初心者クリエイターに優しいプラットフォームとして人気を集めている「note」。なぜこのような評価を得ているのかご存知でしょうか? 今回は「note」の特徴や利用方法を他のブログ作成用サービスと比較しながら紹介します。
ライター:CLIP編集部
noteとは
noteは文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品投稿を通じて、クリエイターと読者をつなぐWebサービスです。機能がシンプルなため、一般的なブログよりも簡単に始められることが人気の理由のひとつ。記事の執筆は無料の会員登録をすればすぐに始められます。
noteのメリット・デメリット
クリエイターから見たnoteのメリットとデメリットを紹介します。
noteのメリット
プログラミング言語を理解する必要がない
他のブログ作成用サービスでは、コンテンツの作成にHTMLやCSSなどのプログラミング言語を理解しなければいけないことがあります。しかしnoteではそのような知識がなくても、既存のテンプレートを埋めるような直感的な操作のみで投稿できます。
文字入力の画面がそのまま出力画面になる
noteの入力画面は投稿後に表示される画面とほとんど同じ。そのため作成時にデモ画面で確認する必要がありません。
記事が読まれやすい
昨年、noteの会員登録者数は500万人を突破しています。そのため個人で1つのサイトを運営するよりも、noteに記事を投稿する方が読者の目に止まりやすいかもしれません。
誰でも記事の有料販売が可能
noteでは無料記事の作成も行えますが、設定ひとつで誰でも記事の有料販売が行え、クリエイターはその売り上げによって収益が得られます。広告収入ではないため、収益化までの工程が少ないことは初心者にとって大きなメリットではないでしょうか。
noteのデメリット
noteはシンプルな操作性の反面、他のサービスと比較すると自由度が低いという欠点があります。
基本的にデザインの変更はできない
決められたテンプレートを用いて入力を行うnoteは、基本的にデザインの変更ができません。デザインにこだわった制作をしたい場合は、別のサービスを使用するのが良いでしょう。
独自ドメインの作成は有料
WordPressなどでは無料で独自ドメインの作成が行えますが、noteで独自ドメインを利用したい場合は、法人向け有料プラン「note pro」に加入しなければいけません。
アフィリエイト等のリンクが貼りづらい
基本的にnoteでアフィリエイトが行えるのはnoteと連携しているECプラットフォームを利用した場合のみ。他のプラットフォームを用いたアフィリエイトリンクを貼ろうとするとエラーが起こります。アフィリエイトを積極的に行いたい場合は別のサービスを使用するべきでしょう。
エクスポート機能がない
noteには既存のデータを他のファイル形式として保存するエクスポート機能がありません。そのためnoteで作成したコンテンツのバックアップや移行は、コピペで行うなど少し手間がかかります。
アクセス解析が有料プランでしかできない
noteでアクセス解析ができるのは有料プランの方のみです。本格的に運用を行いたい場合は有料プランへの加入が必須。
noteでできる5種類の投稿
テキストの投稿
最も基本的なものがテキストの投稿です。ブログのような形式でタイトルと本文の投稿が可能です。
イメージの投稿
画像をアップロードしたいときに使用します。画像は一度に最大30枚まで投稿可能。
ムービーの投稿
YouTubeなどのURLを貼り付ければ、動画配信が行えます。
サウンドの投稿
音楽やラジオのように音声を配信したいときに使用します。この場合の最大容量は50MBです。
つぶやきの投稿
気軽にひとことだけを配信したいときに使用。140字以内で投稿しましょう。
プレミアム会員で得られる特典
月額500円(2023年2月現在)のプレミアム会員になることで得られる特典を紹介します。
コンテンツの予約投稿
あらかじめ作成しておいたコンテンツを指定した日時に投稿できます。他のSNSなどで予告をしておけば、閲覧数を効果的に伸ばすことができるかもしれません。
有料コンテンツの価格上限アップ
無料会員の価格設定上限は、2023年2月現在1記事あたり5万円ですが、有料のプレミアム会員になれば10万円まで設定可能。
定期購読マガジン(月額制)の発行
プレミアム会員になれば月額制の定期購読マガジンの発行が可能になります。これを効果的に活用できれば、安定した収益が得られるでしょう。
コメント欄のON/OFF機能
無料会員のコメント欄は常時オープンになっています。しかし、プレミアム会員になればコメント機能をオフにすることができるため、悪意ある読者に荒らされるリスクを回避できます。
数量限定販売
プレミアム会員になれば、記事を数量限定で販売可能。読者に対し特別感を演出することができます。
noteで収益を得る方法
有料記事
noteでは作成した記事に自分で価格を設けて有料記事として販売ができます。
無料会員では100円から5万円、有料会員は最大10万円まで設定可能。
有料マガジン
公開した記事をひとまとめにし、有料マガジンとしても販売できます。
複数の有料記事をマガジンとしてまとめ、新たに値段を設定して販売することも可能です。
定期購読マガジン
定期購読マガジンとは新着記事や過去記事を問わず、マガジンとして登録されたもの全てが読めるサービスです。月額制のためクリエイターは安定した収益が得られるかもしれません。
サークル
note内でファンコミュニティを運営する機能をサークルといいます。
月額料金が異なる最大3つのプランがあり、クリエイターはその金額に応じた特典を用意。特典内容が金額に見合うものであれば、加入者を得られるでしょう。
クリエイターサポート
クリエイターサポートとは記事やマガジンへの課金とは異なり、10万円を上限に支援者が任意の金額をクリエイターに対して支払うものです。
noteの登録方法と活用法
noteの登録方法と活用方法を紹介します。
登録方法
まず「note 登録」と検索してnoteの会員登録ページを開き、お好みの登録方法を選択します。※法人利用の方は右上の「法人の方」をクリック。
必要項目を入力後に「私はロボットではありません」にチェックを入れ、その下の「同意して登録する」をクリック。
URLが自動生成されるので、問題がなければ「次へ」をクリック。
好きなジャンルを自由に選択し「次へ」。
Twitterを利用していて、noteと連携させたい方は「同意して連携」。Twitterを利用していない方や連携させたくない方は「今はしない」を選択。あとから設定することも可能なので、今は決められない場合もこちらをクリックしましょう。
noteではユーザー登録後、誰でもすぐにサービスが楽しめるよう、おすすめのクリエイターやマガジンが初期登録時に自動で表示されます。
まずは、以下のようにおすすめのクリエイターが表示されるので、気になる方がいる場合は「フォロー」を。フォローしたいクリエイターが見つからないときは、そのまま「次へ」をクリックしても問題ありません。
次におすすめのマガジンが表示されるので、読みたいものがある場合は「フォロー」を選択し、「noteをはじめる」をクリック。このときも興味をひくマガジンが見つからない場合はそのまま「noteをはじめる」をクリックしましょう。
下記の画面が表示されれば登録完了です!
noteの活用方法
クリエイターと読者それぞれの視点から活用法を紹介します。
クリエイター側の活用法
自身の知見を活かして収益を狙う
noteではコンテンツの収益化を自由に行えるため、自身の得意分野を活かしたコンテンツを作成して収益化にチャレンジすることができます。
収益化させるコンテンツ制作
これまで紹介したようにnoteの強みのひとつは制作の手軽さと収益化への仕組みが整っていることです。そのため、クリエイターはnoteを利用すれば気軽にコンテンツの制作ができ、望めば収益化への一歩も踏み出しやすいでしょう。
コンテストに応募
noteのトップページには「応募する」というタブが存在します。そこには、書き始めるきっかけとなるテーマが掲載されていたり、企業コラボのコンテストが開かれていたりします。コンテストに入賞すると景品がもらえることもあるので、興味がある人は積極的にトライしてみてはいかがでしょう?
読者側の活用法
興味がある物だけを直接購入
読者が料金を支払うのは興味のあるコンテンツのみ。もちろん無料コンテンツもありますが、日常的にダラダラと閲覧するのではなく、強く興味がひかれたコンテンツだけを閲覧するのも利用方法のひとつです。
発信者や他の読者との交流が可能。
月額会員制のメンバーシップ機能を利用すれば、掲示板のコメントやリアクションなどを用いてクリエイターや他の読者と交流することができます。そこでしか共有されない有益情報が見つかるかもしれません。
まとめ
noteは手軽さが最大の魅力で、会員登録すれば初心者でもすぐに投稿やコンテンツの閲覧ができます。興味を持たれた方は、まずは無料会員登録をしてみてはいかがでしょうか?
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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。