パソコンをマウスなしで操作する方法は？便利なショートカット一覧

「急にマウスが使えなくなった」「作業スペースが小さくマウスを使いにくい」「肩が凝るからキーボードで操作を完結したい」など、マウスを使わずにパソコンを操作したい方もおられるのではないしょうか。
この記事では、キーボードでのポインター操作やアプリの起動・切り替えなどの紹介と併せ、Windowsのパソコン操作をキーボードだけで行えるショートカットを厳選して紹介します。

事前に知っておくことで、万が一の時にも役立ち、普段から活用すれば効率化にもつながるかもしれません。

ライター:荒井啓仁

マウスなしでポインターを動かす方法は

マウスなしでパソコンのポインターを動かす場合、「簡単操作設定」からキーボードで操作できるようにしましょう。

［設定］から［アクセシビリティ］に移動し、［マウス］のメニューを開きます。［マウスキー機能］のスイッチを［オン］に切り替えれば設定完了です。

「Alt＋左Shift＋NumLock」を同時押しすれば［マウスキー機能］を有効化するウインドウが表示されるので、そちらでも切り替え可能です。［NumLock］キーの無いキーボードを利用している場合は、キーボードでポインターを操作ができないので注意しましょう。

キーボードでポインターを操作する際は、テンキーの1～9を使います（上図参照）。アプリを起動したい場合、「Windowsキー＋D」でデスクトップに戻り、矢印キーでアプリを選択可能です。タスクバーに配置したアプリは「Windowsキー＋T」で選べることも覚えておくといいでしょう。

右クリックのショートカットは？

さまざまなメニューを開ける、便利な右クリック。マウス特有の操作ですが、こちらもキーボードから利用可能です。「Shift＋F10」を同時押しすれば、右クリックメニューが開きます。

ノートパソコンの場合はタッチパッドを使うのも◯

「マウスを忘れた」「マウスを動かすスペースがない」という場合は、ノートパソコンならタッチパッドへの切り替えもおすすめです。キーボードの「fnキー」とキーボードの最上段に配置されている「ファンクションキー（F1〜の数字が割り振られているキー）」でタッチパッドのオン・オフを切り替えられます。機種によってタッチパッドの切り替えに使用するキーが違う可能性もあるので、公式サイトなどで確認しましょう。

Macの場合

Macを利用している場合でもキーボードでマウス操作が可能です。マウスキー機能をオンにするには、［システム設定］から［アクセシビリティ］の動作欄にある［ポインタコントロール］メニューを開きます。メニュー内の［マウスキー］のスイッチをオンにすれば、キーボードからマウスを動かせます。マウス操作ができない場合は、「Option＋Command＋F5」で［アクセシビリティ］を開き、Tabキーで項目が選択可能です。マウスキーをオンにすると、テンキーの1〜9か、789 uio jklの9キー（下図参照）でマウスを動かせます。

マウスなしで操作する際に役立つショートカット一覧

ファイル操作やアプリの切り替え、タスクバー操作など、パソコンをマウスなしで操作する際に役立つショートカットキーを分野別に厳選。覚えておけば、マウスが使えない状況以外でも作業の効率化にも役立つ可能性が高いので、是非参考にしてみてください。

まとめ

キーボード操作を中心に、マウスなしでパソコンを動かす方法を紹介しました。突然のトラブル以外にも、便利なショートカットを覚えておけば、いざというときに役立つかもしれません。