梅雨が始まり、ジメジメとした何とも言えない気候が続きますね。
そんなときは、最新のニュースを知って、未来に目を向けてみませんか?
どんどんと進化するテクノロジーに、陰気な雰囲気も飛んで行っちゃうかも!?
ライター:CLIP編集部
問題〈1〉
ヘッドホンやイヤホンなどを販売する音響メーカーであるオーディオテクニカが、ゲーミングヘッドセット用のとあるAIシステムを開発。
そのシステムとは、どんなものでしょうか?
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使用者の耳の形に合わせたサウンドの提供
ゲーミングヘッドセットの開発に注力していたオーディオテクニカと、パーソナルな空間での音響システムを手掛けるエンボディ社が共同で開発したこのAIシステム。エンボディ社が持つ、右耳1枚の写真からその人に合わせた立体音響プロファイルを利用して、使用者の耳の形に合わせたサラウンドサウンドを作成。
開発者が思い描いていた音の世界観を正確に再現して、より没入感が得られると言います。
問題〈2〉
ツイッターが追加した新機能は、文字だけでは伝えきれない表現も可能にしました。
さて、何を投稿できるようになったのでしょうか?
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140秒の音声ツイート
6月17日から追加されたのは、140秒の音声クリップの投稿。アプリ自体に直接録音ができるため活用も簡単。
最大280字の書き込みでは伝えきれなかった感情や、文字化が難しかった想いを、より正確に伝えられるように今回の導入を決めたとのこと。
現在は「iOS」端末のみでの導入であるが、数週間のうちに他のOSへのアップデートを予定しています。
災害時などに安否を知らせるため、SNSに書き込む人が増えているので、声が聴けるとより安心できそうですね。
問題〈3〉
写真素材の販売を行うイメージナビが始めたとあるサービスは、芸能界のスキャンダルが多いこのご時世だからこそ生まれた画期的なサービスです。
そのサービスとは、いったいどんな内容でしょうか?
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AIが作る架空のモデル画像「INAI MODEL」
イメージナビが利用許諾を得た上で実在する人物を撮影。それをAIが加工して、実在しないモデル画像を作成するのだとか。購入すれば、WEB広告やポスターなどに起用でき、契約期間を気にせず、スキャンダルによる降板の心配をしなくていいと、多くの企業が関心を持ちました。
サービスには、ベンチャー企業のデータグリッドが協力し、画像を作るAIとは別にそれを評価するAIがおり、対立させることで精度を向上させる技術「GAN(敵対的生成ネットワーク」が利用されています。
以前ご紹介したGUの架空モデル「YOU」や、VRキャラクターを起用したりと、芸能人以外をを起用した広告が増えてきているので、これからの広告に目が離せませんね。
問題〈4〉
航空機のAIRBUS(エアバス)と、脳や生命体が持つ器官を科学するウェットウェア企業Koniku(コニク)がクラゲ型のデバイスを共同開発中。
今後の空の旅を安全にする機能が付いているらしいのですが、その機能とはいったい何でしょう?
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爆弾や危険な化学物質の匂いの検知
AIRBUSとKonikuが開発するこのクラゲ型デバイスは、爆弾や危険な化学物質の匂いを検知。
元々は爆発物のみに対応するように作っていたものの、新型コロナウイルスのパンデミックを踏まえて、途中から生物学的な危険性の高い匂いも検知できるように変更しました。
検知するセンサーには、遺伝子を組み替えて作成した生きた細胞(嗅覚受容体)が採用されており、航空機内だけではなく空港の各地に設置しておくだけで、簡単に安全を確保できるようになるのだとか。
年末までに試験運用を始める予定とのことで、空港で働く探知犬はお役御免になるのかな?
問題〈5〉
高輪ゲートウェイ駅にある無人コンビニでのとある画期的な調査結果が、小売業界のマーケティングに一石を投じました。
カメラでの監視をしているからこそできたその調査とは、何を調べたものでしょうか?
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”売れなかった”商品の調査
商品を手に取り、出口で交通系ICカードにて買い物を済ませる無人コンビニ。店内にある約50台の3Dカメラでどの商品を手に取っているかを自動で認識しているのですが、ここが重要なんです。従来型の店舗ではできなかった「利用客が何を買わなかったか」と言うデータが収集できるのです。「一度手に取ったが棚に戻した商品」「どの棚の前でどのくらい立ち止まったか」などの情報は、仕入れに大きく影響があり、より客層に合わせた商品ラインアップを揃えることができるのだとか。
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