X（旧Twitter）の検索コマンド一覧。特定期間の投稿・画像を抽出する方法など

X（旧Twitter）に、検索コマンドという便利な機能があるのをご存じですか？検索コマンドを活用することで膨大な投稿から知りたいことだけを効率的にピックアップでき、検索のクオリティを高めることができます。今回は、ビジネス・プライベートで使える、おすすめの検索コマンドを紹介します。

ライター： CLIP編集部

X（旧Twitter）の検索コマンドとは？

検索コマンドとは？

Twitter（X）の検索コマンドとは、膨大な投稿の中からユーザー・期間・言語・媒体などの条件を指定して、効率的に情報を検索できる機能のことです。方法は、Twitter（X）の検索窓に「特定のキーワード+ユーザー名・期間などの調べたいキーワード」と最適な検索コマンドを組み合わせて検索するだけ。検索コマンドの種類をいくつか覚えておけば、より効率的に、自分の目的に沿った情報収集が行えるようになります。

ブラウザ版のみ搭載！「高度な検索機能」との違いは？

「高度な検索機能」とは、Twitter（X）のブラウザ版に搭載されている機能です。入力画面の項目に合わせて条件を入力するだけなので、検索コマンドを覚えるよりも簡単に検索を効率化できます。

特定のキーワードや日付を指定して検索するのには便利なので、ブラウザ版のTwitter（X）を使用する方は試してみてもよいでしょう。ただ、検索コマンドよりも指定できる条件が限られているので、より詳細な内容を調べたいときは取りこぼしが起こりやすくなります。そのため、目的に沿った検索結果が得られない場合や、より効率的に検索結果を得たい場合は、検索コマンドを利用するといいでしょう。

検索精度を高めるX（旧Twitter）の検索コマンド

ここからはさまざまな検索コマンドと使い方、使用例を紹介していきます。まずは利用頻度が高いと思われる検索精度を高める検索コマンドを紹介します。
※本文中は、ツイート／ポストはツイートで、リポスト／リツイートはリツイートで表記しています。

複数のキーワードを含む投稿を検索：「and」

キーワードとキーワードの間に「and」を入力します。複数のキーワードを含む投稿を検索するときに便利です。入力するとき、キーワードとキーワードは半角スペースで区切りましょう。（他の検索コマンドを利用時も、検索コマンドとキーワードや複数キーワードを併用する場合は、同様に半角スペースを利用しましょう）

例：検索コマンド and Twitter

指定キーワードのいずれかを含む投稿を検索：「or」

キーワードとキーワードの間に「or」を入力します。キーワードのいずれかを含む投稿を検索するときに便利です。

例：Twitter or Google

指定キーワードに完全一致した投稿を検索：「“”」

調べたいキーワードを「“”」で挟みます。指定キーワードと完全一致した語句を含む投稿を検索するときに便利です。

例：“検索コマンドの使い方”

特定のハッシュタグを含む投稿を検索：「＃」

ハッシュタグとはSNSの投稿を特定のキーワードやトピックで分類するときに使われる記号です。ハッシュタグ＋キーワードで検索することで、特定のハッシュタグがついた投稿だけが表示されます。

例：#検索コマンド

検索結果にリツイートを含める：「include:nativeretweets」

検索結果にリツイートも含めたい場合に便利な検索コマンドです。キーワードを含むオリジナルツイートだけでなく、リツイートも表示できます。
なお、検索結果をリツイートのみに限定したいときは、「filter:nativeretweets」を使用します。

例：検索コマンド include:nativeretweets
例：検索コマンド filter:nativeretweets

リツイート・いいね数で検索「min_retweets:」「min_faves:」

指定した数以上のリツイートやいいねがされた投稿を検索するときに便利な検索コマンドです。「：」の後に、指定の数を入力します。利用する際は、指定キーワードと組み合わせて利用します。

例：検索コマンド min_retweets:100
例：検索コマンド min_faves:200

アカウントを指定するX（旧Twitter）の検索コマンド

次に、アカウントを指定する際に利用する検索コマンドを紹介します。

特定のユーザーの投稿を検索：「from:」

特定のユーザーの投稿を検索したいときに便利な検索コマンドです。「：」の後に、指定のユーザー名を入力します。なお、リプライ、メンション、リツイートは含まれません。

例：from:yourclip_life

特定のユーザーに宛てた投稿を検索：「to:」

特定のユーザー宛てに送られたツイートを検索できます。特定のユーザー宛てに送られたリプライやメンションを探すのに便利です。

例：to:yourclip_life

特定のユーザーに関連する投稿を検索：「@ユーザーID」

特定のユーザーに関連するすべての投稿を検索できます。ユーザーが投稿したツイート、そのユーザー宛てのツイート・リツイートされたツイートなどが含まれます。

例：@yourclip_life

検索対象をフォローしているアカウントに限定：「filter:follows」

フォローしているアカウントの投稿を検索したいときに便利な検索コマンドです。キーワード＋filter:followsで検索することで、検索範囲をフォロー中のアカウントの投稿だけに絞ることができます。

例：検索コマンド filter:follows

検索対象を認証アカウントに限定：「filter:verified」

認証マークのついたアカウントの投稿のみを検索できます。企業の公式アカウントなど、信頼性の高い投稿を検索したいときに便利な検索コマンドです。

例：検索コマンド filter:verified

期間・言語を指定するX（旧Twitter）の検索コマンド

続いて、期間・原稿を指定する際に利用する検索コマンドを紹介します。

特定の年月日以降の投稿を検索：「since:」

検索の際にこの検索コマンドを加えると、特定の年月日以降の投稿を検索できます。年月日の間には「-」を入力します。

例：検索コマンド since:2024-01-01

特定の年月日までの投稿を検索：「until:」

検索の際にこの検索コマンドを加えると、特定の年月日までの投稿を検索できます。年月日の間には「-」を入力します。

例：検索コマンド until:2024-01-01

自分の検索する目的に合わせて、以下のように検索コマンドを組み合わせて利用することができます。
from:yourclip_life since:2024-01-01 until:2024-01-01

投稿の言語を限定して検索：「lang:」

投稿の言語を指定して検索するときに便利な検索コマンドです。言語コードも覚える必要があるので注意しましょう。例えば英語の言語コードは「en」です。

例：lang: en

【言語コード】
日本語：ja
英語：en
スペイン語：es
フランス語：fr
中国語：zh
韓国語：ko

画像・動画の検索ができるX（旧Twitter）の検索コマンド

最後に、画像・動画の検索をしたい場合に利用する検索コマンドを紹介します。

画像と動画を含んだ投稿を検索：「filter:media」

画像と動画を含んだ投稿を検索するときに便利な検索コマンドです。キーワードを含めることで、特定のキーワードに関連する画像と動画を検索できます。

例：犬 filter:media

画像を含んだ投稿を検索：「filter:images」

投稿に含まれたメディアを画像のみに限定したいときに便利な検索コマンドです。

例：犬 filter:images

動画を含んだ投稿を検索：「filter:videos」

投稿に含まれたメディアを動画のみに限定したいときに便利な検索コマンドです。

例：犬 filter:videos

GIFを含んだ投稿を検索：「card_name:animated_gif」

GIFアニメを含む投稿を検索したいときに便利な検索コマンドです。

例：犬 card_name:animated_gif

Twitter（X）公式に投稿された動画を検索：「filter:consumer_video」

Twitter（X）公式にアップされた動画を含む投稿を検索するときに便利な検索コマンドです。
例：犬filter:consumer_video

検索コマンドは組み合わせて使うのがおすすめ！

検索コマンドは単体でも機能しますが、組み合わせて使用するのがおすすめです。条件の詳細をより絞り込むことができ、検索結果の精度が向上します。検索コマンドの組み合わせをいくつか紹介します。

・特定ユーザーが特定の期間に投稿したツイートを調べる
例：from:yourclip_life since:2024-01-01 until:2024-12-31

・特定のユーザーの人気投稿を調べる
例：min_faves:200 from:yourclip_life

・特定キーワードやトピックの人気の動画投稿を調べる
例：メジャーリーグ min_faves:200 filter:images

この他、組み合わせ次第でさまざまな条件に絞り込んで投稿を検索できます。単体使用で上手く検索できないときは、ぜひ検索コマンドの組み合わせを活用してみてください。

X(旧Twitter）検索コマンドがうまく機能しないときは？

コマンドが正しいか確認する

検索結果がうまく表示されないときは、コマンドが正しく入力されていない可能性があります。以下のようなポイントをチェックしましょう。

・「:」 を付け忘れていないか
・キーワードとコマンドを半角スペースで区切っているか
・不要な余白がないか
・「-」と「_」を間違えていないか

検索対象が非公開になっていないか確認する

特定のユーザーの投稿を検索するとき、ユーザーのアカウントが非公開だと、検索結果が表示されません。検索コマンドをチェックして誤りがない場合は、ユーザーのアカウントが非公開になっていないか確認しましょう。

検索コマンドが無効になっていないか確認する

検索コマンドは、今回紹介したもの以外にもさまざまな種類があります。中には、使用頻度が低下し、無効になってしまったコマンドもあります。入力ミスがない場合は、有効な検索コマンドかどうかをチェックしてみてください。

まとめ

検索コマンドを活用することで、Twitter（X）に投稿された膨大なツイートから知りたいことだけを効率的にピックアップできるようになります。ビジネスでもプライベートでも非常に便利に使えるので、気になった方はぜひご自身のインターネットライフに取り入れてみてください。