ブルーレイディスク·レコーダー生産終了。背景や代替手段は?

2025年2月をもって、ソニーが録画用ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)の「生産終了」を発表しました。さらに2026年2月にブルーレイレコーダー全モデルの出荷を順次終了すると同社から発表がありました。「手元のディスクやレコーダーは使えなくなる?」「ブルーレイレコーダーに録画した番組は今後どう保存すればいい?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

特にブルーレイでデータを保存することが多い方、たとえば普段、テレビ番組の録画をブルーレイディスクに保存している方などにとっては代替手段が気になるポイントでしょう。この記事では、生産終了といわれる背景や保存方法について紹介します。

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ブルーレイディスクの生産終了は本当?

ブルーレイディスクの生産終了は本当?

ブルーレイディスクは縮小フェーズへ

パナソニックは2023年2月に録画用ブルーレイディスク全品番の生産完了を発表しました。さらにソニーも、録画用・データ用を含むブルーレイディスクメディアの全モデルについて、2025年2月で生産を終了すると発表しています。

元々ブルーレイはソニーが業界内で策定を進めた規格。パナソニックを含め業界を代表する大手2社が相次いで撤退を表明したことで、録画用ブルーレイディスク市場は明らかに縮小フェーズに入ったといえるでしょう。ニュースでも大きく取り上げられたため、「ブルーレイ=もう終わり」という印象が広がりました。

ただし、縮小フェーズに入ったのは「録画用」のブルーレイディスクです。映画やアニメなどの市販ソフトで使われているBD-ROM(再生専用ディスク)とは別物で、「ブルーレイの映画ソフトがすべて発売されなくなる」というわけではありません。また、録画用ブルーレイディスクに関しても、しばらくは流通在庫や他社製品で代替できるでしょう。

とはいえ、録画用のブルーレイディスクが縮小フェーズに向かっているのは事実です。ブルーレイディスクにテレビ番組を録画・保存してきた方は、保存方法の見直しを検討してもよいかもしれません。

さらにブルーレイレコーダーも生産終了。その理由は?

さらにソニーは2026年2月にブルーレイレコーダーの出荷停止を発表(ブルーレイプレイヤーは引き続き販売予定)。その理由には何があるのでしょうか。

ソニーが策定を進めたブルーレイは東芝が主導した「HD DVD」との規格競争に勝ち、DVDよりも高画質・大容量という強みを持ったことで急速に普及しました。しかし近年は、こうした優位性が下がっています。

その理由のひとつが、消費者の視聴スタイルの変化です。たとえば、NetflixやTver、Amazon Prime Videoなどのサブスクリプション型動画配信サービスの普及により、「録画して保存する」よりも「配信で視聴する」スタイルが主流になりました。物理的なディスク(フィジカルメディア)を使わずに、インターネット経由で好きなときに視聴できる環境が整ったことで、ブルーレイの価値が相対的に下がったといえます。

録画保存の方法も変化しています。外付けHDDやSSDを使えば、大量の番組を一括で管理でき、ディスクの枚数が増えて保管場所に困る心配もありません。データの書き換えや整理も簡単で、家庭内の保存先としてより現実的な選択肢になっています。

このように、技術的な性能の問題というよりも、生活者側のライフスタイルや価値観の変化が、生産終了の背景にあるといえるでしょう。

DVDが生き残った理由は?

DVDが生き残った理由は?

DVDはブルーレイよりも古い世代のメディアですが、現在も一定の需要を保ち続けています。その背景には、次のような理由があります。

1.スクラッチ(キズ)への耐性が比較的高い
DVDはブルーレイよりも読み取りスポット(レーザー光のサイズ)が大きく、スクラッチに対する耐性がブルーレイよりも高い傾向があるとされています。
※なお、ブルーレイは記録層が表面に近くキズに弱いという構造上の弱点があるため、それを補うために強力な「ハードコート」加工が施されています。

2.長期保存の実績がある
DVDは直射日光や高温多湿を避けるなど適切に保管すれば、10年以上再生可能とされています(ただしメディア品質や環境に依存)。家庭用ビデオや思い出の映像をDVDで保管しているケースも多く、「長期保存メディア」としての信頼感があります。

3.製造コストが低く価格面で有利
DVDはブルーレイよりも製造コストが低いため、販売価格やレンタル料金を抑えやすいのが特長です。映画ソフトや教育教材など、コスト重視の用途では現在もDVDが選ばれる傾向があります。

4.再生環境が広く普及している
DVDプレーヤーやDVD対応パソコンは長年にわたり普及してきました。現在も多くの家庭や施設に再生機器が残っており、特別な環境を用意しなくても再生できる点が強みです。

5.「十分な品質」でニーズを満たしている
ブルーレイほどの高画質を求めない用途では、DVDの画質で十分と感じるケースも少なくありません。価格と品質のバランスが取れていることが、安定した需要につながっています。

このように、耐久性、コスト、普及率、実用性といった現実的なメリットが重なり、DVDは現在も一定のポジションを維持しているといえます。

ブルーレイディスクの代替となる保存方法は?

ブルーレイディスクの代替となる保存方法は?

録画用ブルーレイディスクの生産終了が進む中、今後の保存方法を見直したいと考える方もいるでしょう。代替となる主な保存方法を紹介します。

HDD/SSD

外付けHDD/SSDは、もっとも現実的な代替手段です。家電量販店やオンラインで入手でき、テレビ番組や映像データをまとめて一括保存できます。ディスクのように枚数が増えず、整理や管理がしやすい点もメリットです。

SSDは高速で衝撃に強く、HDDは比較的安価で大容量モデルが豊富という特徴があります。用途や予算に応じて選択できるのも魅力です。

ただし、HDDやSSDは故障リスクがあります。突然アクセスできなくなる可能性もあるため、別媒体へのバックアップなども合わせて検討しましょう。HDD/SSDについてくわしく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。

関連記事:記録媒体の比較 HDD・SSDなど容量や耐用年数は?
関連記事:SSDとHDDの違いとは?それぞれのおすすめの利用方法

クラウドストレージ

クラウドストレージは、インターネット経由で外部サーバーにデータを保存・管理・共有するオンラインサービスです。物理的なメディアが不要で、パソコン・スマートフォン・タブレットなど、さまざまなデバイスからアクセスできる点が大きな特徴です。

代表的なサービスには、Google DriveやDropboxなどがあります。端末が故障してもデータが消えにくく、バックアップ用途としても有効です。

ただし、容量を増やすためには月額課金が必要なケースがあるほか、インターネット上に保存する以上、セキュリティ対策やサービス選びは慎重に行う必要があります。クラウドストレージについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:パソコンやスマートフォンのストレージがいっぱいになったら?空き容量を確保する方法
関連記事:クラウドストレージ7つを比較!選び方のポイントは?【2026年最新】

このように、ブルーレイに代わる保存方法にはさまざまな種類があります。「長期保存を重視するのか」「大量データを管理したいのか」「複数端末で共有したいのか」といった目的に応じて、最適な方法を選んでみてください。

まとめ

録画用ブルーレイディスクは、ソニーやパナソニックの生産終了発表により、市場が縮小フェーズに入っています。ただし、対象の中心は録画用ディスクであり、市販のブルーレイの映画ソフトまでなくなるわけではありません。そして手元のディスクやレコーダーが使えなくなるという状況ではないため、過度に心配する必要はないでしょう。

ただし、動画の視聴・保存スタイルが大きく変化しているのも事実です。これまでブルーレイを利用していた方は、今回紹介した内容を参考に、新しい保存方法を検討してみてください。


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