OneDriveを使っていて、同期ができない経験をしたことはありませんか? OneDriveは、さまざまな原因で同期ができなくなることがあります。そこで今回は、同期ができなくなる7つの原因と対処方法について詳しく紹介します。
ライター: CLIP編集部
OneDriveとは?
OneDriveの機能や無償版と有料版の違いなど、基本情報について簡単におさらいしておきましょう。
OneDriveでできることは?
OneDriveはMicrosoftのオンラインストレージサービスで、Officeファイルや写真の他、動画などのデジタルデータをオンライン上に保存したいときに便利に活用できます。また、パソコン・スマートフォン・タブレットなどの複数のデバイスからアクセスでき、ファイルをダウンロードすることなくオンライン上で閲覧・編集・削除できるのも特徴です。
OneDriveの無償版と有料版の違いは?
OneDriveには無償版と有料版があり、有料版には「家庭向けプラン・一般法人向けプラン・Microsoft365に含まれたプラン」の3つがあります。有料版は無償版の全機能に加えて、以下の機能を備えています。
【有料版に含まれる機能】
- ストレージ容量を選べる
- ファイルの復元機能がある
- ランサムウェアが検出できる
- オフラインでフォルダ全体にモバイルデバイスからアクセスできる
- 共有ファイルやフォルダーにパスワードが設定できる
OneDriveが同期されない7つの原因と対処方法
OneDriveで同期ができなくなる原因とその対処方法について詳しくご紹介します。
原因と対処方法①:インターネット接続が不安定な場合
OneDriveで同期をするにはインターネット接続が必要です。同期ができないときは、パソコンがインターネットに接続されていない可能性があります。接続をリセットして再接続するか、接続が安定するまで待ってから再試行しましょう。
原因と対処方法②:同期や変更の処理が進行している場合
OneDriveが同期や変更などの処理を行っている間は、新しく同期をしても反映されません。進行中の処理が完了してから再試行しましょう。
原因と対処方法③:OneDriveの容量が不足している場合
OneDriveの空き容量が不足していると、同期ができないなどのトラブルが発生しやすくなります。以下の方法で空き容量を確認しましょう。
1.タスクバーにあるOneDriveのアイコンを右クリックします。
2.OneDriveウィンドウの右上にある設定のアイコンから「設定」をクリック。
3.設定の左下にあるストレージのゲージを確認します。
空き容量が少なくなっている場合は、不要なデータを削除して空き容量を確保しましょう。それでも容量を確保できない場合は、プラン変更を検討してみてください。
原因と対処方法④:ファイルサイズとファイル名が不適切な場合
以下のようなファイルは、OneDriveで同期することができません。
- ファイルのサイズが250GBを超えている、ストレージサイズを超えたファイルサイズになっている場合
- ファイル名を含むパス全体の長さが400文字を超えている
- ファイル名に「<, >, :, “, |, ?, *, /, \」などの不正な文字や記号が含まれている
同期の際にこのようなファイルが含まれていないか確認しましょう。該当ファイルがある場合は、ファイルサイズやファイル名を変更してから再試行してみてください。
原因と対処方法⑤:リンクに問題が発生している場合
OneDriveとパソコンのリンクに問題が発生し、同期ができなくなっている可能性があります。以下の方法でリンクを再設定しましょう。
1.設定画面の「アカウント」から、「このPCからリンクを解除する」をクリックします。
2.「このPC上のアカウントのリンクを解除しますか?」というポップアップが表示されたら「アカウントのリンクを解除」をクリックします。
3.OneDriveのアイコンをクリックし、OneDriveの設定画面を開きます。
4.メールアドレスを入力して、指示に従いながらサインインを完了させます。サインインが完了すると自動的にリンクが再設定されます。
原因と対処方法⑥: OneDriveのバージョンが古い場合
古いバージョンのままOneDriveを利用していると、エラーが発生しやすくなります。同期トラブルの原因にもなるため、OneDriveを新しいバージョンに更新しましょう。以下の方法で最新のバージョンにアップデートしてみてください。
1.「スタートボタン」から「設定」に進み、「Windows update」を選択します。
2.右上の「更新プログラムをチェック」をクリックして、更新情報がないかどうかを確認します。
3.更新情報がある場合は、画面の指示に従ってWindowsを最新の状態にアップデートします。Windowsがアップデートされると、OneDriveも自動で更新されます。
原因と対処方法⑦: 原因が特定できない場合
同期トラブルの原因が分からない場合は、OneDriveの再インストールで解決できることがあります。以下の方法で、OneDriveをアンインストール・再インストールしましょう。
1.設定のアプリから「インストールされているアプリ」を選択すます。
2.インストールされているアプリの一覧からOneDriveを検索し、右端の「・・・」からアンインストールを実行します。
3.Microsoft公式サイトのOneDriveダウンロードページからファイルをダウンロードし、OneDriveをパソコンに再インストールし、サインインしましょう。
使わないときはOneDriveの機能を無効にしよう
「他のストレージにファイルを保存したい」「空き容量を確保するために同期を停止したい」という場合は、以下の方法で同期を一時停止、または自動同期を無効にしましょう。
●同期を一時停止する方法
1.タスクバーにあるOneDriveのアイコンを右クリックします。
2.ウィンドウの右上にある設定のアイコンから「同期の一時停止」をクリック。一時停止する時間を選択します。
●同期を無効にする方法
1.OneDriveの設定アイコンから、「設定」をクリックします。
2.設定画面の「アカウント」を選び、「フォルダーの選択」をクリックします。
3.表示されたポップアップ画面で、同期を解除したいファイルのチェックを外し、OKをクリックします。すべて解除する場合は「すべてのファイルを使用できるようにします」のチェックを外します。
この他、「原因と対処方法⑤:リンクに問題が発生している場合」でご紹介したリンク解除の方法でも、すべての同期を無効にできます。OneDriveをほとんど使用しない方は、この方法で機能を無効にしておいてもよいでしょう。
【まとめ】
OneDriveは、オンライン上にファイルやデータを保存でき、パソコン・スマートフォン・タブレットなどの複数のデバイスからアクセスや編集ができる便利なストレージサービスです。しかし、利用していると「同期ができない」といったトラブルが発生することがあります。OneDriveの同期トラブルは今回紹介した方法で解決できるので、原因や対処方法が分からない方はぜひ参考にしてみてください。
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