【後編】子供にスマホを持たせる前にできること……セキュリティ会社に聞いてみた

前回はスマホの危険性について、詳しくまとめさせていただきました。

今回は、危険を回避するためにしておきたい、スマホ利用のルールについて、ネットのセキュリティサービスを提供している「トレンドマイクロ」さんにお話をお聞きしました。
保護者の皆さんが抱えている不安を少しでも解消できればと思います。

また最後には、万が一、お子さんがトラブルに巻き込まれてしまった時の対処の仕方を記載しています。
「備えあれば憂いなし」と言いますので、もし不安を抱えている保護者の方はこの記事をブックマーク登録しておいてもらえると幸いです。

危険を回避するために、スマホを使うときのルールを決めておく

危険を回避するために、スマホを使うときのルールを決めておく

前回の記事で何度か出ていたと思いますが、スマホを使うときの子供とのルールを決めておくことが必要となります。
このルールですが、保護者が一方的に決めるのではなく、しっかりとお子さんと一緒に考え、話し合って、お子さんも納得する内容に決めることが大切です

まずは、
「どの」アプリやWebサイトを利用してもいいのか
「いつ」使ってもいいのか
「いつまで(どれくらい)」使ってもいいのか
「どこで」使ってもいいのか
「誰と」連絡を取ってもいいのか

基本的な利用内容を設定しましょう。

このルールは一度決めたら終わりではなく、成長段階に応じて、その都度話し合って更新していきましょう。

実際に、トレンドマイクロの社員が実践しているルールをいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。

―――――――――――――――――

両親30代/お子さん未就学児
・家事の手伝いをしたら、1ポイント獲得
・1ポイントでTVを30分視聴できる

両親40代/お子さん小学生4年生
・スマホが使えるのはリビングのみ
・アプリをダウンロードするときは親に確認を取る

―――――――――――――――――

ルールを決めたら、守れなかったときの対応も決めておきましょう。
継続的に守らせるために、どんな対応をするのか、お子さん自身に決めさせ、責任感を持たせることが重要になります。

また保護者は、子供のお手本とならなければなりません。お子さんだけにルールを決めさせるのではなく、保護者側もスマホ利用のルールを決めて、率先して守ることを見せなければなりません。
もし自分が破っていたら、子供を叱るに叱れませんからね……。

万が一、トラブルに巻き込まれてしまったら……

これまで、トラブルに巻き込まれないための予防的なセキュリティ対策をお教えしてきました。ですが、もし事件やトラブルに巻き込まれてしまったら……。

そんなときの対処法や取るべき行動もしっかりと覚えておきましょう。
今回は4つの事例をお教えします。

不正サイトにアクセスしてしまった場合

「×」ボタンを押してすぐにタブを閉じて、無視を決め込むのが鉄則です。もし偽サイトで情報を入力してしまうと大切な情報を盗み取られるリスクがあります。

不正アプリに感染したかもしれないと感じた場合

スマホウイルスの総数

使用しているセキュリティアプリを最新の状態にしたうえでウイルススキャンを実行。もし不正アプリが検出されたらすぐにアンインストールしましょう。
どうしても削除できない場合は、利用しているセキュリティアプリのサポートやキャリアの窓口に問い合わせましょう。

ゲーム上で勝手に課金して、料金の請求をされた場合

保護者が同意していない未成年者による契約は、「未成年者契約の取り消し」という法律に当てはめて、返金の交渉をできる場合があります。これはどんな状況でもできるものではなく、ゲーム設定、利用状況、クレジットカードの管理状況など、様々な要素に応じて適用されます。
まずは消費生活センターにこれまでの経緯を詳しく説明して、今後の対処方法を相談しましょう。

子供がネットで知り合った人と性的な写真を交換してしまった場合

18歳未満の青少年の性的な写真は児童ポルノにあたり、相手が所持していること自体が法律違反となる可能性があります。
自撮り画像を要求されたのであれば、都道府県によっては条例違反も考えられるので、まずは警察に被害を相談しましょう。
ただし、一度ネット上に拡散してしまった写真をなかったことにすることはできないので、事前に子供とスマホやSNSの利用ルールを話してあっておきましょう。

まとめ

子供にスマホを持たせることが、悪いわけではありません。
メリットはもちろんありますし、これからの時代、活用するためのスキルは必須となるでしょう。
なので、早いうちから慣れさせておくのも良いと思います。

しかし危険が多いことは確かです。
しっかりとお子さんと話し合って、スマホとの付き合い方を考えましょう。

ここに書いた問題や解決方法あくまでも一例。
今回の記事の内容以外の場合でも、何か困ったことに遭遇した場合は、警察や消費者庁のホットラインなどに相談することをおすすめします。

例えば、『子供のネット・スマホのトラブル相談!「こたエール」(東京都)』や「警察相談ダイヤル#9110」、「子供の人権110番(法務局・地方法務局)」、「消費者庁 消費者ホットライン」などがあります。

さらに「トレンドマイクロ」ではインターネットを安全に楽しむための情報を、「is 702 インターネット セキュリティ ナレッジ」にて4コマ漫画や特集記事で分かりやすく紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。

前もってどんな窓口やサイトがあるのか、確認をしておきましょう!

今回お話をお伺いしたトレンドマイクロでは、セキュリティソフトやパスワードマネージャーなど、インターネットのトラブルから身を守るための様々なサービスを提供しています。
気になった方はぜひ確認してみてください。
トレンドマイクロ公式サイト

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

関連記事