デジタルデトックスのやり方とは?実践して疲れを軽減しよう

ビジネスからプライベートまで、PC・スマホなどのデジタル機器は、今やなくてはならない存在です。利便性と共に、趣味や楽しみも与えてくれる万能ツールではありますが、「SNS疲れ」「デジタルライフ疲れ」が懸念されています。
日常的なデジタル機器の使用で首や肩の凝り、目の疲れ、SNSでの人間関係に疲れる……という弊害を起こす方もおられるようです。今回はそんなデジタル疲れを癒す方法、生活に即したデジタルデトックスを紹介していきます。

ライター:CLIP編集部

デジタルデトックスとは?

デジタルデトックスとは、スマホやパソコンなどのデジタルデバイス、インターネットと物理的に距離を置くことでストレスや疲労を軽減(排出)を狙うこと。現実で自然に触れたり、自分の目で見るものや自分の言葉で話すことを大切にしたりすることで、デジタル疲れを癒そうというもの。
デジタルデトックスを行うことで、

  • 目の疲れがとれる
  • 脳の疲れがとれる
  • 睡眠の質が高まる
  • ストレスが減る
デジタルデトックスとは?

など心と体に関する効果が得られるそうです(一般社団法人日本デジタルデトックス協会などよる)。

デジタルデトックスの簡単な方法

パソコンやスマホの画面から出るブルーライトは目を疲れさせやすく、睡眠にも影響します(2016年慶應大学でのブルーライトに関する調査)。また、SNSでのコミュニケーションでは返事や反応を待つために何度も見てしまったり、ネガティブな投稿にストレスを感じてしまったりすることがあります。

こういった「デジタル疲れ」には、下記のようなデジタルデトックスの方法があります。

  • ネットを意識的に使用しない時間を設ける
  • 特定の時間以降スマホに触らない
  • 機内モードに設定する
  • おやすみモードに設定する
  • スマホアプリの通知(バッジ、メール等)は切る
  • 通知の多いスマホアプリはメイン画面以外に置く

デジタルデトックスによって生まれた時間を、自然を楽しんだり、読書をしたり、自分の心身の動きに注目したりといった行動に使ってみましょう。

仕事・プライべートでデジタル機器に囲まれるCLIP編集部の澤田が生活に即したデジタルデトックスを行い、その効果を検証してみました。

デジタルデトックス「電車(通勤・退勤)」編。広告に目が行くように

1日の業務が終わったらデジタルを遮断するよう心がけます。いつもならネットニュースをチェックしたり、YouTubeで動画を見ながら電車に乗りますが、電車内デジタルデトックスでは「車内を観察」します。車内を見渡していると、新型コロナウイルスの影響で、2020年現在は全員がマスクをしています。シンプルな白マスクがあったり、手作りのカラフルな布マスク、中にはマウスシールドをされている方もいます。あとは今まで意識していなかった広告が目に入ってきます。

デジタルデトックス「電車(通勤・退勤)」編。広告に目が行くように

中吊り、ドア横、窓上、吊革など、人の目に付きやすいところに広告が仕掛けられています。よく観察してみると「週刊誌の広告に中吊りが多いのはなぜか?」とか「今の時期は受験シーズンで大学の入学案内が目立っているな」とか、「車両全体が同じ広告で埋め尽くされている」など、さまざまな点に目が行きます。しっかりと広告を見ていると、よく電車を利用するサラリーマンや学生に対して効果的に作られているのがよく分かります。広告が作られた経緯や意図を考えることで、何かアイデアのヒントになりそうな気がします。電車では広告マンの努力が垣間見え、ひらめきを高められそうなデジタルデトックスでした。

デジタルデトックス「帰り道」編。思いがけず銭湯を発見

電車を降りて帰路につくと、ふだんは気が付かなかった昔ながらの銭湯を発見。これもデジタルデトックスの機会になるのではと思い、入ることにしました。内部は昔ながらの番台形式でノスタルジックな気分になります。

デジタルデトックス「帰り道」編。思いがけず銭湯を発見

この銭湯にはサウナが設置されているみたいなので入ってみます。サウナに入っている10分は何も考えず、ただ10分が過ぎるのを待つのみです。10分という時間が実は丁度良く、短くもなく、長すぎもしない設定です。ラスト1分は熱さに耐えるため、何も考えずに呼吸に集中して瞑想することがコツです。サウナで約10分、しっかり体を温めてから1分程度水風呂に入り、その後は浴場内の椅子などでボーッとしていると、全身の緊張が一気にほぐれてとてもリラックスできます。サウナー(サウナ愛好者)の間では「整(ととの)う」間隔で知られているものです。「これはすごくデジタルデトックスできている気がする!」と、サウナ→水風呂→リラックスの流れを3セットも行ってしまいました。さらにこの銭湯はジェットバス、電気風呂、香り風呂など湯種が豊富で、体をリフレッシュできました。何も考えない時間をつくり、脳と心もリフレッシュできたデジタルデトックスでした。

デジタルデトックス「家」編。

体も脳もリラックスできたところで、残すところは就寝前。いつもならスマホでSNSをチェックしたり、寝る直前までYouTubeで睡眠導入動画を視聴したりしています。今回はデジタルデトックスしたいので、ブルーライトは厳禁。スマホは一切触りません。テレビも眼への光の刺激が強く、興奮して寝付きが悪くなるため観ません。そこで今まで友人に借りていながら読んでいなかった小説、角田光代さんの『八日目の蝉』を読んでみました。普段はあまり活字を読まず、デジタルで動画を観ることがほとんど。小説を読み進めるのが難しいかもと思っていたのですが、文章を読んでいると、小説の中の情景、主人公の心情などが頭の中で創造されていき、自分だけの絵として浮かんできます。

デジタルデトックス「家」編。

もしかしたら普段から動画を見ていることで、頭の中で情景を具体化しやすくなっているのかもしれません。デジタルデトックスとはいっているものの、デジタルがなければこのような気付きがなかったかもしれません。

もう1つ、家でのデジタルデトックスを行います。それは日記をつけることです。1日のまとめを自分で書くことで、その日の行いを振り返り、翌日以降に活かすことができるのではないかと思っています。スマホを見て寝るだけだったらこういう振り返りの時間を持つことはできませんでした。これで今日のデジタルデトックスは完了です。 

デジタルデトックス完了

まとめ

今回はCLIP編集部・澤田が生活の流れに即したデジタルデトックスを行ってみました。毎日デジタル機器に触れていたので、はじめは戸惑いがありましたが、いざやってみるとスマホの存在を忘れて没頭してしまいました。皆さんも機会があればデジタルデトックスを体験してストレスや目の疲れを軽減してみてはいかがでしょうか?


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