何かあればすぐネットで検索が当たり前になっている現代社会。インターネットがなければ、どれだけ不便なんだろう? という疑問を検証すべく、大分は別府への「インターネット禁止旅」を決行したCLIP編集部。何も知らず連れてこられた新入社員・池上を巻き込み、様々なトラブルを乗り越えながらなんとか地獄めぐり7か所を制覇! そんな1日目の締めくくりは、大分グルメ探しから始まります。
ライター:CLIP編集部
ネット禁止旅 ルール
・AM7:00新大阪駅発~翌日PM19:00新大阪着の1泊2日
・目的地は大分県・別府市
・現地で下記指令を実行すること※体験者へは旅の当日に指令を伝える
- とり天発祥の店でとり天定食を食せ
- 地獄めぐりを制覇せよ
- 九州の海鮮を味わえ
- やよい天狗を目撃せよ
- 別府タワーを見学せよ
- 鶴見岳で紅葉写真を撮れ
・旅の間はインターネットへの接触は一切禁止
・現地の人に質問できるのは、2日間で1度のみとする
指令③ 九州の海鮮を味わえ!
なんとか地獄めぐりを達成したものの、これまで食事らしい食事ができていない2人。夕食こそは地元の美味しいものを! と意気込みながら、駅前の商店街をブラリ。商店街の脇道に飲み屋街を発見するも、まだ時間が早いのか開店前の店が目立つ。知る人ぞ知る、的な店を探したいところだが、佇まいだけではなかなか判断ができない。
結局、空腹に耐えかねて駅前大通りにある居酒屋「さかな道場」へ。
「あつめし」や「りゅうきゅう」、「豊後サバ」など、大分名物を次々にオーダー。さらに大分と言えば焼酎ということで、仕事中にもかかわらずお酒もいただくことに。
指令④ やよい天狗を目撃せよ
19:00 お腹が満たされたところで、本日の締めに4つ目の指令を実行。
先ほどお店探しの際に「やよい商店街」の入口を目ざとく見つけていた池上。
意気揚々と商店街を進んでいく。
池上:別府と言えば地獄にかけて鬼のモチーフが多いのに、なんで天狗なんですかね?
などと素朴な疑問を口にするも、調べようがなくモヤモヤ。
やよい天狗を発見。思った以上の迫力。ダンディーな面持ちで「アニキ」が半端ない!
案内看板によると、こちらの天狗像は昭和48年に商店街の火災厄除けを祈念して作られたそう。
なぜ天狗なのかが気になり、こっそりスマホを取り出すディレクター。神通力を宿した羽団扇で火災を防ぐことから、火伏の神として1688年の大災害後、別府の地で信仰され始めたとのこと。スマホがあればこんな豆知識もすぐに調べられるので、旅を深く楽しめる。
19:20 ホテルチェックイン 1日目終了
指令⑤ 別府タワーを見学せよ
<2日目> AM10:00 ホテルチェックアウト
池上:思い出したんですけど、大学時代の合宿で、別府タワーは見た気がするんですよ
ディレクター:あぁ、そう
上機嫌で今さらな発言をする池上に、ディレクターはそっけない態度。実はこの日の予報では、午後からの降水確率70%。しかも今日の指令先は標高1300m以上の鶴見岳。急がないとトンデモナイことになるぞ。とスマホで気象情報をチェックしていたディレクターは気が気でなかった。
ディレクター:ちなみにだけど、昨日はホテルに入ってからも、ネットは見ていないよね?
池上:もちろん見てませんよ。ルールですから。
ディレクター:これもちなみにだけど、テレビなんかは観たの?
池上:夜温泉に入って、寝る前にちょこっと。でも、疲れてたんですぐに寝ちゃいました。
ディレクター:じゃあ、天気予報なんかも見てない?
池上:気になってはいたんですけど、夜も朝も、どのタイミングで天気予報がはじまるかわからないじゃないですか。朝もテレビを付けてはいたんですけど、身支度しながらだったんで、見逃しちゃいましたよ。
なるほど、言われてみればそうかもしれない。
天気の情報なんてテレビを見ていれば手に入ると思っていたけれど、忙しい旅の間じゃゆっくり朝の情報番組を見ることもままならないのか。。。こんなところでもネット禁止の弊害が。インターネットがどれだけ日常に根付いているか、改めて思い知ったディレクター。
そんなディレクターの気持ちをよそに、呑気に別府の街並みを眺めながら歩く池上。
ホテルを出て徒歩約20分。別府タワーを発見。写真を撮り、指令クリア!
池上:ここの梨ソフト、合宿の時にも食べたんですよ!
別府タワーのそばにある「たかちゃん」という店を指さす池上。看板やのぼりには、確かに「梨ソフト」の文字が。企画的には取材しておきたいところだが、ディレクターは時間が気になる。
ディレクター:食べるの? 時間だいじょうぶ?
池上:今日はけっこうのんびりできますよ。食べましょう。
ここでアドバイスをするのはルールに抵触するので、池上の判断に従い、朝食代わりに梨ソフトを購入。梨の果肉をジュレ状にしたソースがかかっていて、確かに美味しい。
梨ソフトを堪能し、やっと再出発。徐々に上空が灰色に染まる中、最後の指令へと向かう。
指令⑥ 鶴見岳で紅葉写真を撮れ
11:35 別府駅西口からバスで別府ロープウェイへ。
前日の大幅タイムロスで学習したのか、入念にバスの時刻表をチェック。最短の路線に乗り込む。
11:57 別府ロープウェイ着
搭乗券を購入し、山頂へ。このころから小雨がぱらつき始め、池上も焦り出す。
12:30 山頂到着
ロープウェイ発車すぐは紅葉で染まった山並みや別府の街を眺めることができたが、山頂は真っ白! 展望台まで行ってみるもなにも見えず。
池上:これ、指令達成ですか?
ディレクター:まぁ、ロープウェイの中から写真は撮れたし、ギリセーフ?
とは言え、あまりに残念な写真だったので、別府市に鶴見岳の写真をお借りしました。
↑別府市より提供
13:10 ロープウェイで山を下りる
13:30 別府ロープウェイからバスで別府駅へ
旅も終盤に近付き気を抜いてしまったのか、帰りのバスで乗り継ぎミスが発覚。実際よりも1時間近くロスをしてしまった。バス酔いのディレクターに平謝りの池上。やはりネット禁止旅最大の難関は移動。
14:40 別府駅
最初の指令でとり天を食べそこないはしたものの、これにて全指令は完了。
池上:帰りにお土産を買って行きましょう
朝の散策で見つけた百貨店に向かうことに。そこで奇跡が起きる。
なんと! お土産を買うために訪れたトキワ百貨店に、とり天発祥の店「レストラン 東洋軒」の2号店が出店していた。厳密に言うと元祖の店ではない気もするが、、、この時にはディレクターもかなりユルユル。バス移動の疲れと空腹に負け、「OK! ぎりぎりセーフ」と即答。とり天定食をいただくことに。
これにて初日に断念した指令①もクリア! 全指令を完遂!
15:53 別府駅~小倉 特急ソニック
17:15 小倉~新大阪駅 新幹線のぞみ
19:31 大阪駅着
道中大幅なタイムロスや細かいトラブルはありながらも、何とか全指令を達成。
ネットなしでも旅行は楽しめた一方で、事前の下調べや現場でスマホを使えていれば、もっとスムーズに旅ができることも分かった。
ネット禁止旅まとめ
ネット禁止旅で一番のネックはやっぱり移動。路線バスが移動の中心だと、最適のダイヤに乗るのがかなり難しいことが分かった。乗り物での移動中も、マップアプリがあれば現在地や道のりがリアルタイムで見られるが、スマホが使えないと本当に乗ったバスが正しいのか確認ができないので、常に不安を抱えた状態での旅となってしまう。
今回の旅でも、スマホで調べながら行くのに比べると、2日間で2時間以上のロスをしてしまった。
そのほか、翌日の天気、観光スポットや店の込み具合など、事前に予測がたてられることが、すべて現地に行ってみてはじめてわかるので、その都度ロスが生まれる結果に。
結論
やはり知らない土地への旅行は、事前の準備をしっかりしておいた方がスムーズ!
今は乗り物やお店をネット予約することでお得になる場合も多いし、ネットで下調べをしている時のワクワク感も旅行の醍醐味です。やっぱり、現代の旅行にインターネットは欠かせないですね!
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