オンラインゲームや動画視聴を楽しむ人は多いですよね。ところがインターネットが遅いと画面が固まったり、特定の時間帯にネットにアクセスしづらくなりがち。オンラインゲームや動画をストレスなく楽しむには、快適なインターネット環境が必要です。
この記事ではインターネットが遅いと感じたときに試したい改善法を紹介します。
インターネットの速度が遅くて困る!速度低下の原因は?
インターネットの速度が遅い場合、原因は大きく分けて、「パソコンに問題がある」「接続機器に問題がある」「インターネット回線に問題がある」の3つが考えられます。
パソコンに問題があるケース
パソコンに問題があると、インターネットが遅くなることがあります。下記に当てはまる場合は、パソコンの問題が考えられるでしょう。
- 使用しているパソコンの型が古い
- OS(WindowsやmacOSなど)のアップデートをしていない
古い型のパソコンを使っていることが原因で、インターネットが遅いと感じられるのかもしれません。パソコンのスペックが低いと、膨大なデータを含む動画や画像を表示するのに時間がかかることがあります。
また、OSのアップデートをしていないことが原因の可能性もあるでしょう。パソコンを使用していると、定期的にアップデートのお知らせが表示されますよね。
アップデートでは、新しい機能の追加や既存機能の修正がされます。そのためアップデートをしないままでいると、パソコンに不具合が生じたり機能面が不安定になるおそれがあるのです。
接続機器に問題があるケース
ルーターやモデムなど接続機器に問題があると、通信速度は遅くなります。たとえば下記に当てはまる場合は、接続機器が原因でインターネットの速度が遅くなっているかもしれません。
- ルーター本体が古くなっている
- 接続機器につなぐLANケーブルが劣化している
- 長時間の連続使用で接続機器が熱を持っている
ルーター本体の寿命は2〜6年と考えられています。インターネットの接続が遅くなった場合、ルーターを使い始めてから何年経ったか計算してみましょう。
LANケーブルの耐用年数は20年ほどですが、衝撃や日光、湿気などの影響で劣化が進みます。
インターネットを長時間連続で使用していると、周辺機器に熱が蓄積します。接続機器の熱暴走が起こると、インターネットにトラブルが発生しますので注意してください。
インターネット回線に問題があるケース
パソコンにも接続機器にも問題がない場合、インターネット回線の問題を考えてみましょう。下記に当てはまる場合は、インターネット回線に問題があるかもしれません。
- 同じ時間帯にたくさんの人がインターネットに接続している
- プロバイダーが混雑している
- インターネット回線に通信障害が起きている
- データの利用量とインターネット回線の契約内容が合っていない
インターネットに同時にたくさんの人が接続すると、回線が混雑して通信速度が遅くなります。特にマンションなどの集合住宅で、複数の世帯で同じ回線を共有する契約の場合は要注意。回線を共有する人たちが同時に接続した場合、通信速度が落ちてしまいます。
インターネットに接続するためにはプロバイダーと契約しますが、プロバイダー側が混雑していることが原因で通信速度が遅くなることがあります。回線につなげられる量には限界があるため、利用者が多いと混雑を起こし、インターネットが遅くなってしまうのです。
通信エラーが発生したことによる通信障害も、インターネットが遅くなる原因です。復旧されるまでは通信速度が遅く、接続が不安定になります。
また、インターネットの契約内容に対して実際のデータ通信量が上回っている場合も通信速度が遅くなるでしょう。この場合は契約の見直しがおすすめされます。
インターネットが遅いときパソコンや周辺機器に試すべき改善法
インターネットが遅いと、動画の視聴やオンラインゲームの読み込みがスムーズにいかず、ストレスを感じてしまうことも。そんなときに試してみたい通信速度の改善法を紹介します。
パソコンに問題があるケース
パソコンに問題があってインターネットが遅くなっている場合、次の改善法を試してみましょう。
- パソコンが古い型の場合、買い替えを検討する
- アップデートをしてOSを最新の状態にする
パソコン本体が古い場合は、新しい型に買い替えることで快適にインターネットを利用できるようになることがあります。また、アップデートが溜まっている場合は、アップデートをしてOSを最新の状態にしましょう。
- インターネットのブラウザを変える
- ブラウザのキャッシュを削除する
インターネットのブラウザを変えることで、読み込みがスムーズになることもあります。キャッシュの蓄積が原因のことも考えられるでしょう。その場合はブラウザのキャッシュを削除してください。
- 使用していないアプリやソフトを閉じる
アプリやソフトウェアを同時に多数使用していることが、インターネットを遅くしていることもあります。使用していないアプリやソフトウェアは閉じましょう。
- セキュリティーソフトの設定や種類を見直す
セキュリティーソフトがインターネットの速度に影響する場合も考えられます。セキュリティーソフトを見直したり、複数のセキュリティーソフトをインストールしていないか確認してみてください。
注意したいのは、ウイルス感染が原因でインターネットの接続に不具合が生じている可能性です。インターネットが遅いからといってむやみにセキュリティーソフトを停止してしまうと、ウイルス感染を防げなくなってしまいます。
接続機器に問題があるケース
モデムやルーターなど接続機器に問題がある場合の改善法です。
- モデムやルーターを再起動する
まずはモデムやルーターの電源を再起動してみましょう。再起動することで機器に蓄積されていた熱が放熱し、通信速度が改善することがあります。
- ルーターの置き場所を変える
ルーターの置き場所が悪く、パソコンやスマホに電波が届きづらくなっている可能性も考えられます。ルーターの置き場所が適切かどうか、改めて電波状況をチェックしましょう。
- ルーターを買い替える
ルーターにも寿命があります。ルーターの使用年数が長く、インターネットの接続に不具合を感じるようになってきたら、買い替えの時期かもしれません。
- LANケーブルを交換する
LANケーブルは、直射日光や湿気、複雑な配線などによって劣化が進みます。LANケーブルの上に物を置いている、LANケーブルをよく踏んでしまうという場合も、負荷や衝撃によって劣化が進行している可能性があるでしょう。
またLANケーブルの規格が古いと、高速のインターネット通信に対応できません。劣化したLANケーブルや古い規格のLANケーブルを新しいものに変えると、インターネットの速度が改善することがありますよ。
- 中継機を利用する
パソコンやスマホを使う場所に、ルーターが発信する電波が届いていないことも考えられます。「さまざまな部屋で快適にインターネットを使いたい」「家の中でパソコンやスマホを使う人が多い」という場合は、中継機の利用を検討してみてください。
ネット環境を改善してインターネットの速度を上げる方法
パソコンやモデム、ルーターに問題がない場合、インターネット回線に関する改善法を試してみましょう。
- インターネットを利用する時間帯を変える
特定の曜日や時間帯になるといつもインターネットが遅くなるようなら、回線の混雑が原因かもしれません。インターネットを利用する時間帯を変えてみることで、通信速度が改善されることがありますよ。
- ホームルーターやモバイルルーターから光回線に乗り換える
さまざまな改善法を紹介してきましたが、それでもインターネットが遅い場合は回線の変更を検討してみましょう。
現在使用しているのがホームルーターまたはモバイルルーターの場合、光回線に乗り換えることでインターネットの速度が改善することがあります。
ホームルーターとは、開通工事不要で自宅にインターネット環境を作ることができるWi-Fiルーターです。「据え置き型」のルーターで、コンセントにつないで使用します。
回線を引くのではなく、モバイル回線(モバイルデータ通信)を利用します。工事費がかからず、比較的短期間でインターネットを利用できるのがメリットですが、光回線よりも通信速度が遅く、電波の影響を受けやすいのがデメリットです。
モバイルルーターとは、持ち運んで使えるWi-Fiルーターです。自宅だけでなく、外出先でもWi-Fi環境を作りたい人は、モバイルルーターを使用していることも多いでしょう。ホームルーターと同様に工事が不要で、モバイル回線を利用します。手軽に使用でき、コンパクトに携帯できるのがモバイルルーターのメリットでしょう。
モバイルルーターのデメリットは、電波の影響を受けやすく通信が不安定になりがちなこと、通信制限のある契約プランが多いことです。
光回線は光ファイバーケーブルでインターネットを引きますので、電波の影響を受けない安定したインターネット環境が提供されます。モバイル回線と比べると開通工事が必要であることがデメリットといえるでしょう。
オンラインゲームや動画を快適に楽しめるインターネットの通信速度
光回線とモバイル回線では、通信速度に大きな違いが見られます。一般的にモバイル回線の速度は実測30~40Mbps程度です。一方で光回線では、一般的な最大1Gbpsのコースの場合、実測200~500Mbps前後という高速環境が提供されます。
ここでインターネットの利用目的ごとに、快適な通信速度の目安を紹介します。
・メール送受信やSNS利用
1Mbps〜10Mbps
・Webサイトの閲覧
1Mbps〜10Mbps
・リモート・オンライン会議
10Mbps〜20Mbps
・高画質の動画視聴
20Mbps〜30Mbps
・オンラインゲーム
60Mbps〜100Mbps
モバイル回線の場合、高画質の動画視聴の速度目安をクリアしているものの、電波の影響など外的要因によって通信が不安定になりやすいでしょう。そしてオンラインゲームを快適に楽しむには、通信速度が十分とはいえません。
また、モバイル回線では通信制限のある契約プランが多いことに要注意。月のデータ容量に制限がある契約プランでは、容量を超えたデータ通信をした結果、インターネットの速度が一気に低下することがあります。
光回線も環境要因によっては速度が前後しますが、動画視聴やオンラインゲームを快適に楽しむことができる通信速度が保たれます。安定した高速インターネット環境が必要な人は、光回線を検討してみましょう。
関西圏で広域展開中の光回線超高速コースはこちら
まとめ
パソコンや接続機器に問題がない場合は回線の変更の検討を!
インターネットの回線が遅いときは、まずはパソコンや接続機器に問題がないか改善法を試してみましょう。それでもインターネットが遅いようなら、回線の変更を検討するのもおすすめです。
通信速度の問題がどこにあるのか見極めて、快適なインターネット環境を手に入れてくださいね。
【関西でネット回線をお探しなら】
eo光は17年連続お客さま満足度 No.1!※
※RBB TODAYブロードバンドアワード2023 キャリア部門 エリア別総合(近畿)第1位(2024年2月発表)
2007年~2023年17年連続受賞
※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。