【2025年最新】Google Chromeが重い原因と軽くする対処法(iPhone/Android/PC)

Webサイトの閲覧や調べもの、動画視聴など、インターネットを利用する上で欠かせないブラウザ。中でもGmailアカウントとの連携が便利なGoogle Chromeを使っている方も多いのではないでしょうか。
使っているうちに「なんだか動作が重い」「ページの表示が遅い」と感じることがあるかもしれませんが、その「重さ」は簡単な設定変更で解消できる可能性があります。
この記事では、Google Chromeが重くなる原因と、誰でもすぐに試せる具体的な対処法を、iPhone・Android・パソコン(Windows11)のそれぞれで分かりやすく解説します。

ライター: CLIP編集部

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Chromeが重い主な原因

Google Chromeが重くなる原因はさまざまですが、以下の2つが関係している場合が多くあります。

1.メモリの圧迫

たくさんのタブを開きっぱなしにしたり、便利な拡張機能を入れすぎたりすると、パソコンやスマホの作業領域である「メモリ」が消費され、動作が遅くなります。

2.キャッシュなど一時ファイルの蓄積

一度表示したWebページのデータを一時的に保存しておく「キャッシュ」は、次回以降の表示を速くするための仕組みです。しかし、このデータが溜まりすぎると、かえってChromeの動作を妨げる原因になります。
まずは、これらの原因を手軽に解消できる対処法から試してみましょう。

【まず試す】Chromeを軽くする基本の対処法(iPhone/Android/PC共通)

Google Chromeが重いときにパソコン・スマホ共通でまず試してほしい基本的な対処法です。ここではiPhoneの画面を例に解説しますが、Androidやパソコンでもほぼ同じ操作で設定できます。

不要なタブをすべて閉じる

Google Chromeでは一つひとつのタブがメモリを消費しているため、不要なタブはこまめに閉じるのがおすすめです。

【手順(iPhoneの場合)】
1.Chrome画面右下の四角いアイコン(タブスイッチャー)をタップします。

Chrome画面右下の四角いアイコン(タブスイッチャー)をタップ

2. 開いているタブが一覧で表示されます。
3.各タブの「×」をタップして閉じるか、左下の「編集」から「すべてのタブとグループを閉じる」を選択します。

プリロード(先読み)の設定を変更する

閲覧する可能性が高いページをChromeが事前に読み込んでおく「プリロード」機能。表示が速くなる便利な機能ですが、バックグラウンドで通信を行うため、通信環境やデバイスの状態によっては動作が重くなる原因にもなります。

【手順(iPhoneの場合)】
1. Chrome画面右下の「…」から「設定」を選択します。

Chrome画面右下の「…」から「設定」を選択

2. 「帯域幅」をタップします。

「帯域幅」をタップ

3. 「ウェブページのプリロード」の項目で、「常に使用」「Wi-Fi接続時のみ」「使用しない」から選択できます。動作の重さが気になる場合は「使用しない」に設定してみましょう。

※Androidの場合はChromeの「…」から「設定」を選択後、[プライバシーとセキュリティ] → [ページをプリロードする] に進み、必要なプリロード設定を選択します。

キャッシュを削除する

溜まったキャッシュを削除することで、Google Chromeの動作が軽くなる場合があります。

【手順(iPhoneの場合)】

手順(iPhoneの場合)

1.Chrome画面右下の「…」から「閲覧履歴データの削除」を選択します。

1.  Chrome画面右下の「…」から「閲覧履歴データの削除」を選択します。

2. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェックが入っていることを確認します。

「キャッシュされた画像とファイル」にチェックが入っていることを確認

3. 一番下の「閲覧履歴データを削除」をタップします。

※「閲覧履歴」や「Cookie、サイトデータ」なども同時に削除できますが、ログイン情報などがリセットされる場合があるのでご注意ください。

【PC向け】Chromeが重いときの原因・対処法(Windows11)

Windows11でGoogle Chromeが重い場合は、より多くの原因が考えられます。以下の対処法を試してみてください。

タスクマネージャーでChromeのタスクを終了する

Google Chromeがフリーズに近い状態で、動作が極端に重い場合に有効です。

タスクマネージャーでChromeのタスクを終了する

【手順】

  1. キーボードのCtrl+Alt+Deleteキーを同時に押し、「タスク マネージャー」を選択します。
  2. 「プロセス」タブの中から「Google Chrome」を探します。
  3. 「Google Chrome」を選択し、右下の「タスクの終了」をクリックします。

メモリーセーバーをオンにする

開いているものの使っていない非アクティブなタブのメモリを解放し、Chrome全体のパフォーマンスを向上させる機能です。

メモリーセーバーをオンにする

【手順】

  1. Chrome画面右上の「︙」から「設定」を選択します。
  2. 左側のメニューから「パフォーマンス」をクリックします。
  3. 「メモリセーバー」のスイッチをオンにします。

ハードウェアアクセラレーションをオフにする

ハードウェアアクセラレーションをオフにする

通常はオンにすることで表示を滑らかにする機能ですが、お使いのパソコンの環境によっては、逆に動作を不安定にさせる原因になることがあります。

【手順】

  1. Chrome画面右上の「︙」から「設定」を選択します。
  2. 左側のメニューから「システム」をクリックします。
  3. 「グラフィック アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」のスイッチをオフにし、Chromeを再起動します。

Chromeやパソコンを再起動する

再起動はシンプルながら、一時的な不具合にはときに効果的な方法です。不具合の原因が不明でも、再起動で解決する場合があります。Google Chromeやパソコンの再起動を試してみてください。

不要な拡張機能を削除する

利便性を高めるGoogle Chromeの拡張機能ですが、多く入れすぎるとメモリを圧迫し、重さの原因になります。使っていないものは整理しましょう。

【手順】

  1. Chrome画面右上の「︙」から「拡張機能」>「拡張機能を管理」を選択します。
  2. インストールされている拡張機能の一覧が表示されます。
  3. 不要な拡張機能の「削除」ボタンをクリックします。

プロキシ設定を確認する

プロキシはインターネット接続時、ユーザーの代わりに情報をやり取りするサーバーでセキュリティ向上やアクセス速度の改善、アクセス制限などに利用されます。Google Chrome上でこのプロキシを利用する設定ができますが、意図せずプロキシ設定がオンになっていると、通信に問題が発生することがあります。

【手順】

  1. Windowsの「設定」から「ネットワークとインターネット」>「プロキシ」を開きます。(あるいはGoogle Chromeの「システム>パソコンのプロキシ設定を開く」から)
  2. 「プロキシ サーバーを使う」がオフになっていることを確認します。オンの場合はオフに切り替えてください。

関連記事:プロキシとは?設定方法やメリット・デメリット、注意点をご紹介!

特定のサイトでChromeが重い場合

特定のWebサイトを開いたときだけGoogle Chromeが重くなる場合は、そのサイト自体に高画質な画像や動画、広告などが多く埋め込まれていることが原因かもしれません。この場合は、サイト側の問題である可能性が高いです。この場合はご自身では解決が難しいため、サイト側の改善を待ちましょう。

パソコンや回線自体に問題がある場合も

パソコンや回線自体に問題がある場合も

ここまで紹介した対処法をすべて試しても改善が見られない場合、Google Chromeではなく、お使いのパソコンやインターネット回線そのものに原因がある可能性が考えられます。

パソコンのスペック不足

メモリ容量が少なかったり、ストレージ(HDD/SSD)の空きがほとんどなかったりすると、パソコン全体の動作が遅くなります。特に、何年も同じパソコンを使っている場合は、スペック不足が原因かもしれません。その場合は、メモリの増設や新しいパソコンへの買い替えを検討するのも一つの手です。

関連記事:SSDとHDDの違いとは?それぞれのおすすめの利用方法
関連記事:Windowsパソコンのメモリ不足の原因と6つの解消法

インターネット回線が遅い

「ページの読み込みに時間がかかる」「動画が途中で止まる」といった症状が多いなら、インターネット回線の速度が足りていないのかもしれません。
どれだけ高性能なパソコンを使っていても、通信が遅ければ、Webサイトの表示は遅くなってしまいます。特に、集合住宅にお住まいで夜間に速度が落ちる方や、ご家族が同時にインターネットを利用することが多いご家庭では、回線の品質が快適さを大きく左右します。
なかなかインターネット利用が快適にできない場合は、インターネット回線の見直しも検討してみてください。

まとめ

Google Chromeが重いと感じたときの原因と対処法をご紹介しました。多くの場合、不要なタブを閉じたり、溜まったキャッシュを削除したりするだけで、動作は大きく改善されます。まずは、今回ご紹介した手軽な方法から順番に試してみてください。 それでも解決しない場合は、パソコンのスペックや、ご利用中のインターネット回線に目を向けてみることも大切です。 もし関西エリアにお住まいで、回線の見直しを検討されるなら、独自の光ファイバー網を持つ「eo光」がおすすめです。

Google Chromeの利用だけでなくオンライン会議や高画質な動画のストリーミング、オンラインゲームまで、あらゆるインターネット体験が今より快適になるかもしれません。根本的な原因解決のために、一度ご自宅のネット環境を見直してみてはいかがでしょうか。


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2007年~2024年18年連続受賞。

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