Windowsの画面分割とは?スナップ機能の使い方

Windows 10やWindows 11搭載のパソコンでは、複数のアプリやソフトを表示したいときに便利な「画面分割」の機能を使用できます。この記事では、画面分割のやり方のほか、メリットや活用方法について紹介します。

ライター:CLIP編集部

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Windowsの画面分割とは?メリットも紹介

Windowsの画面分割とは?メリットも紹介

画面分割とは、1つのパソコンのディスプレイ表示画面を複数に分け、2つ以上のアプリやソフト、ウィンドウを同時に扱えるようにする機能のことです。

「マルチウィンドウ」と呼ばれることもあり、Windowsの場合はWindows10以降のバージョンに標準搭載されている「スナップ」機能を活用して画面分割が行えます。

パソコンのバージョンによって分割できる数や種類は異なりますが、1画面を2分割、最大4分割までできるのが一般的です。最新バージョンのWindows11では、分割画面のサイズを調整できるなど、レイアウトまで微調整できます。

このような画面分割機能を活用することで、複数のウィンドウを同時に表示・操作できるため、いちいちアプリを切り替える手間が省け、作業効率が向上します。資料を見ながら文章作成したり、データを比較したりと、複数の作業を同時進行でスムーズに行うことが可能です。結果として時間短縮やミスの防止にもつながり、より快適にパソコン作業を進めることができます。

Windowsの画面分割の使い方

Windowsの画面分割の使い方について紹介します。

スナップ機能をオンにする

以下のステップでスナップ機能をオンにしましょう。

  1. 「設定」から「システム」→「マルチタスク」を選択
    「設定」から「システム」→「マルチタスク」を選択
  2. 「ウィンドウのスナップ」をオンに
    「ウィンドウのスナップ」をオンに

スナップをオンにすると、画面分割が使用できるようになります。画面分割の方法は、「マウス」「キーボード」「スナップポップアップ」の3通りがあります。

マウスで分割する

もっとも一般的なのが、マウスでアプリをドラッグして分割する方法です。以下のステップで試してみましょう。

  1. 分割したいアプリをドラッグして動かす。上部に出てくる白い枠まで移動
    分割したいアプリをドラッグして動かす。上部に出てくる白い枠まで移動
  2. 分割画面が表示されたら、好みのレイアウトまでドラッグする
    分割画面が表示されたら、好みのレイアウトまでドラッグする
  3. 画面が分割されているかどうか確認する
    画面が分割されているかどうか確認する

キーボード(ショートカットキー)で分割する

キーボードの操作(ショートカットキー)でも画面分割が行えます。「Win(Windows)キー + 方向キー」を利用することで、表示中のアプリをスナップして、好みのレイアウトに配置できます。以下のキーボード操作を覚えておきましょう。

【キーボードでスナップする方法】

  • 「Winキー + 左キー(←)」:アプリを画面の左側に配置
  • 「Winキー + 右キー(→)」:アプリを画面の右側に配置
  • 「Winキー + 上キー(↑)」:アプリを画面の上部に配置
  • 「Winキー + 下キー(↓)」:アプリを画面の下部に配置

例えば「Winキー + 左キー(←)」「Winキー + 右キー(→)」「Winキー + 上キー(↑)」……と繰り返していくと、最大4分割で画面表示が可能です(ウィンドウ間の移動はAlt+Tabでも可能ですが、自動でガイドも表示されます)。
これらのキーボード操作でレイアウトを決定し、Winキーを離すと配置が決まります。マウスでドラッグするよりも素早く画面分割が行えるので、ぜひご活用ください。

スナップポップアップを利用する

スナップポップアップとは、Windows11に搭載された画面分割の便利機能です。以下の方法で簡単に画面分割が行えます。(※Windows10は未搭載)

  1. アプリの右上にある拡大アイコンまでカーソルを移動
    アプリの右上にある拡大アイコンまでカーソルを移動
  2. 表示された画面レイアウトから好みのものをクリックする
    表示された画面レイアウトから好みのものをクリックする

Windows画面分割の活用方法は?

Windows画面分割の活用方法は?

Windows画面分割の主な活用シーンを紹介します。画面分割と似た「仮想デスクトップ」についても簡単に紹介するので合わせてチェックしてみてください。

Windows画面分割の活用方法

画面分割の主な活用方法としては以下があります。リストから自分に合った方法を見つけてみてください。

【画面分割の活用シーン】

  • 資料を見ながら作業:左に資料やブラウザ、右にWordやPowerPoint
  • データ比較:左右にExcelシートを並べ、数値を突き合わせて比較
  • プログラミング作業:左にコードエディタ、右にプレビュー画面
  • リモート会議:左にTeamsやZoom、右にメモアプリやWord
  • 配信視聴+SNS:左に配信画面、右にSNSやチャットアプリ
  • オンライン学習:左に講義動画、右にメモアプリやWord
  • フォルダの整理:移動元フォルダと移動先フォルダを左右で開いておく

など

このほか、「マップとブラウザを左右に表示して位置情報と施設情報を確認」「購入を検討している商品を左右に表示させて比較」など、旅行や買い物といったプライベート用途でも有効活用できます。

タブの切り替えを行わずに作業ができるWindows画面分割は、複数のウィンドウを開いて作業をするどんなシーンでも活用できます。モニターを大きくすると、3~4分割でも見やすいため、活用の幅がさらに広がるでしょう。

仮想デスクトップとは?

仮想デスクトップは、デスクトップを同じパソコン内に複数作成する機能です。

複数アプリを同時に表示できる画面分割に対して、プライベート用とビジネス用のデスクトップを分けておき、用途に合わせて切り替えるといった使い方が可能です。

仮想デスクトップのメリットや使い方について知りたいという方は、以下の記事もチェックしてみてください。

関連記事:Windows11の仮想デスクトップの使い方。メリットとデメリット

まとめ

Windows画面分割は、複数アプリを同時に表示し、作業効率を高められる機能です。
Windows10、11に標準搭載された「スナップ」機能をオンにすることで利用でき、「マウス」「キーボード」「スナップポップアップ」といった3通りの使い方があります。複数のアプリを立ち上げて作業する機会が多い方は、ぜひ試してみてください。


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