『Apex Legends』を遊ぶのに快適な回線速度は？ 確認・改善方法も

2025年2月でサービス開始から6周年を迎え、未だ根強い人気を誇るバトロワ系FPS『Apex Legends』。マッチ中のカクつきや先に撃っているはずなのに勝てないという場合は、回線速度に問題があるのかもしれません。

この記事では、『Apex Legends』を遊ぶのに快適な回線速度と確認方法、遅い場合の改善方法を紹介します。

ライター： 荒井啓仁

『Apex Legends』を遊ぶのに快適な回線速度の目安は？

『Apex Legends』を快適に遊ぶ回線速度の目安はおおよそ「30Mbps」。ブラウザやその他デバイスで同時に通信している場合、速度が下がってしまう可能性があるので注意しましょう。回線速度は「上り／アップロード速度（情報を送る速度）」「下り／ダウンロード速度（情報を受け取る速度）」の2種類。動画閲覧などでは「下り速度」だけ気にしていればいいのですが、オンラインゲームでは、自分の行動もサーバーに常時送信（アップロード）しています。『Apex Legends』を遊ぶ際は、下り速度だけではなく、「相手を攻撃した」というデータを送る上り速度も大切です。

使っているデバイスの速度を測定するには、専用サイトやメニューから確認できます。

回線速度の確認方法（PC）

PCの場合は、ブラウザから回線速度を測定できるサイトを利用しましょう。ブラウザの検索から「回線速度 測定」などで検索します。『Speedtest』や『回線速度計測』などがメジャーなサービスなので、参考にしてください。

回線速度の確認方法（PS）

PS4（PS5）では、本体の設定画面から回線速度を測定できます。ホーム画面の［設定］から［ネットワーク］メニューを開きましょう。［インターネット接続診断する］を実行すれば、回線速度も表示されます。

『Apex Legends』で回線が遅いとどうなる？

『Apex Legends』を遊ぶ際に回線速度が遅いとどうなるのでしょうか？
対戦で不利になるばかりか、ペナルティが発生するリスクも考えられます。通信速度に問題がないのにゲームがラグい（カクカクする・アクションの反映が遅い）場合は、パケットロスが発生しているかもしれません。

撃ち合いに勝てなくなる可能性も

回線速度が遅いと「相手を撃った」「アビリティを発動した」という情報が反映されるのにラグが発生する可能性があります。「先に撃ったのに負けた！」という状況は、FPSをプレイする上で大きなストレスになるでしょう。
ただし、『Apex Legends』に限らずFPSでの撃ち合いには、回線速度の影響だけでなくエイム力の良し悪しも関係するので、練習も必要です。

回線落ちによるペナルティの発生リスク

回線速度が遅い・不安定な場合は、マッチ中に回線落ちしてしまうことも考えられるでしょう。ランクマッチで復帰不可能な状態以外でマッチから抜けてしまうと、一定時間マッチに参加できないペナルティを課されてしまいます。

通信速度が遅い場合の対処法

『Apex Legends』で回線が遅いと、先に記載したようなリスクが発生し十分にゲームを楽しめないことがありえます。もしゲーム中に通信速度が遅いと感じたら、これから紹介する対策を実施してみてください。

他に通信しているデバイス・アプリがないか確認

通信速度が遅い・遅く感じる場合、他に通信しているデバイスやアプリがないか確認しましょう。契約している回線によっては、ブラウザで動画を再生している、家族や同居人がゲームをしているなど、『Apex Legends』以外にインターネットを利用しているとデータ通信量が多くなり速度が低下する場合があります。そのような場合は、利用していない通信を切って様子をみましょう。

また、ルーターの最大接続台数を超えて同時接続している場合も接続が不安定になることがあります。もしも超えている場合は、使用していない端末や優先度の低いものの接続を解除しましょう。

通信環境を確認

通信機器の再起動

通信速度が遅い際は、通信機器（ルーターやONUなど）を一度再起動してみるといいでしょう。接続しているデバイスの電源を切ったら「ルーター→ONU」の順番で電源を落とします。5分ほど放置し「ONU→ルーター→デバイス」の順番で電源を入れれば再起動完了です。

有線接続に切り替える

Wi-Fiで接続している場合は、有線接続への切り替えを検討してもよいかもしれません。Wi-Fiは便利な反面、他の無線機器や設置場所など、外部の影響を受けやすい特徴があります。LANケーブルを使った有線接続なら、外部環境の影響を極力受けずに安定した通信が可能です。

LANケーブルを確認

有線・無線問わず見落としがちなのが、LANケーブルです。モデムからルーター、ルーターからデバイスへとつなぐLANケーブルの規格が古くなっている可能性も考えられます。規格以外にもLANケーブルの劣化も通信速度が低下する原因の1つです。LANケーブルの規格とともに、購入日や劣化具合の確認も行い、必要に応じて最適なLANケーブルに交換しましょう。

Wi-Fiの周波数・置き場所を確認

Wi-Fiは接続している周波数や置き場所によって、通信速度や安定性が影響をうける可能性があります。デバイスとルーターの間に電波を遮るものがある、同じ周波数を使用したデバイスが周囲に多いなどの場合は、ルーターとデバイスの置き場所や周波数を考えましょう。

また、部屋数が多い家など自宅の中央にルーターを設置しても充分に電波が行き届かないような場合は、中継機やメッシュWi-Fiを利用すれば、快適にインターネットを利用できるかもしれません。

　通信回線を見直す

さまざまな対策を試しても通信環境が改善されない場合は、通信回線の契約を見直すのもおすすめです。インターネットを同時に利用するデバイスを減らせない、という場合は通信速度が大きいプランを検討してもよいかもしれません。

まとめ

2025年2月でサービス開始から6周年を迎え、未だ根強い人気を誇る『Apex Legends』。試合中に画面のカクつきやラグがあっては、100％楽しむのは難しいでしょう。ゲーム中に通信が遅くなるような場合は、今回紹介した対策を実施してみてください。