家電芸人・品川祐のおすすめイヤフォン＆欲しいIoT家電は社会問題を解決する？

前回、前々回と、これまで、家電芸人としても知られるお笑いコンビ、ペナルティのヒデさんとiPhoneについて圧倒的な知識を持つかじがや卓哉さんに、芸人の視点からIoTを想像していただきました。
今回は家電芸人による未来のIoT想像のラスト！　芸人、映画監督としてマルチに活躍する家電芸人の品川庄司・品川祐さんに未来のIoTを想像していただきました。

ライター：CLIP編集部

家電芸人・品川祐が家電好きになった理由＝ビエラ！　

――本日はよろしくお願いいたします。まず、品川さんが家電を好きになった理由とは？

品川さん：それはもう、ビエラですね。

――Panasonicのテレビの、VIERA（ビエラ）ですか？　

品川さん：そうです。すごく昔の話になるのですが、僕は中学生の時に寮生活をしていたんです。週末は家に帰れたのですが、その時の楽しみがTVだったわけです。平日寮にいる間は、家族に家で観たいテレビ番組を録画してもらわないといけなかったんです。当時は単なる録画機能だけだったので、CMスキップもなかった。一番嫌だったのが、野球中継が延長してその後ろに予約していた番組が途中で終わってしまうこと。もう今の若い世代の子はそんな不便は経験してないでしょう（笑）。

――ありましたね（笑）。今や懐かしいです。

品川さん：そんな中学時代を経て、22歳の時にビエラを購入して、野球中継で延長した分もちゃんと録画してくれるようになりました。これでちゃんとテレビ番組、ドラマを全部観れる！と感動した記憶は忘れられません。あと中学時代にレンタルビデオが登場して、ビデオで映画が観られることにも感動しました。それでビデオにはまって、ビデオからDVD、DVDからBlu-rayに進化して映像も綺麗になっていきました。時代が進むごとにビデオを編集することが出来たり、僕が直接できることも多くなってきた。それで新しい機能が出るたびに感動して、テレビから様々な家電にのめり込んでいった感じです。

――品川さんの家電のルーツはテレビなんですね。

品川さん：そうですね。働き始めて少し生活に余裕が出てきたときに、50インチの大型テレビと5.1chのスピーカーを購入しました。そのテレビとスピーカーが家に入ってきたときは、引っ越すときより興奮しましたね。
搬入の日、忘れられないですもん（笑）。インパルスの堤下が手伝いに来てくれたんですけど、搬入の動線に車を止めて、インキーロックして動かせなくなってしまったんです。「なんでこんな大事な日に搬入動線に車止めて、インキーすんだよ！！」ってちょっと怒っちゃって（笑）。僕にとってはめちゃくちゃ大事なイベントだったんです。

家電芸人・品川祐おすすめはお気に入りのイヤフォン

――品川さんが最近おすすめの家電はありますか？

品川さん：「ゼンハイザー」から発売されているMOMENTUM True Wirelessというイヤフォンがオススメです。イヤフォンをしながら運動すると落ちちゃいそうって感じることがあるじゃないですか。実際は落ちないはずなのに、落ちちゃいそうって思うだけで体の動かし方が変わって、100％のパフォーマンスが出来なくて運動効率が悪くなるんですよね。このイヤフォンは落ちちゃいそうと感じることすらないんですよ。耳を吸っているのか？っていうくらい吸い付くんです。それに「外音取り込み」という機能があって、音楽を聴きながらそのボタンを押すと、音楽のボリュームが少し下がって、喋りかけられた声をくれるんです。なんなら直接声を聞くよりも大きく聞こえるんです。音楽を聴きながら、会話できるめちゃくちゃ良いイヤフォンなんです。

――そうなれば、そのイヤフォンは日常生活で外す必要がないですね。

品川さん：そうなんですよ、でもイヤフォンしながら話すのは失礼なんで結局外すんですけどね（笑）。これが世の中で普通になってくれれば良いんですけどね。今じゃ自転車に乗りながらイヤフォンしていると危ないなぁとか思われちゃうんです。このイヤフォンしてる方がよく聞こえるのに。これがスタンダードになってくれればいいなって思います（笑）。

――品川さんは家電量販店に通ったりはしないですか？　

品川さん：家電量販店は地獄です（笑）。

――天国じゃないんですか（笑）？　

品川さん：家電量販店に行ってしまうと買いたい衝動が抑えられなくて、めちゃくちゃ買ってしまうんですよね。欲望を抑えられないんですよ。うちに掃除機何個あるんだよってくらいあるんですよ（笑）あ、そういえばヘッドフォンも5個ありました（笑）。

――そんなにヘッドフォンやイヤフォンお持ちなんですか！

品川さん：新しい家電を購入するのは、例えば新しいゲームの仕事が入ってきたときに、モチベーションを上げるためもあるんです。今一番良いゲーミングヘッドセットを購入することで自分の仕事のスイッチを入れています。原稿や脚本を書く仕事が来たら新しいiPadやMac Bookを購入したり。新しい家電を取り入れると、いつも以上に触ったりしたくなるじゃないですか。

――確かに、新しいPCやゲームを購入したらやたらと触りたくなりますね。

品川さん：50インチのテレビを購入したときも、自分はテレビに出ることを夢見てこの世界に入ったし、自分の活躍する場所はこの中だから、大きいテレビを買ってモチベーション上げよう！って目的もありました。映画を撮ったりもするので、自分の撮ったものを家でもクオリティの高い映像で観たい気持ちもありますね。

――新しい家電を手に入れるたび、レベルアップしている感じですね！　

品川さん：だから僕めちゃくちゃ幸せだと思いますね。

今48歳なんですけど、テレビ、ビデオ、DVD、Blu-rayって進化してきて、今やVRもできて、もしかしたら近い将来ホログラムで映像が見れるかもしれないじゃないですか。いきなりBlu-rayから見た人たちはDVDからBlu-rayになった時の感動は知らないと思うんですよ。でも僕は段階を経て感動し続けているので、いい時代に生まれてよかったなと思います。

――家電芸人だから出てくる言葉ですね！

品川祐が考える未来のIoT家電は社会問題を解決する!?　

――そんな品川さんが想像する未来のIoT家電は何でしょうか？

品川さん：このコロナ禍で思ったことなんですが、たぶん今、各社考えてらっしゃるんじゃないかとは思うんですけど、マスクってどうしても顔に接着するので呼吸がしづらいんですね。だから僕が欲しいのは、ワイヤレスヘッドホンみたいな形のものを両耳に引っ掛けると、風が出てきて鼻と口の周りを覆ってくれてコロナ感染対策ができる「電子マスク」とか欲しいですね。感染予防だけじゃなくて人が不快に思う臭いも感知して出てくる風の強さでかき消してくれるといいですね（笑）。

【電子マスク】

――確かに、歩いていたら息苦しくなるときがありますね。発売されたらぜひ欲しいです。あとは何かありますか？

品川さん：車のキーを小型化したいですね。親指に埋め込む形のキーで、例えば今のキーにもあるような遠隔からロックを解除する機能を指パッチンで行える。なんかかっこいいじゃないですか（笑）。そのままエンジンボタンも親指で押すと作動するとか。そこに指紋認証なんかも搭載されれば二重ロックで防犯できそう。あとは社会問題になっている飲酒運転も、指に埋め込んでいるキーで血中のアルコール値を検測して、規定数値を超えるとエンジンがかからないようなシステムにすれば、より良い世の中にもなっていくのではないでしょうか。

【埋め込み式車キー】

――すごい発想ですね！　社会問題まで解決しそうなIoTのアイデアですね。

品川さん：運転している時にはスマホと連動して、マップアプリが立ち上がって、道路上にARでナビゲーションとかしてくれると最高ですね。

――なるほど、近い将来実現できれば良いですね！　最後に、品川さんが考える未来の家電はどうなっていると思いますか？

品川さん：そうですね、イヤフォンでいえば、耳の穴に入れるタイプではなくてシールみたいなもので張り付けて、骨伝導で音楽が聴けるとか。ピアスタイプになっていて音楽が聴けるとかになっていくのかなぁ。

――より小型化、体の一部のようになっていく感じでしょうか？

品川さん：そうですね。あとは、スマホがガラスみたいになっていて、ボタンを押すとホログラムが出てきて、空中に映し出されたビジョンをタッチして、操作できたら最高ですよね。

――テレビ、ビデオ、DVD、Blu-ray、VR、ホログラムまで体験できれば最高ですね！　本日はありがとうございました。

品川さん：ありがとうございました。

まとめ

今回は芸人、映画監督などマルチに活躍する品川庄司・品川祐さんのお話を伺いましたが、家電に対する愛、家電によって人生を充実させている面を伺うことができました。想像するIoTは社会問題にも関わっていて、見ている世界の広さが感じられました。品川庄司・品川祐さん、ありがとうございました。