スマートホームハブとは、スマートスピーカーに搭載されたネットワークの中継器です。スマートホームハブを利用することで、その他のスマート家電を一括操作できます。この記事では、スマートホームハブの役割や種類、利用するメリットなどについて詳しく紹介します。
ライター:CLIP編集部
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スマートホームハブとは?役割や種類

スマートホームハブの役割や種類について紹介します。
スマートホームハブとは?仕組みや役割は?
スマートホームハブとは、スマートスピーカーに内蔵された、ネットワークの中継を担う機器のことです。音声認識機能を通じて家電をコントロールする通信を仲介し、Wi-FiやBluetoothなどを介して各種家電製品に指示を送ります。
たとえば、Google Nest HubやAmazon Echoなどの製品では、機器に話しかけることで照明をつけたりエアコンを操作したりできますが、これはスマートホームハブによって認識・操作されています。
スマートホームハブは、インターネットに家電や住宅設備を接続して、スマートフォンや音声で操作するスマートホームの核となる機器。無線環境が十分に整っていれば、外出先からスマートフォンを操作して家電を動かすことも可能です。
スマートホームハブとホームハブ・スマートリモコンの違いは?
スマートホームハブに近しい機器として、ホームハブやスマートリモコンがあります。それぞれどのような違いがあるのかを紹介します。
・スマートホームハブとホームハブ
スマートスピーカーに搭載され、音声や操作を認識・制御するスマートホームスピーカーに対して、ホームハブはより広義の機能を指します。スマートホームハブを含めた、家庭用のルーターやセキュリティ管理装置などを指す場合もあり、文脈により意味が異なる点が特徴です。
・スマートホームハブとスマートリモコン
スマート家電とネットワークの中継を行うスマートホームハブに対して、スマートリモコンは、家電をスマートフォンから操作できるようにする、リモコンの代替機です。テレビ・エアコン・照明などのリモコンをスマートフォンに結合できるのが特徴で、スマートホームハブのような中継機能は搭載されていません。
スマートホームハブの種類
スマートホームハブを搭載したデバイスをいくつか紹介します。
・Amazon Echo Plus
Amazonの音声アシスタント「Alexa」を搭載したスマートスピーカーで、Zigbeeハブというスマートホームハブを内蔵しているのが特長です。Zigbee対応のスマートライトやセンサーなどをハブなしで直接連携できます。
・Google Nest Hub(第2世代)
数百種類のスマートデバイスを、ひとつのディスプレイをタップまたは音声で操作することで制御できるスマートホームのコントロール センターです。
・ORVIBO(オービボ) Magicube CT-10
家庭内の家電をスマートフォンから遠隔操作できる、スマートホームハブを搭載した学習機能付き赤外線リモコンです。Amazon AlexaとGoogle Homeのほか、スマートカメラなどと連携して使用することもできます。
・Nature Remo
赤外線対応のエアコン・テレビ・照明などを操作できるスマートホームハブです。Amazon Echoなどのスマートスピーカーと連携することで、音声で家電を操作することもできます。専用のアプリのIFTTTを使用することで、家電の時間指定や言語指定などを細かく設定することも可能です。
・Switch Botハブミニ
スマートホームハブを搭載した、家中のリモコンを集約できる便利な機器です。エアコン・テレビ・照明のほか、赤外線リモコンを使用するすべての家電の操作をひとまとめにし、Switch Botの専用アプリから遠隔操作できます。
・Philips Hue Bridge
Philips Hue Bridgeは、照明の音声・遠隔操作を可能にするスマートホームハブです。Wi-Fi機器と連携することで、最大50個までの照明をスマートフォンで操作できます。
スマートホームハブのメリットとは?

スマートホームハブを導入することで、日々の暮らしがより快適で効率的になります。主なメリットとしては以下があります。
家電の操作がシンプルに
スマートホームハブを導入すれば、スマートフォンのアプリや音声操作で照明・エアコン・テレビなどの家電を簡単にコントロールできます。たとえば「アレクサ、エアコンつけて」と話しかけるだけで、リモコンに手を伸ばすことなく操作が完了。複雑な設定なしで誰でも直感的に使えるのが魅力です。
操作の時間短縮が可能に
「朝7時に照明と暖房を自動でON」「外出時に全家電の電源をOFF」など、決まった動作をあらかじめ設定しておくことで、毎日の手間を削減できます。また、複数の家電をまとめて操作するシーン設定が可能な製品もあり、「おやすみモード」を一度タップするだけで、照明・テレビ・エアコンが一斉にオフになるといった使い方もできます。
防犯にも活かせる
スマートロックやドア・窓の開閉センサーと連携することで、自宅のセキュリティを強化できます。外出先からスマホでドアの施錠状態を確認したり、閉め忘れを遠隔でロックしたりも可能です。さらに、夜間に自動でライトを点灯させることで、在宅を装って空き巣対策にもつながります。
節約にも効果的
不要な電気の消し忘れを防いだり、使用状況に応じて自動でオン/オフしたりすることで、電力のムダを減らせます。たとえば、日中は照明をオフにする、部屋が一定温度以上になったときだけ冷房を作動させるなど、環境と連動した自動制御が可能なモデルもあるでしょう。エネルギー使用量の見える化ができるスマートプラグなども活用すれば、さらなる節電管理にもつながります。
リモコンが減って部屋がスッキリ
テレビ・エアコン・照明・空気清浄機など、それぞれのリモコンが不要になり、音声で操作するかスマホ1台に集約できるため、リビングや寝室のテーブルが散らからず、空間がすっきりします。また、「リモコンが見つからないストレス」が減り、日常がより快適になるといった効果も期待できます。
スマートホームハブの選び方は?

聞き取りやすい音質のタイプを選ぶ
スマートホームハブの多くは、スマートスピーカーに内蔵されています。そのため、音声操作を日常的に使う場合は、スピーカーの音質は重要な選定ポイントです。また、良質な音で音楽を聴きたいという方も、音質に注意しましょう。
音声アシスタントの読み上げやノイズの有無などをチェックし、実店舗で実際に音を聞いたり、レビュー動画で確認したりしてから選びましょう。
連携デバイスを確認する
スマートホームハブを導入しても、連携可能なデバイスでなければ家電の一括操作はできません。たとえば、ZigbeeやBluetooth、赤外線など、使用する通信規格に対応しているかを確認する必要があります。
対応しているスマート家電の種類や使用する予定のスマートリモコンやスマートプラグとの互換性、メーカーやブランド間の相性など、購入前には、対応製品一覧や互換性情報をよくチェックしましょう。
連携が簡単なタイプを選ぶ
初心者にとっては、複雑な設定や複数機器の組み合わせはハードルが高くなりがちです。設定がシンプルで、スマホからすぐに使えるタイプのスマートホームハブを選ぶといいでしょう。初期設定が分かりやすいかどうかや、セットアップガイドやサポート体制が充実しているかをチェックしてみてください。
インテリアに合ったデザインを選ぶ
スマートホームハブはリビングや寝室など、人目につく場所に設置されることが多い製品です。そのため、インテリアに合ったデザインを選ぶのがおすすめです。シンプルなデザイン・カラーでコンパクトなど、ベーシックなタイプを選べば既存のインテリアにも馴染みやすいでしょう。
まとめ
スマートホームハブは、スマートスピーカーに内蔵されたネットワークの中継機器で、家電を音声やスマホで一括操作するのに欠かせない機器です。スマートホームハブにはさまざまな種類があり、導入することで暮らしの快適性が向上するほか、防犯・節約などの効果も期待できます。自宅のスマートホーム化を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
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