安全に通学・下校できるか心配で、お子さんに防犯ブザーやキッズケータイを持たせる保護者の方が増えています。GPSでどこにいるか確認したり、連絡をとったりしたい。でも防犯ブザーでは機能が足りないし、携帯電話は機能が多そう。それに小学校はケータイが持ち込み禁止。
この記事ではそんな場合でも安心なGPSデバイス・サービスと、おすすめの見守りデバイス「otta.g」について紹介します。
ライター:佐倉一史
子供用GPSデバイス・見守りサービスとは?
子供用GPSデバイスとは、子供を見守るために開発された位置情報端末のこと。それに付随するサービスを「見守りサービス」といいます。子供を対象にした犯罪が増加しているため、防犯の意味でさまざまな企業が開発・提供をしています。従来では防犯ブザーがその役目を担っていましたが、近年は保護者がどこにいてもお子さんの位置を確認できるGPS搭載のデバイスが増えてきました。
子供用GPSデバイス・サービスの種類。選び方
子供を見守るデバイスにはいくつか種類があります。今回は5つのタイプをご紹介。それぞれのメリットやどんな家庭におすすめなのかを説明します。
1.専用小型端末
専用小型端末はGPS機能に特化した小型のデバイスで、保護者のスマホなどでお子さんの居場所をすぐに検索することができます。デバイスを販売する企業が見守りサービスも提供しており、月額利用料金を払う必要があることがほとんど。自宅や学校、よく行く公園などを登録しておくと、登録地点へ何時に行き何時に出発したかを通知で知ることもできます。
まだキッズスマホを持たせるには不安な未就学児や、スマホを学校へ持っていけない小学生のお子さんがいる家庭におすすめです。
2.キッズケータイ /キッズスマホ
各携帯キャリアが販売する子供用のケータイやスマホでは、GPSで居場所を知ることができるほか、メッセージや電話でコミュニケーションを取ることができます。キッズスマホの場合はインターネットの利用を制限できるので、スマホの使いすぎを防ぐことができるのも利点です。
小学校高学年や中学生などインターネットの正しい使い方について理解ができるお子さんがいる家庭におすすめです。
3.キッズスマートウォッチ
子供の安全を第一に、通話や防犯ブザー、SOSボタンなどが搭載されたスマートウォッチ。キッズスマホのようにストラップで首から下げたり、ポケットに入れたりしなくてもいいので、無くす心配が少ないのが特長です。
小学校へ通い始め、行動範囲が広くなりはじめたお子さんがいるならば、検討してもいいと思います。
4.スマホアプリ
既にお子さんへスマホを持たせている家庭ならば、見守りアプリがおすすめ。GPS機能を使って居場所を確認できることはもちろん、一日の移動経路やアプリ内チャットなど、アプリによってさまざまなサービスがあるので、自分たちのライフスタイルに合わせて選ぶことができるのが魅力です。
5.荷物紛失防止スマートタグ
荷物紛失を防ぐスマートタグは、ランドセルや財布など、お子さんが常に持ち歩くものに付けておくと、スマホでGPSで居場所を確認できます。比較的安価で導入の手間も少ないのもメリットの一つ。
保護者側からは確認ができますが、お子さん側からメッセージなどを発信することはできないので、今まで紹介した他の見守りデバイスやサービスと併用したり、お子さんが中学生や高校生など大きくなったときに念のための予防線として持たせるのがいいでしょう。
防犯ブザーとキッズスマホのいいとこ取り!子供用GPSデバイス「otta.g」
防犯ブザーでは機能が頼りなく、キッズスマホでは機能が多すぎるし学校に持っていけない。そんな方におすすめなのが、防犯ブザーとキッズスマホのいいとこ取りともいえる機能を持つコミュニケーション機能搭載のGPSデバイス「otta.g」です。その魅力や何ができるのかなど、販売元の「株式会社otta」代表・山本文和さんへインタビューをしました。
――「otta.g」とはどのようなデバイスでしょうか?
ベースとなっているのは、防犯ブザーです。そこにGPS機能とメッセージの送受信ができる機能を追加しました。
――他の子供用GPSデバイスとの一番の違いは何ですか?
専用小型端末でありながら、キッズスマホのようにメッセージの送受信ができることです。専用端末はコミュニケーションが取れないので、位置が分かってもお子さんの状態を確認することはできません。逆にキッズスマホはコミュニケーションを取ることがメインのため、GPS機能が少し弱い傾向にあります。
キッズスマホは位置情報サービスで位置の確認を申請したときにだけGPSを起動させるため、過去にどこにいたかを確認することはできません。
――なるほど。学校によってはスマホやケータイの持ち込みを禁止しているところもありますよね。
はい。安全のためスマホを持たせていても、学校に持ち込めないため、無用の長物となってしまう場合があります。その点「otta.g」はベースが防犯ブザーなので、学校に持って行っても問題ありません。また位置情報サービスも2分間隔で位置を記録。お子さんがどういう経路で移動しているか正確に把握することが可能なのです。
また弊社が提供している見守りサービスを併用して、GPSでの位置情報取得が困難な場面でも弊社が設置している見守りスポットにお子さんが到着したとき、ピンポイントで通知を受け取ることもできます。もちろん、GPSデバイスとしても優秀なので、見守りスポット以外にも保護者の任意の場所を設定することで通知を受け取ることも可能です。
――地域で子供の安全を守るのですね。それではメッセージの送受信はどのように行うのでしょうか?
保護者側からは専用のスマホアプリを使ってメッセージの送信、確認ができます。「otta.g」はメッセージを受け取ると着信音とLEDランプの点滅でお知らせします。ボタン操作一つで送信可能。学校などでは着信音が鳴らないような仕組みもあり、授業の邪魔をすることもありません。
――デバイスのバッテリーはどれくらいもつのでしょうか?
いくつかのモードがあるのですが、推奨しているバランスモードだと一回のフル充電で10~14日ほど稼働します。実は開発時に一番苦労したのが、バッテリー容量とサイズ感でした。「otta.g」は子供の手のひらで握れるくらいのサイズなのですが、もっと小型にすることもできました。しかしバッテリーの容量が小さくなるため、バランスを保つのが難しかったですね。私の小学生になる子供に試作品を持たせてみて、邪魔にならずしっかりと握れるサイズ感に調整したんです。
――2週間も稼働するなら、充電忘れの心配も少ないですね。
安全のためにも1週間に一度、学校が休みの週末に充電するのがいいと思います。
――「otta.g」はどのような家庭におすすめでしょうか?
主に小学生のお子さんを持つご家庭ですね。幼稚園までは通学時に保護者が一緒にいられますが、小学校からは子供一人で通学するようになります。特に私学に進学するお子さんは、初めての電車通学になることもあるでしょう。不安になる保護者の方も多いと思うので、こういったデバイスで少しでも安心してもらえればと思います。
「otta.g」をはじめとする見守りデバイス・サービスは、万が一の備えというよりは日常的にお子さんの安全を守るためのサービスだと私は考えています。もし公園にいるのが分かったら、帰ってきたときに「公園でどんな遊びをしてきたの?」「どんなお友達ができたの?」など親子間のコミュニケーションを増やすことにも繋がります。そうやって、親子間の不安を解消するためのツールとして、見守りデバイスやサービスを活用していってほしいですね。
――本日はありがとうございました。
専用小型端末とキッズケータイ、両方のメリットを併せもつ「otta.g」は、子供を守るだけでなく、親子間の困りごとも解消できる見守りデバイスなのです。
まとめ
子供用GPSデバイスと見守りサービスについて解説してきました。さまざまなタイプがあるのでそれぞれの特徴を理解すれば、どれを導入すればいいのか決めることができると思います。
また今回ご紹介した専用小型端末タイプの「otta.g」は、キッズケータイの特徴であるメッセージのやり取りもできる優れもの。
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また、ottaと関西電力送配電株式会社が連携して提供する見守りサービス「OTTADE!」では、地域全体で子供を見守るため、近畿圏の一部の自治体(四條畷市/交野市/豊中市/枚方市/亀岡市)で見守り端末を無償で配布しています。詳しくは下記ページをご覧ください。
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