リサーチ力が高まる!Google検索のススメ

皆さん、ネット検索をうまく使いこなせていますか?
パソコンの普及や1億総スマホ時代と呼ばれ、インターネットは限られた人のものではなくなり久しくたちました。
今や誰でも好きな時にスマホからインターネットへ簡単にアクセスし、自分の好きなコンテンツや情報を手に入れることができます。いわゆる「検索」ですね。
仕事や友人へのプレゼント選びなど様々なシーンで「検索する」ということが習慣化していると思います。
いつでも好きなものを調べられる今の時代だからこそ、上手なネットリサーチ方法や考え方を学び、より生活に役立てられないでしょうか。

今回、ネット検索のコツをリサーチ力が抜群に高い徳井健作君が、ちょっぴり機械音痴な岡野君に教えるようです。
皆さんも一緒に学んでみませんか?

ライター:CLIP編集部

今や必要不可欠となった検索エンジン「Google」と「Yahoo」

とある日のお昼休み。岡野が食事中にも関わらず、頭を抱えて悩んでいる様子。

徳井:どうしたんですか、頭なんか抱えこんじゃって。入社10年目の憂いですか?

岡野:そんなんじゃないよ。仕事はすごく順調。
……実は来週、彼女の誕生日で、彼女に「なにが欲しい?」って聞いても、「岡野が良いと思ったものがいいな!」って言うんだよね……。それって一番難しいでしょ?
インターネットで調べても、ピンとくるものがなくてねぇ。

徳井:なるほど! 彼女のプレゼント選びに悩んでいるのですか。そういや岡野って少しリサーチ苦手でしたね(笑)。それはつまり、うまく検索できていないんじゃないでしょうか? 岡野は彼女の性格とか好きなものは知っているはずだから、検索方法のコツさえ掴めば良いプレゼント選びができると思いますよ。

岡野:教えてくれよ、健作~!

徳井:任せてください! 僕は調べることは得意なんです!

まずは検索というものを知ってみましょうか。
流石に知ってると思うけど、検索ボックスにキーワードを入力してWEB上のサイトから、関連するページを探し出して表示してくれるシステムですね。
いわゆる「ググる」という言葉も「Googleで検索する」の略で、今や日本で使ったことがない人はいないくらい、生活に浸透してますよね。
今の日本で良く使用されている検索エンジンはGoogleとYahooが多いと思います。そこで「どちらの方が良い検索結果が表示されるの?」なんて疑問に思うかもしれませんが……。
なんと実はこの2つは2010年に提携していて、Google社が開発した検索エンジン技術を使用しているんです。
つまりYahooで検索した結果とGoogleで検索した結果はほとんど同じなんです(笑)。
今日はGoogleの検索に絞って、生活に役立つ検索方法を4つほど紹介しましょうか。

岡野:その方法ってどんなのなの!?
実は調べ方がイマイチわからなくて……。ワードの選び方とか難しいんだよね。

リサーチ力が高まる!Google検索①「AND検索」

徳井:岡野が普段何かを調べるときは、どんな感じで調べてますか?

岡野:Googleで検索をするときは、調べたいワードを入れたり、ワードの後ろにスペースを入れて関連するワードを入力することが多いかな~。
「プレゼント 彼女」とか。

徳井:なるほど。それは「AND検索」という絞り込み方法ですね。おそらく世間のみんなが知らず知らずのうちに使っている一番メジャーな方法です。
でも、岡野が調べたように「プレゼント 彼女」だと、広範囲で大量の検索結果が出てこないですか?

岡野:そうなんだよ!
「彼女に喜ばれる人気プレゼントランキング」のページが多くて、どれを見ればいいかわからないんだよなぁ。

検索ワードの範囲が広い

徳井:それは、検索ワードの範囲が広いのが原因なんですよ。
彼女の趣味や好きなものをワードに組み込めば良い検索結果が出てくると思いますよ!
例えば、彼女がアウトドア好きなら「プレゼント キャンプ」とか「アウトドアブランド 女性」とかで調べてみると、おススメの商品とか出てくるんじゃないでしょうか?
調べるワードを工夫することで、本当に求めている検索結果が上位に浮上しやすくなるんです。

リサーチ力を高める!Google検索②「NOT検索」

徳井:次の方法は、さっきの「AND検索」と同じようにワードを二つ繋げるんだけど、ワードの前に「-(ハイフン)」を入力する方法です。「NOT検索」といって、そのワードを除外した検索結果が出てくるようになるんです。
さっき岡野がランキング系のサイトが多くてわからないと言っていたけど、「彼女 プレゼント -ランキング」で検索すると、「彼女 プレゼント」で検索内容はさっきと一緒だけど、ランキング系のサイトは含まずに結果を出してくれるから、岡野が困っていたランキングに埋め尽くされた結果にならずに済みますよ。

NOT検索

岡野:この検索方法を使うと膨大な情報の中から自分が欲しいものだけを選択できるってことだね!
今まではたくさんの検索結果から一つずつしらみ潰しに閲覧していたけど、「NOT検索」があればほんとに欲しい情報に絞られているから情報収集が少し楽になるって感じか。

徳井:ワードから「ランキング」を排除しただけで1億2000万件の検索結果から、3500万件まで減りましたね。まぁそれでもまだ多いんですけどね(笑)。

岡野:そうだね。他にも何かあるの?

徳井:そうですねぇ、これなんかはどうでしょうか?

リサーチ力を高める!Google検索③「ワイルドカード検索」

徳井:「ワイルドカード検索」って、知ってますか?

岡野:ワイルドカード? なんかかっこよさそう。

徳井:「ワイルドカード」というのは、「どんな条件にもマッチする」という意味で、文章や歌詞、商品名など部分的に覚えているけど、思い出せないものを検索するときに使う方法なんです。
検索するときに「*(アスタリスク)」をあいまいな部分に加えると、その部分も含めて結果を出してくれるんです。

徳井:ちょっとわかりづらかったかな。え~と、彼女が好きなアウトドアブランドってなにかわかりますか?

岡野:

岡野:え~、なんだったけ? マンハッタンなんとかだったんだよなぁ。

徳井:それなら「アウトドアブランド マンハッタン*」で調べると出てきますよ。

ワイルドカード検索

岡野:ほんとだ。
これって曲の歌詞とか、ドラマの名セリフ、ことわざとかを知りたいときに役立ちそうだよね。

徳井:最近は予測変換でも出てくるから、あまり活躍する場面は少ないかもしれないけど、いつか役に立つ時が来るんじゃないでしょうか(笑)。

リサーチ力を高める!Google検索④「ファイル検索」

徳井:そういえばさ、彼女が誕生日ってことはデートもするんでしょう?
それまでに今抱えている仕事、終わりますか?

岡野:それも大変なんだよね。企画書が進まなくてさ……。

徳井:「ファイル検索」の方法は試しましたか?

岡野:ファイル検索? ファイルを探すのかい?

徳井:そうです。主に新入社員やレポートを書く学生に便利な機能なんじゃないでしょうか?これは、ExcelやPowerPoint、PDFといったファイルデータのみを検索結果として表示されるワザで、検索ワードに「filetype:ファイル拡張子」と入力するだけです。
「doc」ならWord、「xls」でExcel、「ppt」でPowerPoint、「pdf」でPDFが検索できてしまうんです。
新入社員であれば、日報作成や新しい資料の作成場面で「filetype:○○」を使えば、いろんな人が作ったフォーマットファイルが見つかるし、業務を効率化できる手助けになるかもしれないですね。僕も新人時代にこれを知っていれば……(笑)。他にも新企画を考えるアイデア出しのための企業や行政の情報収集にも役立つこともありますよ。
試しに「filetype:pdf 大阪 観光」で調べてみると……。
ほら、大阪府や大阪市が公開している観光動向の資料が出てきます。

ファイル検索

岡野:ほんとだ、これで企画書進むよ。健作さすがだなぁ! サンキュー!

Googleだけじゃない! 時代の変貌、SNSで検索する時代が到来

徳井:岡野~。デートはどうでしたか?

岡野:いやぁ~、うまくいったよ!
健作ありがとうな。SNSに写真も投稿したんだ! 見てくれよ!

徳井:おっ、楽しそうですねぇ! SNSと言えば、最近はSNS検索時代がきましたよねぇ。

岡野:SNS検索時代?

徳井:そうです。岡野みたいにSNSを発信ツールとして使用する人もいれば、 SNSを情報収集ツールとして使う人もいます。
例えば「Instagram」を検索ツールとして使う場合は、ハッシュタグを使いますよね。
とある焼肉屋のハッシュタグを検索すれば、美味しそうな画像と共に消費者のリアルな声が掲載されています。こんな感じで求める情報へたどり着くスピード感だったり、同じ消費者目線で投稿されている内容に対して興味を示す傾向が、今の若い世代にはあるのかなって思いますね。

岡野:YouTubeも良く見るなぁ。
最新情報を一般消費者目線で事細かに説明してくれるYouTuberがいるから、なんだか見ちゃうんだよねぇ。

徳井:TVももちろん視聴されているけど、YouTubeしか見ないという若者も増えてきているのは事実ですね。
検索エンジンを使用すると、広告が一番上に上がってきたり、文字から情報を得ないと知りたいことへたどり着かないとか、今までのやり方は若者に響かない要素もあるみたいです。時代が変わるにつれて、PCからスマホへ、「Google検索」からSNSへと進化していってます。まだまだ進化していくこのIT社会で、今後の検索事情も変わり続けるんじゃないでしょうか……。

ところで、デートで指輪プレゼントしてますね。プロポーズしたんですか?

岡野:そうなんだよ。プロポーズの言葉決めてなくてさ、とっさに昔こどものころに見てたドラマのセリフが良いと思ってさ!
でも思い出せなかったから健作に教えてもらった「ワイルドカード検索」で調べてみたんだよ。「僕は誓う*愛している」で調べたら、ちゃんと出てきたよ。
結果はもちろん、オッケーだったよ!

僕は誓う*愛している

徳井:そうなんですね!役に立ってよかったです!

まとめ

時代が変わるにつれて変化していく様々な検索方法。一般的に使用されている「AND検索」、いらない情報を排除してくれる「NOT検索」。Googleでは様々な検索方法が存在しています。ためしにGoogle検索で「一回転」と調べてみてください、少し面白い現象が起こります(笑)。

皆さんも様々な検索方法を身に付けて、リサーチ力を高めて、公私ともに充実した生活を過ごしてみてはいかがでしょうか?


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