今や当たり前となってきているIoT。どんなものでもインターネットを通じて、操作や管理ができるため、便利な時代になったと感じます。そして極めつきは「スマートホーム」! 自宅の鍵からライトやテレビ、カーテンの開閉までスマートフォンでできるようになるのです!
ところで皆さんのご自宅に、IoT家電はいくつありますか? どれだけ活用していますか?
「値段が高くて導入できない」「あるけど十全に活用できてない」といった意見が多いと思います。しかし、今ある家電を簡単にIoT化させることができるのを知っていますか?
「学習リモコン」という、各家電の赤外線リモコンを登録させて、IoT化させる装置なのですが、最初の設定さえできればあとはスマートフォンで楽々操作ができるようになるんです。
そう、スマートホームへの道は意外と簡単なのです!
今回は、学習リモコンを2年前に取り入れた関西在住のとあるご家庭に潜入。その使い心地を聞いてきました!
ライター:CLIP編集部
家に帰るとライトが付いている安心感
――2年前にご自宅をスマートホーム化させたとのことですが、きっかけは何だったんですか?
元々、IoT家電には興味があったんですが、値段が高くて手が出せなかったんですよね。
でも、色々調べるうちに「学習リモコン」っていうのを使えば、いま持っている家電をIoT化できると知って、ちょっとやってみようと……。値段も数千円だったので、ダメでもいいかなって。
――学習リモコンですか?
普通の家電に付いている赤外線リモコンを、その機械に覚えさせるんです。その機械自体がインターネットに繋がっているので、スマホアプリと連動させることで、スマホがリモコン代わりになるんです。
――リモコンを登録するのが、難しいそうですね
確かに、リモコンに付いているボタン一つひとつを登録していかなければならないので、少し面倒ではありますね。でも学習リモコン自体に最初から登録されているリモコンもいくつかあって、ボタンを一つ押せば「このリモコンですか?」と聞いてくれるので、全てが面倒な訳ではありません。
それに最初に設定さえしてしまえば、後は快適なんです。
――ちなみにどんな家電を登録したんですか?
私が使っているのは、リビングのライトとテレビ、ブルーレイレコーダー、エアコンです。
今までは、夫より早く帰るときに家の中が真っ暗だと、どこか不安な感じがあったのですが、家に着く前にライトを付けておくと、「あ、家に帰ってきた」ってなぜか安心感が得られるんです。「家に電気が付いている」ことが「家族がいる安心感」に繋がっているのかなって思います(笑)。
――確かに家の中が暗いのと、明るいのでは印象が違いますね
そうなんですよ。それにテレビとかレコーダーとか、家の中のリモコンって意外と多いんですよね。それがスマホに集約してスッキリ、持ち替えなくても操作ができるっていうのは結構便利ですよ。
「ただいま」のひと言で、ライトとテレビがオン!
――そのテレビですが、今はスマートスピーカーでも操作できるんですよね?
学習リモコンとスマートスピーカーを同期させることで、音声操作ができるようになりましたね。
スマートスピーカーってキーワードを決めて、その言葉を聞いたら動作を開始する機能を設定することができるんです。
なので「ただいま」って言ったら、ライトとテレビが付くように設定したことで、帰宅したときに、買い物袋を持っていたり手が塞がっていても、操作ができるんです。
――確かに手が塞がっているときは便利ですね
ほかにも「おやすみ」や「おはよう」も同じように設定したので、いちいちライトを付けることがなくなりましたね。
でも、テレビって基本的にオンオフが同じボタンじゃないですか。なので、テレビが消えている状態でライトを消そうと「おやすみ」って言っちゃうと、テレビは付いちゃうんですよ(笑)。これは気を付けないといけないですね。
それと私が使っているスマートスピーカーは、Amazonのアカウントを登録することでその日に届く荷物を「今日は何々が届きます」って教えてくれるんです。
――オンラインショッピングが増えてきているので、それはありがたいですね
そうなんですよ。私も日常的な買い物を結構Amazonに頼っているので……。
配達日は、大体覚えているんですけど忘れてることもあるので、朝に通知してくれることで、到着予定時間は家に居るようにしたり、事前に再配達を依頼できたりと、何かとお世話になってますね。
でも、スマートスピーカーにも弱点はあるんですよ。
――弱点ですか?
聞き取りにくい単語は登録ができないんです。
例えばテレビのチャンネルを変えるために「8チャンネルに変えて」と登録しようとすると、「ハッチャンネル」が聞き取りづらいのか設定できないんです。「ハチチャンネル」とか「ハッチャン」とか言い換えてみてもわたしの言い方がおかしいのかダメで、これはスマホを使ってやるしか無い状況ですね。
――どんなに便利なものも一長一短なんですね(笑)
ペットがいるならエアコンのスマート化をすべき
――学習リモコンを導入してからの2年間で、増やした家電はありますか?
そうですね。リモートワークなので家で仕事をしているんですが、まだ寒かった時期に足先が冷えるのでデスクの下に電気カーペットを設置しました。
これはリモコンが無いのですが、オンオフ機能が主になるので、スマートコンセントを使ってIoT化させました。
――スマートコンセントですか?
コンセントにくっつける電源タップのようなものなのですが、インターネットに繋がっていて電源のオンオフをスマホでできるんです。なので、リモコンは無いけどIoT化することができるんです。使えるのは、オンオフだけで動作できる家電、先ほどの電気カーペットや扇風機、サーキュレーターなどですね。
ちなみに学習リモコンを販売しているメーカーのほとんどがスマートコンセントも提供しているので、同一メーカーのものを使えば、同じアプリで操作できるので便利ですね。
――ほかに、学習リモコンやスマートスピーカーを取り入れて、よかったと思うことはありますか?
やっぱりエアコンの操作がどこからでもできるようになったことですかね。
夏はクーラーを、冬は暖房を家に帰る10分前に起動させておけば、快適な環境の室内に変えることができるんです。
それに家にはワンちゃんが居るので基本的にはエアコンを付けっぱなしなんですが、温度調整を外からできるので、急な気温変化があっても快適にお留守番させることが出来るんです。
――確かに自分が快適に過ごすのもいいですが、ペットや家族のことを考えるとIoT家電を取り入れるのは重要なことなのかも知れませんね。
最初は「便利そうだな」って軽い動機だったんですけど、使ってみると思ってる以上に便利だと感じました。そして便利さ以上に精神的な余裕ができることも重要だと思います。家に帰るとライトが付いているのもそうですが、リモコンが必要な家電っていっぱいあるのであれこれ使い分ける面倒さが減っただけでも、導入する価値はあったと思います!
……まぁ、全部私が設定したので、夫は仕組みを理解できておらず「便利だなぁ」と使っているだけですが(笑)。
――本日はありがとうございました。
まとめ
値段や操作方法など、なかなかハードルの高いIoT家電やスマートホーム。でも使い慣れている今の家電をスマート化できる学習リモコンなら、たった数千円で未来の生活を楽しむことできます。
少し不便な部分もありますが、それを上回る便利さと精神的な安心感を得られるのです。
もし、お子さんやペットがいらっしゃる家庭、もしくはたくさん並ぶリモコンをスッキリさせたい、というご家庭の方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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