点灯しているのを確認したら、PS4（PS5）の電源をオンにします。

通信機器の故障をチェック

PS4（PS5）本体や通信機器を再起動しても復旧しない場合、機器の故障などが考えられます。PS4（PS5）以外のデバイスが宅内のWi-Fi経由でインターネットに接続できているか確認しましょう。他のデバイスも接続できていない場合、念のためPS4（PS5）以外も含めたすべてのデバイスを再起動し、再度接続をチェックします。

PS4（PS5）だけ接続ができない場合、本体の故障かLANケーブルの劣化なども視野にいれましょう。
また、すべてのデバイスが接続できない場合は、ルーターの故障の可能性もあるため、必要に応じて買い替えるなど検討しましょう。

Wi-Fiで接続している場合

同時接続しているデバイスの数をチェック

ルーターにはWi-Fiに同時接続できる最大接続台数が明記されており、同時接続台数がそれよりも多くなると、接続が不安定になります。Wi-FiでPS4（PS5）をインターネット接続している方は、同時に接続しているデバイスの数を確認してみましょう。大容量のデータを他のデバイスで通信している場合も通信が一時的に不安定になる場合があります。バックグラウンドでアプリの更新をしていないか、家族など同居人がなにかダウンロードしていないかなども要チェックです。

ルーターとPS4（PS5）本体の置き場所をチェック

Wi-Fiの電波は、壁や水場などに干渉を受けてしまう点も注意が必要です。他にもPS4（PS5）本体とルーターが別の部屋にある、PS4（PS5）本体かルーターが壁に囲われているといった場合は、接続が不安定になる場合があります。電波を発するものが周囲に多い場合も注意が必要です。そのような場合は、以下の記事を参考に、ルーターの置き場を変更するか、PS4（PS5）本体をルーターに近づけるなど調整してみてください。

接続している帯域幅を確認

PS5とPS4スリム（CUH-2000シリーズ）、PS4プロ（CUH-7000シリーズ）を使用している方は、接続している帯域幅を確認してみましょう。Wi-Fiには「2.4GHz」と「5GHz」という2つの帯域幅があり、それぞれ特徴が違います。障害物に強く電波が遠くまで届きやすいものの、電波干渉を受けやすい2.54GHz。安定して繋がりやすいものの、障害物に弱い5GHz。利用環境によっては、帯域幅を変えることでサーバーに接続できない不具合が解消するかもしれません。

LANで接続している場合

Wi-Fiに比べ、有線接続では通信の不具合が発生しにくい傾向があります。有線接続していて、本体やネットワーク機器に問題がない場合に考えられる対処は限られてしまいます。

LANケーブルの規格を確認

有線接続（LANケーブルでの接続）で、本体やネットワーク機器、サーバー側に問題がない場合、考えられるのはLANケーブルに問題があるケース。LANケーブルには規格があり、古い規格のLANケーブルを利用していると、通信速度が限られてしまいます。LANケーブルの交換やメンテナンスをしばらく行っていない場合は、経年劣化による断線の可能性も考えられるでしょう。

インターネット回線の見直しも

利用しているインターネット接続環境に不安・不満がある場合は、インターネット回線契約の見直しも一つの手です。プランによっては時間帯でつながりにくくなるものや、最大通信速度が利用目的に合っていない場合があるかもしれません。契約内容などをよく確認し、現状の利用状況にあった通信環境に見直すのも大切です。

まとめ

楽しいゲームを快適に遊ぶためには、安定した高速回線が必要不可欠です。「サーバーに接続できない」エラーをはじめ、通信エラーを起こさないためには、契約プランを含めたご自身の通信環境をしっかり見直しましょう。