家やオフィスのコンセント回りは、どうしても電源コードやLANケーブルなどが集まり乱れてしまいますよね。今回はそのような配線の整理方法をいくつか紹介します。
ライター:CLIP編集部
乱雑な配線は危険につながることも
乱雑な配線を放置しておくとさまざまな危険が生じます。
その代表例が火災。コンセント回りの配線が絡まりその付近の掃除が疎かになると、ほこりやごみが溜まります。この状態が続くと湿気を帯びたほこりなどがコンセントとプラグの間に入り込み、ショートし発火する危険性が高まります。
また、それ以外にもコードが通路などに出ていると足に引っ掛かり転倒し、怪我をする恐れもあります。そのため常日頃から配線は整理しておくことを心がけましょう。
既存製品による配線の整理法
100円均一ショップなどで手軽にそろえることができる、配線整理に便利なアイテムを整理方法に分けて紹介します。
まとめるもの
コードをまとめることで整理できるアイテムを紹介します。
きつく束ねすぎると、コードがうまく放熱できなくなってしまいます。最悪の場合、熱を持って発火してしまうおそれもあるので、コードを束ねる時はゆとりを持たせましょう。
コードクリップ
クリップ型の商品はコードをはさむだけなので、着脱が簡単。パソコン用マウスのコードやイヤホンなど普段はまとめていても、伸ばして使うことが頻繁にあるものに使用すると便利です。
マジックバンド
ハサミでカットできるため、長さを自由に調節できムダなく使用することができるマジックバンド。作りがシンプルなのでクリップよりもスマートにまとまり、壁と家具の隙間など狭い空間でも使用できます。
ケーブルチューブ(スパイラルチューブ)
複数のケーブルを保護しつつ1本のケーブルのようにまとめることができるプラスチック製のケーブルチューブ。他の製品と異なり外装として使用するため、なかにあるケーブルを守ることもできるのが大きな特徴。踏みつけなどの衝撃を受けても断線しにくくなるなど耐久性にも効果が期待できます。
ただし、別のケーブルをあとから追加する場合は始めから巻き直す必要があります。そのためテレビ裏の配線など、ケーブルの入れ替わりが起こりにくいところで利用するのがおすすめ。
つけ方のコツ
まずチューブの先を少し広げ1周ほど巻き付けます。
残りはチューブを引っ張って伸ばし、伸ばした分をまとめたケーブルに押し当てるようにすると、チューブが元の形に戻ろうとし勝手に巻き付いてくれます。
完成!!
固定するもの
コードを固定することで整理するアイテムを紹介します。
ケーブルフック
ケーブルフックはシールになった裏面を壁や家具に貼り付けて使用します。そこにケーブルをひっかけることで固定できるため、ケーブルが床に平置きにならずスッキリして見えるでしょう。
ただし製品によって使用できるケーブルの太さが異なるので、購入前の確認が必須。太いコードを水平に持ち上げ固定する場合は、重さに耐えられるかも注意が必要です。
粘着式マジックテープ
粘着式マジックテープはテープの片方を整理したい電源タップやACアダプターに、もう一方をデスクの天板下など収納先としたいところに貼ることで、そこに片づけたい物を固定することができます。
一般的なテープなどで固定すると、動かしづらくなりますが、このタイプの商品はマジックテープで固定するため必要な時は取り外しが可能。100円均一ショップや手芸店、ホームセンターなどで気軽に入手できます。
またあまりにも重いものに粘着式マジックテープを使用すると、固定場所によっては落下の危険が生じます。そのような物は浮かさずに平置きで固定しましょう。
つけ方のコツ
テープの大きさは貼り付けたい物を基準に決めると無駄ができません。
そのためまずは貼り付けたい物にマジックテープを貼ったとき、両端が2mm程度空く大きさでマジックテープをカットします。
貼り付け場所に貼るテープを最小限にしたい方はこの大きさに合わせて、もう一方もカット。その際は、2枚をくっつけた状態でカットするのがおすすめです。
基本的には固定したいものの方が肌に触れる機会が多いと思います。そのため固定したい物にはふわふわしているループ面、固定先へはチクチクしているフック面を使用しましょう。
完成!!今回は軽いものだったので天板裏の幕板に貼り付けました。
ケーブルモール(配線カバー)
コンセントからデスクまでが少し離れている場合は、ケーブルモールを活用。ケーブルをまっすぐに配線することができ、さらに踏みつけや引っ掛けによる断線、転倒を未然に防ぐこともできます。しっかりと固定するため、テーブルタップなどコンセントの差し替え頻度が低いものに使用しましょう。
ケーブルホルダー(ケーブルクリップ)
デスクまわりの充電コードなど着脱機会の多いケーブルが、行方不明にならずサッと使えるようになるケーブルホルダー。使用方法はデスク脇などケーブルを常設したいところに貼り付けるだけ。パソコンやスマートフォン、パッド系デバイスなど複数のツールを使用する仕事用デスクのケーブル整理に役立つでしょう。
ケーブルホルダーにはクリップ式やマグネット式などさまざまなモデルが存在するため、デスクにあわせて使い勝手の良いタイプを選びましょう。
隠すもの
コードを隠すことで整理するアイテムを紹介します。
ケーブルボックス
ケーブルボックスは電源タップや複数のケーブルをまとめて収納できます。使用ケーブルが変わりやすい環境の場合、ケーブルボックスであればケーブルの入れ替えも簡単。
専用ボックス以外にファイルボックスなどで代用もできるので、インテリアに合わせて好みのデザインのものを選ぶのがおすすめです。
配線整理のライフハック
配線を整理するための裏技を紹介します。
ダブルクリップをケーブルホルダーとして使用
机に置いている書類整理のフォルダや、机・棚の端をダブルクリップで挟めば、そのダブルクリップをケーブルホルダーとして利用することができます。
パン袋のクリップを使用してコードを見分ける
コンセントに市販のパン袋についている「バック・クロージャ―」と呼ばれる、プラスチック製の留め具をつけ目印にしておけば、そのコンセントが何のコンセントか一目瞭然。都度ケーブルをたどる必要がなくなります。
新しい環境の配線について
引っ越しやオフィスの移転時にはLANケーブルなどさまざまな配線を整える必要があります。オフィスの場合は、「OAフロア」と呼ばれる二重構造の床にすることで、すべての配線を床下へ綺麗に収めることができますが、家ではそうはいきません。新築時のLAN配線については以下の記事をご確認ください。
まとめ
インターネット環境を整えるには、パソコンやWi-Fiルーターの電源コード、LANケーブルなど多くのコードを必要とします。すでにインターネット環境を整えて配線に困っている方も、これから整えようとしている方も、今回ご紹介した方法を参考に安全な配線整理を行いましょう。
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