引越先などで「テレビを設置したい場所に、テレビアンテナのコンセントがない」、仕方がなくテレビアンテナからケーブルで接続するも「ケーブルがわずらわしい」などといったお悩みを抱える方もいるのではないでしょうか? 必要な機材さえそろってしまえば、テレビの無線化や、テレビ端子の場所に縛られずテレビを見ることができます。
この記事では、テレビを無線化する方法とメリット・デメリット、無線化する際に大切なポイント、そしてテレビの無線化以外の代替案も紹介します。
ライター:CLIP編集部
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テレビの無線化は可能? 市販品なら安心

テレビの電波はテレビアンテナで受信する、と法律で定められています。アンテナで受信した地上デジタル放送の電波を、そのまま無線として送信するのは違法行為にあたります。
ではテレビを無線化して観るのは大丈夫なのか、と不安に思う方も多いかもしれません。
地上デジタル放送と同じ周波数の電波を無許可で送信することは、電波法の規定により禁止されています。しかし、自宅のアンテナで受信した地デジ電波から「自宅内で」デジタル信号に変換された「映像信号」は、電波ではなくデータになります。違法行為にあたるのは、あくまで“地上デジタル放送”の電波を外部に送信した場合で、変換された映像信号を自宅の無線機に乗せて送信することは法律に抵触しません。無線LANを利用したテレビ視聴サービスは、総務省が定めた技術基準適合証明を受けた機器であれば問題ないでしょう。
アンテナ端子がない部屋でもテレビが見たい場合は?

アンテナ端子がない部屋でもテレビを見たい場合、自宅のテレビアンテナで受信したデジタル信号に変換された「映像信号」を他の部屋に飛ばす手順が必要です。無線化可能なレコーダーや無線接続可能なレイアウトフリーテレビの利用がそれにあたります。
実質テレビの無線化ではないものの、テレビ端子の場所に縛られずに視聴できる代替案として、室内用アンテナの利用や光回線やケーブルテレビの利用が考えられます。
これら4つの方法を紹介します。
1. チューナー付きレコーダーを無線で接続
無線でテレビと接続でき、映像データを受信できるチューナー付きレコーダーを使えば、簡単にテレビを無線化できます。テレビ以外にもスマートフォンやタブレットに対応した製品なら、動画サイトを見る感覚で場所に縛られず自由にテレビ視聴が可能です。チューナー付きのレコーダーとWi-Fi環境、映像データを受信する機材(Wi-Fi対応テレビ)が必要です。場合によっては初期費用が膨らんでしまう点には注意しましょう。
2. 室内用テレビアンテナを使用する
アンテナ端子のない部屋でテレビを見るためには、室内用のアンテナを用意するのも1つの手段です。室内用アンテナというのは、地デジ電波を直接拾える小型のアンテナ。置くだけで利用でき、チューナー付きレコーダーなどを揃えるよりも安価なのもうれしいポイントです。手軽で安価な室内用アンテナですが、利用環境によっては電波を受信できない可能性もあるため、注意が必要です。
3. 光回線やケーブルテレビの契約
アンテナ端子のない部屋でテレビを見たい場合、インターネット回線からテレビを視聴できる「光回線テレビ」や「ケーブルテレビ」を利用することもできます。プランによっては、地上波放送だけではなく、専門チャンネルなども視聴可能。テレビ以外にもスマートフォンやタブレットにアプリを入れることで、幅広い端末でテレビを楽しめます。
4. 無線接続可能なレイアウトフリーテレビという選択肢もある
専用のチューナーとテレビが無線でつながる「レイアウトフリーテレビ」も選択肢の1つでしょう。テレビを動かすキャスター付きの商品もあり、電波が届く範囲であれば、テレビを自由に動かせます。食卓の真横にテレビを持ってきたり、ソファーの前に移動させたり、室内でもテレビの位置を固定したくない方にはおすすめです。アンテナ端子を接続する必要はありませんが、本体に電源をつなぐ必要な商品も多いことや、新たに購入の必要がある点は注意しましょう。
※一部のレイアウトフリーテレビは、完全な無線接続の機能が備わっていない商品もあるため、購入検討時は事前に調査することが重要です。
テレビを無線化する際の注意点
買い替えや追加購入など、初期費用がかかる
テレビを無線化する際にネックなのが、機器の買い替えや追加購入など、費用がかかってしまう点。高価な商品も多く、複数の機材を買い替えるとなると、費用もかさんでしまいます。
遅延や画質が劣化する可能性がある
操作の遅延や画質の劣化など、環境によってはテレビを快適に楽しめない可能性もあります。機材を購入してもテレビが映らない、遅延で何が起きているか分からない、というケースもあるため注意が必要です。
壁の材質や距離など、環境に左右される
映像データを無線で飛ばす場合、利用環境によって快適な視聴が難しくなることもあるかもしれません。部屋をまたいでの利用や電波の発信元から遠い場合など、遅延や画質の劣化、テレビが映らない可能性も考えられます。
まとめ
「アンテナ端子がない部屋でテレビを見たい」「部屋をスッキリさせたい」というニーズにピッタリなテレビの無線化。便利な半面、快適な視聴のためには利用する環境などに注意しましょう。
初期費用を抑え、環境に左右されにくい方法としては光回線テレビの利用がおすすめです。同時に関西一円で提供されているeo光テレビでは、テレビの信号を光ファイバーケーブルで受信するのでアンテナは不要です。またややこしい機器の接続も工事の際に業者へお任せすることが可能。4Kテレビの月額利用や4Kチューナーのレンタルサービスも用意されています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
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