中古パソコン選びのポイントとは?販売会社に聞いてみた

新しいパソコンが欲しいときに、購入費用を抑える手段となるのが中古パソコンの購入。しかし、一度人の手に渡ったものは少し不安……という方も多いのではないでしょうか? 今回は再生パソコンの販売を行う「PC next」を運営する財津さんと近藤さんに、失敗しない中古パソコンの選び方をお聞きしました。

ライター:吉岡勇哉

中古パソコンはどこで買うべきか

中古パソコンの購入は信頼のできる販売店やECサイトから行うのがおすすめです。信頼できるかどうかは個人の感覚ですが、「販売店の事業規模」や「口コミ」、「(ECサイトの場合は)販売者の顔が分かるか」といった点を判断基準に。
また動作保証など一定期間の保証サービスがあるところであれば、中古パソコンであってもより安心して購入できるため、購入先選びの際はこちらも意識しておくと良いでしょう。

オークションサイトを利用した個人売買は、購入後に事前に知らされていなかった不良や傷が見つかったり、商品が届かなかったりするトラブルが起こりやすいため、注意が必要。ジャンク品を求める方以外の利用は極力控えましょう。

中古パソコンの選び方

外見

パソコンの見た目

パソコンの見た目については以下のことを確認しましょう。

  • ディスプレイに大きな傷がないか
  • キーボードの印字のかすれ
  • 割れや欠けがないか
  • ノートパソコンの場合、折り畳み部のヒンジが緩んでいないか

中古パソコンの購入時には、「使用品である」という理解が必要です。しかし上記の項目に関して、あまりにも程度がひどいものの場合は、使用に支障をきたすことがあるため、自身が納得して使える範囲かどうかよく考えて購入しましょう。

PC nextからアドバイス

基本的にはないと思いますが、ごくまれにバッテリーが膨張していることがあります。膨張したバッテリーを使用し続けることは危険も伴うため、購入・利用を控えるようにしましょう。

また傷や塗装のハゲは、操作に支障がなくても値下げ対象となっていることがあります。受け入れられる程度であれば、狙っているパソコンがお得に手に入るチャンスかもしれません。

OS

Windowsの場合、2023年6月現在の最新OSはWindows11です。しかし、ひとつ前のWindows10でも2025年10月まではサポートされているので、新しいものにこだわりがない方であれば、Windows10でも問題なく使用できます(スペックに応じてWindows11にアップグレードも可能)。
サポート終了後はセキュリティーが保証されなくなるので、2025年以降も使用する可能性がある場合は、Windows11搭載機器を選択しましょう。

Windows10とWindows11の主な違い

意匠性や操作性など細かな違いはたくさんありますが、Windows11から利用できる主な機能は以下の3つです。

  1. スナップ機能:画面を上下・左右に分割して複数のウィンドウを同時に表示させる機能
  2. Androidアプリの利用:Androidアプリの利用時、仮想マシンの構築が不要
  3. ウィジェットの搭載:タスクバーから天気予報や最新ニュース、タスクなどが配置されたウィンドウの表示が可能

CPU

CPU

パソコンの処理速度を決めるCPU。必要なCPUの性能はそのパソコンで行う作業内容に応じて異なります。
主なCPUはIntelのCore iシリーズとAMDのRyzenシリーズですが、Core iシリーズの場合は、以下を参考にしてください。

  • 簡単な事務作業には:Core i3
  • Microsoft Officeを利用するビジネス用:Core i3
  • 高画質動画の視聴や画像編集に:Core i5
  • PCゲームや動画編集に:Core i5  

PC nextからアドバイス

上記は必要最低限のスペックです。Microsoft Officeを利用するビジネス用でも、複数の作業を並行して進める場合はCore i5以上を推奨させていただくことがあります。判断が難しい場合は、Core i5以上のCPU搭載パソコンがおすすめです。

メモリ

メモリはストレージのようにデータ保存をする場所ではなく、作業中や処理中のデータを一時保存する場所です。このメモリが大きければ、重たいソフトも使用できます。基本的には8GB以上のものを選択しましょう。

ストレージ

データの保存先であるストレージはSSDの240GB以上がおすすめ。

PC nextからアドバイス

ストレージには、安価なHDDと処理速度の速いSSDの2種類があります。近年の需要からPC nextでは、すべてのパソコンのストレージをSSDに換装して販売しています。

ストレージ容量は大きいと安心ですが、すべてのデータをクラウドに保存される方や外付けハードディスクを利用される方などは、少し小さい容量でも問題ありません。

バッテリー

中古パソコンの場合、バッテリーは新品のものと比較すると劣化しています。購入時に劣化具合を確認することは難しいため、ノートパソコンであっても充電ケーブルを接続しながらの使用になるかもしれないということを覚えておきましょう。

セキュリティー

基本的に中古パソコン専門店で販売されているものは、一度初期化され、OSなどを新たに入れ直して販売されています。そのため、購入時にすでにウイルスに感染しているということはありません。
信頼できる販売店を選び、安全なパソコンを手に入れましょう。

PC nextからアドバイス

中古パソコンの場合、事前にMicrosoft Officeが搭載されていることがあります。この場合はライセンスが正しいものか確認しましょう。不正なライセンスで使用されていると、突然ブロックされてしまうことがあるので要注意です。

保障

中古パソコン選びでは、保障の有無も重要な要素のひとつです。中古パソコンであれば、多くの場合は1~3カ月保障。より多くの保証を長期間受けられる販売店を見つけしましょう。

PC nextおすすめの人気商品

PC nextにおける2023年6月現在の人気商品を紹介します。

イチオシ小型高性能ノートパソコン (第六世代 Core i5)

イチオシ小型高性能ノートパソコン (第六世代 Core i5)

セール価格42,800円(2023年6月取材時点)のFujitsuやNEC、dynabook (東芝)などの国内メーカーのパソコン。CPUにはCore i5が採用されており、ストレージも256GBの新品SSDを搭載しています。「どのパソコンを買えば良いかわからない」「できるだけ価格を抑えたい」という方におすすめの商品です。

NEC VersaPro VKT13(アウトレット品)

NEC VersaPro VKT13(アウトレット品

最新のWindows11を搭載したモデルで、CPUはCore i5、セール価格で55,800円(2023年6月取材時点)です。本体に傷や凹み、小さな割れがあり、通常価格より大幅割引されたお得なアウトレット品。液晶に傷や異常はないため使用には問題がない、中古パソコンならではのお買い得商品です。

まとめ

中古パソコンをうまく購入できれば、費用を抑えながらお使いのパソコンよりも高スペックなものを手に入れられるかもしれません。PC nextで利用できるクーポンもいただいたので、現在パソコンの買い替えを検討されている方はぜひ利用してみてください。

パソコンに再生処置を施し販売する「PC next」

「PC next」は大阪府大阪市に本社を構える株式会社ポンデテックが運営する再生パソコンのオンライン販売店です。
PC nextでは企業から買い取ったパソコンにメモリ増設や新しいSSDへの換装をはじめとした再生処置を施し、買い取ったままの中古パソコンではなく「再生パソコン」として一定の品質は保ちつつ、手頃な価格でパソコンの販売を行っています。関西電力の100%子会社であるPC next では検品とサービスを徹底しており、古すぎるものや使用に支障をきたす傷のあるものなど、一定の基準に満たないものは販売前に除外されているだけでなく、基本的にすべてのパソコンが1年の動作保証つき。また実際に使ってみてからしかわからない好みの違いにも対応するため、購入日から15日間は返金保証※も実施しているなど、パソコン初心者の方にはおすすめの購入先です。

※「送料」「再セットアップ手数料」を差し引いた金額を返金。
 部品など、周辺機器は対象外。

PC next公式ホームページ

【CLIP読者限定 3,000円オフクーポン】下記クーポンコードを購入時に入力いただくか、クーポンリンクからサイトに遷移いただくと自動的にクーポン適用となります。 ※周辺機器・ソフトのみのご購入には利用不可 ※他のクーポンとの併用不可
クーポンコード:CLIP3000
クーポンリンク:https://pcnext.shop/discount/CLIP3000
クーポン利用方法はこちら:https://pcnext.shop/pages/how-to-order


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2007年~2023年17年連続受賞

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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • 1996年、奈良生まれ。大学卒業後、内装建築会社に就職。2年後カナダにて留学という名の余暇を過ごし、その後ライターの道へ。現在はジャンルを問わずさまざまな執筆を行う。

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