インターネットとは?仕組みをわかりやすく解説

今や生活する上で必要なインフラとなったインターネット
当たり前のように使っている「www」や「http」「URL」の意味を知っていますか?
インターネットの仕組みや用語を解説していきます。

ライター:CLIP編集部

「インターネット」とは?定義・仕組みを解説

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インターネットとは、世界中にあるコンピュータやスマホなどの情報機器を繋ぐネットワークを指します。
1960年代後半にアメリカ国防総省高等研究計画局がネットワーク研究のために開発した「ARPAnet(アーパネット)」がインターネットのはじまりといわれています。
最初に通信を行ったのは、米国内のスタンフォード研究所とUCLA。その後に米国内の2つの大学を繋げる4箇所だけだったそうです。
この時代は個人でパソコンを持つ時代ではなかったため、コンピュータ単体で使用するか、研究所内の独自のスタンドアローンな環境内でしか通信することはできませんでした。

コンピュータ用語での「ネットワーク」とは、複数のコンピュータでデータの送受信ができる仕組みのこと。コンピュータやスマホを介しての家庭内や会社内での限られた範囲でコミュニケーションするための小さなネットワークが日本全体に繋がっていき、さらに世界全体に張り巡らされるようになった現代では、インターネットが史上最大の巨大なネットワークといえるでしょう。

「サーバ」と「クライアント」の関係

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インターネットの説明でよく聞くのが「サーバ」と「クライアント」。
ネットワーク上で情報のリクエストがあった際に情報(サービス)を返すコンピュータがサーバと呼ばれます。サーバに「こんな情報がほしい」とリクエストを送るコンピュータがクライアント。我々が普段使用しているパソコンやスマホは、クライアントです。
インターネットの世界には、メールサーバやWebサーバなど、専門の機能を持ったサーバが多数存在しており、クライアントはこれを利用することでネットワークから情報を得られます。

インターネット上の住所「IPアドレス」

サーバがデータの送受信を管理するために活用しているのが「IPアドレス」です。IPアドレスはインターネットに接続されるパソコンやスマホ、IoT機器などインターネットを利用する全ての機器に1つずつ割り振られており、インターネット上における住所の役割を担っています。
インターネットの利用数が増えたことで、IPアドレスの枯渇問題が発生しています。これを解決させるため、IPv6と呼ばれる規格が導入されはじめました。

参考サイト:eoコラム – IPv4・IPv6の違いとは?IPv6=速いわけではない

「URL」や「www」とは?用語を解説

インターネットの基本が分かったところで次は「URL」や「www」といった誰もが知る用語を解説します。

「URL」とは、Webサイトの場所を示す

インターネットを利用する上でよく使っているのが、Webサイトの場所を示す「URL」です。
これは「Uniform Resource Locator(ユニフォーム リソース ロケータ」の略で、ホームページアドレスとも呼ばれています。
インターネットで住所を示すのはIPアドレスと前述しましたが、URLはそのIPアドレスを人が分かりやすいように変換したものなのです。

「www」とは、テキストや画像のデータを公開・閲覧できる仕組み

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www」は「world wide web(ワールド ワイド ウェブ)」の略で、インターネットを通じて画像・テキスト・動画などを公開・閲覧できる仕組みのことです。wwwはインターネットが始まって数年経った1991年に登場しました。
それまでインターネット上では、文字情報や画像データを単体でやり取りすることしかできませんでした。しかしWebの生みの親と呼ばれるイギリスのコンピュータ技術者、ティム・バーナーズ=リー氏はworld wide webを構築し、世界初のWebサイトを公開したのです。その頃にはパソコンが会社や家庭に普及していたため、インターネットとブラウザソフトを介してよりビジュアル的に情報を見ることができるようになり、インターネットが爆発的に普及していきました。

テキストを繋げる仕組みのハイパーテキストハイパーリンクと呼ばれるWebサイトの根底を支える技術はこの時すでに実装されていたのです。

「http」、インターネットを使う上でのお約束

URLの中にある「http」の部分、HTTPプロトコルを解説します。
まずプロトコルとは、コンピュータ同士のやりとりを正常に動作させるための言語・約束事です。ネット上で同じプロトコルを使っているからこそ、インターネットに繋がるパソコンやスマホが情報のやり取りをすることができています。

http」はこのプロトコルの一種で、「hyper text transfer protocol(ハイパー テキスト トランスファー プロトコル)」の略でHTTPプロトコルと呼ばれています。
異なる場所、異なった環境で情報を通信するためのWebサイトのデータ送受信の約束事です。
最近では、「http」の最後に「s」を付けた「https」が多いですが、「s」は「secure(セキュア)」の頭文字で、データのやり取りを暗号化していることを示しています。ハッカーから身を守るため、より安全にインターネットを利用できるように進歩しています。

まとめ

世界中を繋ぐネットワーク「インターネット」の基本の仕組みや用語を解説しました。普段何気なく使っていた単語でも、知っているようで知らないことが多いことがあるかもしれません。
インターネットの仕組みが理解できればネットワークのトラブル時にも原因がわかるようになるかもしれませんね。正しい知識とさらに詳しい情報もインターネットで検索しましょう!


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