ご自身のパソコンを持ち出して外出先で仕事や作業をする方は、ぜひ気をつけたていただきたいのがパソコンの紛失。個人情報はもちろん、仕事でも使用している場合は仕事の関連データが保存されている場合があるため、パソコン紛失は非常に危険です。
会社員で企業から支給されているパソコンを紛失した場合は、企業の取り決めに従って対処する必要があります。
本記事では、主にプライベートや副業・フリーの仕事などで利用しているご自身のパソコンを外出先で紛失してしまった場合に起こりうるリスクや、紛失後にパソコンを見つけ出すため方法などを解説します。
ライター: CLIP編集部
パソコン紛失のリスク
パソコンを紛失した際の主なリスクと、それを防ぐための対処法を紹介します。
個人情報の漏えい
パソコンを紛失し、悪意のある第三者によるパソコンへの不正ログインが発生した場合、パソコンに保存されている個人情報が漏えいするリスクがあります。自分の情報だけでなく、仕事で使用している場合は取引先データも漏えいする危険性があるので注意が必要です。
対処法
よく外へ持ち出すパソコンの場合、個人情報は端末に保存せず、セキュリティ対策がされたクラウドで管理するのも一つです。どうしてもパソコンに保存しなければならない場合は、起動時のロックをしっかりと設定しましょう。自分の氏名や誕生日などの簡単なパスワードではなく、不規則な文字列や生体認証を用いるのがおすすめです。
データの不正アクセス・不正利用
もし悪意のある第三者にパソコンを拾われ、パソコンへの不正ログインが発生した場合、パソコンに保存されているデータの不正利用や利用している各種サービスのハッキングのリスクがあります。パソコンやブラウザなどに登録しているパスワードを利用してSNSなどのアカウントのなりすましやクレジットカードなどの情報が抜き取られる危険性もあるので注意が必要です。
対処法
対策としては、利用中の各種サービスやSNSのパスワードの変更・強化をスマートフォンなど別の端末などでも行えるようにしておきましょう。もしできない場合は、パスワードマネージャーなどの認証方法を二段階認証にするなど、事前にセキュリティを強化しておきましょう。
また1つのパスワードを使い回すと、一度セキュリティを突破された場合、他のアプリやサービスも不正に利用されてしまうリスクが高まります。絶対にパスワードの使いまわしはやめましょう。
パソコンを紛失したらするべき行動
ご自身のパソコンを紛失した際に行うべき行動をまとめています。
警察への連絡
パソコンを紛失した場合は、まずは最寄りの警察署・交番へ連絡して、盗難届を提出します。その際に「どこで紛失したのか」「いつ気がついたのか」「どんな情報が入っているのか」「パソコンの色や機種などの特徴」を正確に伝えましょう。
リモート操作でのデータロック
パソコン紛失時の対処法として一番重要なのは、データの保護。クラウドサービスやリモートワイプ機能(遠隔消去機能)など事前の準備が必要ですが遠隔で操作する方法などの活用を検討しましょう。
またリモート操作は、対象のパソコンの電源がついており、インターネットにつながっている必要があるものもあるので、どのようなサービスがあるかは、事前に確認しておきましょう。
紛失したパソコンを探す方法
パソコンを紛失した際、GPSなどの位置情報サービスを活用して場所を特定するサービスがいくつかあるので、ここで紹介します。先述したようにこれらのサービスは、対象パソコンの電源やインターネット接続の有無に左右されるので、注意しましょう。
Microsoftアカウント「デバイスを探す」を活用する
Microsoftが提供している「デバイスを探す」は、位置情報サービスを使ってデバイスの場所を地図上に表示するサービスです。
このサービスを利用するためには、パソコンがMicrosoftアカウントにサインインしている必要があり、設定の「位置情報サービス」と「デバイスの検索」を事前にオンにしておかなければなりません。ご注意ください。
設定方法は、まず設定の「プライバシーとセキュリティ」の「位置情報」から「位置情報サービス」をオンにします。
次に「プライバシーとセキュリティ」の「デバイスの検索」をオンにすれば、設定完了です。
次に使い方ですが、Webブラウザを立ち上げて、Microsoftアカウントへアクセスします。「デバイス」タブで対象のデバイスの「詳細を表示」をクリックしましょう。
そして「デバイスを探す」をクリックすれば、地図上に現在位置が表示されます。
万が一パソコンを紛失した場合は、手元にあるスマートフォンや別のパソコンやなどでMicrosoftアカウントへアクセスして位置を確認しましょう。
メーカーやセキュリティ事業者のサービスを利用する
パソコンのメーカーやセキュリティ業者の中には、パソコンを紛失した際の保護サービスを提供している場合があります。
業者ごとにサービス内容は異なりますが、「遠隔データ消去/不可視化」や「遠隔パソコンロック」「位置情報の検索」などの紛失時に適切な機能がそろったサービスも。もしパソコンを外に持ち出す機会が多い方は、各社サービスを利用するのもいいでしょう。
契約する場合は、各社のサービス内容をしっかりと確認するのを忘れずに。
紛失防止タグを活用して対策&位置情報を検索する
財布やカバンなどにつけて使用できる紛失防止タグは、シール型の製品もあり、パソコンにも活用できます。事前に購入して取りつける必要がありますが、専用アプリなどでセットアップしておけば、位置情報を検索することができます。
またパソコンから一定距離が離れるとアプリに通知がくる製品もあり、置き忘れの防止にも最適です。
まとめ
パソコンを紛失した場合、内部のデータを読み取られてしまうと、自分だけではなく仕事などで関係のある人の個人情報も抜き取られる危険性があります。遠隔でのデータ削除や位置情報を特定する方法もありますが、手遅れになってしまうと、社会的信用を大きく下げてしまう可能性があります。もしパソコンを外に持ち出す場合は、これらのリスクをしっかりと理解した上で行動をしましょう。
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