2020年後半から人気が急上昇した『Among Us』。ゲーム実況者やYouTuberが盛んにプレイしているので、タイトルを耳にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
『Among Us』は、味方の中に紛れ込んでいる敵を見つけ出すという、「人狼」ジャンルのゲームです。さまざまな端末でリリースされており、プレイヤー同士がテキストもしくは音声チャットでコミュニケーションをとりながらプレイしていきます。
この記事では、『Among Us』はどんなゲームなのか、初心者にも分かりやすい面白さを紹介します。
ライター:狸山みほたん
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『Among Us』とは
『Among Us』は、「宇宙船を舞台にした人狼」です。
「人狼」とはチームの中に潜む裏切り者を推理し、追放を目指すゲームのことで、『Among Us』もこのジャンルに分類されます。
プレイ人数は4人~10人。プレイヤーは宇宙船の乗組員で、味方である「Crewmate(クルーメイト)」と裏切り者である「Impostor(インポスター)」に振り分けられ、誰が裏切り者かは分からない状態でゲームが進行していきます。
ゲームはアクションパートと会議パートに分かれていて、アクションパートではクルーは課せられたタスクのクリアを目指します。一方、インポスターは表向きは仲間のフリをしながら、妨害行為をおこなったり、直接クルーを倒したりしてそれを邪魔してきます。
会議パートでは、誰が裏切り者のインポスターかを議論して、追放する人物への投票が行われます。
白熱の議論が『Among Us』の醍醐味
会議パートが『Among Us』の面白いところ!
ゲーム内でテキストチャットができるようになっているのですが、LINEやSkypeなどの通話ができるアプリや、Discord(ディスコード)といったボイスチャットツールを使うことが一般的。
疑いを掛け合い、嘘をつき、それに突っ込み……ワイワイと会議をするのがこのゲームの醍醐味でしょう。
ゲーム実況や配信で大人気
『Among Us』は2018年にリリースされたインディーゲームですが、注目が集まり人気になったのは2020年後半から。
アメリカでリリースされ、日本でもゲーム実況者やYouTuberのプレイ動画から人気が広がり、現在ではゲーム好きの声優や芸人のプレイ動画もアップされています。
コロナ禍で、動画配信を視聴する人とゲームを楽しむ人、その両方が急増したことも人気爆発の要因といえるでしょう。
手軽に始められるのも魅力
『Among Us』は2021年2月現在、iOSとAndroidのアプリ版・PC版・Nintendo Switch版がリリースされていて、異なる機種同士でも同じフィールドでクロスプレイができます。
アプリ版は無料でダウンロードすればすぐに始められますし、1ゲーム15分程度で決着がつくライトさ。他の人狼系ゲームに比べて、ルールが簡単で手軽に楽しめるところも人気の理由です。
『Among Us』をやってみた
実際にアプリ版の『Among Us』をプレイしてみました!
友人たちとLINEのグループ通話を繋ぎながらアプリを起動。

今回は7人プレイで、この中に2人裏切り者であるインポスターがいます。
(インポスターの数は全体のプレイヤー人数に応じて自分たちで設定することができます)
ゲーム中、通話するのは会議パートだけなので、一旦ミュートにしてゲームスタート!

アプリによってランダムで「Crewmate」か「Impostor」に振り分けられ、自分がどちら側かが表示されます。
『Among Us』のクルー側の流れ

正常な乗組員である「Crewmate」、つまりは味方側です。
クルー側は「課せられた全てのタスクを完了する」もしくは「インポスターを見つけて全員追放する」ことで勝利することができます。
スタートしたら、地図を確認しながら自分のタスクの場所へ向かいます。


これは配線を直すタスク。
このような感じで線と線を結んだり、ボタンを押したり、ちょっとした操作をしていきます。
タスク自体に難しさはありませんが、そればかりに従事してはいられません。
インポスターはクルーの数を減らすことが勝利に繋がるので、隙を見せればやられてしまいます。

キャラのゆるい見た目に反して、急にえげつない攻撃をするのがちょっと笑えます。
くそー! あなたがインポスターだったのか……。
気づいた時には自分の体は真っ二つになっていました。

さらに、インポスターは「サボタージュ」という破壊活動で我々を妨害してきます。
サボタージュを起こされた場合は、それを解決するためのアクションをとらなければいけないのですが、混乱に乗じてまた誰かがやられてしまうことも……。
そして始まる会議パート!

さて、ここで通話を繋ぎます。
誰が裏切り者のインポスターかを推測して意見を出し合います。
やられてしまったプレイヤーは発言することはできません。

「〇〇さんが倒れていた近くで△△さんとすれ違いました」
「私はその時に近くでやらなきゃいけないタスクがあったので、そこにいただけですよ。逆にそっちは何してたんですか?」
という感じで怪しい行動や、逆に信用できそうな点を出し合って、会議が終わったら誰かに投票(パスもできます)。

そこで見事にインポスターを追放できれば良いのですが、うっかり違う人を宇宙空間に放り出してしまってゲーム続行というパターンもあります。

勝利条件が達成できればクルー陣営の勝ちです。

『Among Us』のインポスター側の流れ

チーム内に潜む裏切り者である「Impostor(インポスター)」、つまりは敵側です。
インポスター同士は誰がインポスターか把握しています。
インポスター側は「クルーを攻撃・追放し、インポスターと同数にする」もしくは「致命的なサボタージュの修復が時間内に終わらない」場合に勝利します。
インポスターは表向きはクルーのフリをして、自分がインポスターであることがバレないようにプレイしなければいけません。
疑いをかけられて、会議パートで追放されてしまうと負けになってしまいます。
ゲームがスタートすると、まずはクルーたちに紛れてタスクをやっているフリなどをしつつウロウロ。

このままクルーたちが固まっていると、攻撃できないので、サボタージュをしてクルーたちを散らばらせたりしてみます。

そしてタイミングを見計らってキル!!

あとは、あたかも別のタスクをやっていたフリをしてみたり、インポスターしか通れない秘密通路を使って別の部屋から登場してみたりしてアリバイ工作を図ります。
そして会議になったら、自分のアリバイを説明したり、他の人の方が怪しいと主張してみたりして、自分に疑いがかからないように振る舞います。
たとえ犯行現場を見られて報告されたとしても、「何言ってるんですか!あなたがやったんじゃないですか!」と主張するのです。
それを繰り返して、追放されることなく勝利条件を達成すれば勝ち!
バレてしまって、インポスター全員が追放されると負けになります。

ゲーム初心者でもハマった『Among Us』の面白さ

シンプルで分かりやすい
振り分けられる役が「Crewmate」か「Impostor」、味方か敵かの二択で、それぞれがやるべきこともシンプルなのでルールを覚えやすかったです。
やるべきことも地図上にマークがついていて、初心者クルーはとりあえず死なないようにタスクをクリアしていけばオッケーでしょう。
進行パターンは無限大
アクションパートは自由に動き回れるので、攻撃や会議のタイミングなどプレイヤーによって進行パターンは毎回変わります。
どれだけ考えてプレイしても、うっかり犯行現場を目撃されてしまったり、逆に絶対に見られたと思ったらバレてなかったり。予期せぬことは起こるし、会議での流れもその時々です。
セオリー通りに進むことばかりでないのも、『Among Us』の面白いポイントでしょう。
クルー側で倒されても即終了じゃない
本家の人狼で残念なポイントは、最初の方にやられてしまったらあとのゲームは黙って見守るだけになってしまうところ。
しかし『Among Us』では、やられてしまってからも幽霊になってタスクを実行することができるのです。
やられたクルー同士でチャットをすることもできて、全体の勝敗が決着するまで一緒に楽しめるのが良いところ!
幽霊の姿は見えないので、他のメンバーがどんな動きをしているのかを見学して勉強にもなります。

飛び出す会話が面白い
ゲーム中は「やるか」「やられるか」。
会議パートや、ゲーム終了後の反省会では「目の前で捻り上げてたからびっくりしちゃったよ」「いや~、見られたらやるしかないと思って」「あの人は生かしておきたかったんだけどねぇ」など、物騒な言葉が飛び交いがち。
絶対に日常生活では出ないセリフを言い合うのがまた楽しい!
まとめ
なかなか仲間と集まって遊ぶことが難しいこのご時世。
オンライン上に集合して、ワイワイ会話を楽しみながらプレイできるのが『Among Us』の楽しさでしょう。
ステージの追加や新たなリリース情報も発表されていて、この人気はまだまだ続きそうです。
なんだか難しそう、という方も一度プレイ動画を見て流れや雰囲気を掴んでみるのもいいかも。
ぜひ、遊んでみてくださいね!
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