Googleアカウントは、Gmail、Googleドライブ、Googleフォト、YouTubeなど、日常生活で頻繁に利用するサービスにアクセスするための重要なアカウントです。しかし、一定期間使用されないと「休眠アカウント」と見なされ、そこに保存した重要なデータが失われるリスクがあります。この記事では、休眠アカウントの概要とそれが問題となる理由、そしてアカウントとデータを安全に保つ方法について解説します。
ライター:CLIP編集部
休眠アカウントとは
休眠アカウントとは、長期間ログインしておらず活動を休止しているアカウントのこと。最近ではX(旧:Twitter)などのSNSや、Microsoftなどのサービスでもセキュリティー対策などの懸念から休眠アカウントが削除される傾向があります。
Googleは2023年12月1日から、2年以上使用されていないアカウントを休眠アカウントと判定し、削除対象とすることになりました。基本的に休眠アカウントとして判断されるのは個人アカウントで、同じ状況であっても企業や教育機関向けのアカウントは保護されるとしています。
休眠アカウントが削除される理由は、パスワードの使い回しや2段階認証の未設定など、安全上の懸念があるためとされています。
2023年8月以降、Googleは削除対象となるアカウントやそこに登録されているメールアドレスに警告を発しているので、不安な方は一度確認しておきましょう。
休眠アカウントを守る方法
しばらく使っていないアカウントは以下の方法で守ることができます。
定期的なログイン
最も有効な方法は定期的なログインです。定期的にログインすることで、休眠アカウントとしての条件が外れ、アカウントを守ることができます。
メールや動画を閲覧する
保護したいアカウントでYouTubeをはじめとした他のアプリへサインインするだけでも、アクティブアカウントとして判断されます。Google Chromeを使わない場合でも、対象アカウントでログインした状態でYouTubeで動画視聴をしたり、Gmailでメールを送受信したりすると良いでしょう。Google Playストアでアプリをダウンロードするのも有効です。
Googleによると、ログイン中に行う次のような操作はアクティビティに含まれるとされています。
- メールを読む、送信する
- Google ドライブを使用する
- YouTube 動画を見る
- 写真を共有する
- アプリをダウンロードする
- Google 検索を使用する
- 「Google でログイン」機能でサードパーティ製のアプリやサービスにログインする
休眠アカウントに潜むリスク
休眠アカウントには以下のリスクが潜んでいます。
データが削除される
休眠アカウントとして判断され削除されると、Gmailやドキュメント、ドライブ、フォトなど、そこに保存されていた全データが削除されてしまいます。
ハッキングなどの被害に遭う危険性
長い間放置しているアカウントは、2段階認証の設定などのセキュリティー対策が十分に実施されておらず、ハッキングなどの被害に遭う可能性があります。
普段使用していないGoogleアカウントがある方は、他のサービスのログインIDに利用していないかなどを確認したうえで、極力削除しておくのがおすすめです。
まとめ
長年放置しているGoogleアカウントを持っている方は、重要なデータが残っていないか一度確認しておきましょう。もしも普段ログインしないアカウントに大切なデータが残っていた場合は、どこか別の場所にバックアップを取っておくのがおすすめです。
Xや、Microsoftなどのサービスも一定期間ログインのない休眠アカウントに対して停止・削除の方針がなされているため、休眠アカウントがないか、ご自身の利用状況を確認しておきましょう。
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