2022年11月30日に一般公開されて以降、これからの時代を切り開くツールとして脚光を浴び続けるChatGPT。これまでに一度は無料版を試したという方もおられるのではないでしょうか。今回は有料版のChatGPT Plusにはどのような機能が備わっているのかを、実際の使用画面を用いて解説します。
ChatGPT Plusのサインアップは、利用者の急増などを理由に突如停止されることがあります。最新情報はChatGPTアプリや開発者であるサム・アルトマン氏のX(旧Twitter)での投稿をご確認下さい。
ライター:CLIP編集部
基本性能の違い
ChatGPT(無料版) | ChatGPT Plus(有料版) | |
料金 | 無料 | 月額20ドル |
最新データの取り扱い | 2022年1月までのデータのみ | 随時更新 |
使用される言語モデル | GPT-3.5 | GPT-4 |
アクセス制限 | あり(回線混雑時) | 基本的にはなし |
プラグインの使用可否 | × | 〇 |
画像の使用 | × | 〇 |
音声 | 〇(アプリ版のみ) | 〇(アプリ版のみ) |
無料版ChatGPTと有料版であるChatGPT Plusの主な違いは上の表の通りです。
回答精度の違い
ChatGPTとChatGPT Plusの最も大きな違いは回答精度です。
無料版のChatGPTが取り扱うデータは2022年1月までに収集したものですが、ChatGPT Plusではデータが常時更新され続けています。そのため「パラメータ」と呼ばれる外部から投入されるデータ量はChatGPTで約1,750億個。それに対し、ChatGPT Plusは約5,000億~100兆個といわれ、その数は現在も増え続けています。
試しに「2023年の紅白歌合戦の司会は誰?」という質問をそれぞれに投げかけてみました。
ChatGPT
ChatGPT Plus
2022年1月までのデータしか持たないChatGPTは回答できませんでしたが、ChatGPT Plusでは出演アーティスト名に多少の間違いはあるものの、質問内容に対しては正しい回答が得られました。
アクセスの安定性
ChatGPT Plusには優先的なアクセス権が付与されています。そのため、無料版のChatGPTでは回線混雑などによりアクセス制限がかかる場面でも、基本的には普段通りに使用可能。
ただし、実際は使用する時間帯によって回答を得るまでに時間がかかることもあります。
プラグインが利用できる
プラグインとは、ChatGPT Plusに追加機能を提供するツールのことで、ChatGPTのPlugin storeから無料で入手可能。グルメレビューサイトや航空券比較サイトに関するものなど多数存在し、これらを利用することでChatGPT Plusからより詳しい飲食店情報が確認できたり、航空券の予約ができるようになったりします。
画像を用いたやり取りができる
ChatGPT Plusでは画像を用いた質問ができます。
画像の挿入はチャットボックス左側のアイコンをクリックし、希望の画像を選ぶだけ。
以下のような使い方ができます。
また、複数の物体が写りこんだ写真から特定の物について聞きたい場合は、以下のように対象物に目印をつけることで質問できます。
音声を用いたやり取りができる
2023年9月に画像認識機能と共に公表された、スマートフォン向けアプリ専用の音声会話機能は、当初ChatGPT Plusのみが対象でしたが、同年11月から無料版のChatGPTでも使用可能となりました。
デフォルトの言語設定は「Auto-Detect」となっており、こちらが発した言語を認識し、それと同じ言語で回答してくれます。
ChatGPTの音声は設定を変更することで、5種類の中から好きな声を選ぶことができます。
音声会話はスマートフォンのアプリから右下のヘッドホンマークをタップ。
次に表示される画面で、グレーの大きな円を長押ししながら話しかけましょう。
今回は「ChatGPTの音声会話のメリットを教えてください」と話しかけてみました。
音声会話の内容は、以下のように文字データとして読むことも可能。
まとめ
ChatGPT Plusの利用料は月額20ドルです。今回ご紹介した機能に興味のある方は数か月だけでも有料版を試してみてはいかがでしょうか。
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