更新日:2023/09/01
光回線

ADSLの提供終了後の乗り換え先におすすめの光回線は?

ADSLの提供終了後の乗り換え先におすすめの光回線は?

2000年代前半に普及したADSLの提供終了日が間近に迫っています。提供終了日を迎えてしまうと、ADSLのままではインターネットが使用できなくなってしまうため、早めにインターネット回線の乗り換えを検討しましょう。

とはいえ、ADSLからどのインターネット回線に乗り換えるべきか迷ってしまいますよね。

本記事では、ADSLが提供終了となる理由を解説しつつ、おすすめの乗り換え先を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

ADSLとは

ADSLとは

ADSLとは、Asymmetric Digital Subscriber Line(非対称デジタル加入者線)の略で、一般的な電話線を利用してインターネット接続をする通信技術を指します。電話の音声通話では利用しない周波数帯を使い、データ通信をおこないます。

1本の電話線で、電話とインターネットが同時に使える手軽さから、2000年〜2006年頃にかけて全国に普及しました。しかし、ADSLは2009年頃から契約者数が急激に減少し、一時は約1000万件あった契約が2016年には約250万件と約4分の1近くになりました。各社がサービス終了を決定し、2022年3月時点での契約数はついには40万件※を下回るまでになっています。
※2022年3月31日時点

もしADSLから他のインターネット回線に乗り換えていなければ、提供終了日以降はインターネットが使えなくなってしまいます。

ADSLが終了するのはなぜ? 主な理由3つ

ADSLが提供終了してしまう理由は、主に次の3つが挙げられます。

  • 設備の老朽化が進行
  • 新しい高速通信技術である「光回線」の普及
  • データ通信量の増大に対応できなくなった

技術の発展によって、ADSLの優位性は徐々に失われていきました。それぞれ詳しく解説します。

設備の老朽化が進行

ADSL設備の老朽化が進み、保守が難しいと判断されたことがサービス提供終了の一因となっています。

そもそもADSLは利用者宅にすでにある電話回線を利用するため、費用面や設備面で導入しやすいことから普及しました。
しかし、近年は携帯電話の普及により固定電話の利用者が減少しており、電話回線を使ってインターネット利用することにメリットを感じる利用者も少なくなっています。

また保守に必要な物品の製造終了などもあり、老朽化した設備の保守に費用をかけてサービスを継続していくのは困難だと判断されたのです。

新しい高速通信技術である「光回線」の普及

新しい高速通信技術「光回線」が登場し急激に普及し始めたことも、ADSLサービス提供終了となった一因です。
光回線の契約者数は2009年頃からADSLの契約者数を大きく上回るようになります。同時にADSLの契約者数は年々大きく減少していきました。

光ファイバーケーブルを使った光回線は、ADSLより非常に速く安定した通信速度となっています。
パソコン・スマートフォンなどのデバイスのスペック向上や動画配信など高速通信を活用したインターネットサービスも充実。また、登場当初の光回線はADSLに比べて利用料金が高いサービスでしたが、光回線を提供する事業者の増加などによる低料金化が進み、料金差は小さくなっていきました。そのため、ADSLから光回線の利用へと切り替える利用者も多くなったのです。

データ通信量の増大に対応できなくなった

サービス提供終了へとつながった背景には、ADSLではデータ通信量の増大についていけなくなった点もあります。

ADSL・光回線などの登場・普及により、インターネットのコミュニケーションサービスにも大きな変化が起きました。
テキスト中心から動画や音楽などデータ容量の大きなコンテンツサービスも登場し、日常のコミュニケーションもオンラインで行うことが普通となりました。
より速く・より多くのデータ伝送が求められるようになり、電話回線を使ったADSLでは対応が厳しくなっていったのです。

ADSL終了後の主な乗り換え先とメリット・デメリット

ADSL終了後の主な乗り換え先とメリット・デメリット

ADSLの代替として考えられる主なインターネット回線は、次の4つです。

  • 光回線
  • モバイルルーター
  • ホームルーター
  • CATV

それぞれに、さまざまなメリットとデメリットがあるので、詳しく解説します。

光回線

概要 メリット デメリット
光ファイバーケーブルを使ったインターネット回線 通信速度が速く、安定している
  • 工事が必要な場合がある
  • 一般的に月額料金が高め

光回線とは、光ファイバーケーブルを利用して、インターネットに接続する高速通信技術です。光ファイバーケーブルは、その名のとおり光を通すケーブルで、光の反射や屈折を利用してデータ通信をおこないます。

ケーブルから届いた光信号を電気信号に変える機器を通じて、インターネット接続が可能になります。

そんな光回線のメリットは、通信品質の高さにあります。ADSLはもちろん、他の接続方法よりも、通信速度が速く安定しています。

一方、光回線は基本的に工事が必要で、利用開始まで通常1カ月近く、繁忙期だと2〜3カ月近くかかる可能性があります。また、一般的に月額料金が高めな点がデメリットとして挙げられます。ADSLの月額料金は2,000〜3,000円前後ですが、光回線は3,500〜6,000円前後です。

多少のデメリットもありますが、光回線なら快適な通信環境が手に入ります。

モバイルルーター

概要 メリット デメリット
モバイル回線と通信できる小型の端末
  • 外出先でもインターネットが使える
  • 月額料金が比較的リーズナブル
  • 通信品質がやや劣る
  • 充電しないと使えない

モバイルルーターは、屋外で通信可能な小型の端末で、パソコンやスマートフォンなどを接続してインターネットが利用できるものです。

ポケットに入るくらいの小さな端末なので、外に持ち運んで使える手軽さがADSLにはない魅力となっています。また、月額料金も比較的リーズナブルです。

しかし、モバイル回線を使用しているため通信品質がやや劣る場合がある点と、バッテリーの充電が切れたら使えなくなってしまう点がデメリットといえます。

通信品質の代わりに、手軽さに強みがあるのがモバイルルーターです。

ホームルーター

概要 メリット デメリット
モバイル回線と通信でき、家のコンセントに挿せば設定が済む端末 工事不要で安定して速いインターネットを自宅で使える
  • 光回線よりは通信品質が劣ることがある
  • 端末代が別途必要
  • 外に持ち運んで利用できない

ホームルーターは、家のコンセントに端末を挿すだけでインターネットが使えるようになるもので、光回線のように開通工事を行う必要はありません。

ADSLやモバイルルーターよりは通信速度が速くなることが多いですが、こちらもモバイル回線を使用しているため、光回線と比べると通信が不安定になる場合が多いといえるでしょう。

また、端末代は別途必要で、購入すると数万円以上するものもあるため、費用がかさみやすい傾向にあります。加えて、モバイルルーターのように外に持ち運ぶことはできません。
また、大容量通信が必要なオンラインゲームや複数端末での動画視聴などにはあまり適しません。

ホームルーターは、工事不要で安定した通信環境を必要とする人に向いています。

CATV

概要 メリット デメリット
ケーブルテレビの回線網を利用したインターネット接続
  • アンテナ不要でテレビ視聴が可能
  • テレビや電話などとのセット割引がある
  • 光回線よりは通信品質が劣ることがある
  • 提供エリアが限定される

CATVは、ケーブルテレビの回線を利用してインターネットに接続します。

アンテナ不要でテレビが見れたり、テレビや電話などとのセット割引が利用できるケースが多い点が独自のメリットです。

一方、ADSLより通信品質はよいものの、基本的には回線の途中で同軸ケーブルを経るため、光回線と比べるとやや劣る場合もあります。光ケーブルのみを通るプランを提供しているCATVの事業者もありますが、提供エリアやサービスが限定されるので契約の前によく確認しましょう。

ADSLからの乗り換え先でおすすめは光回線

ADSLからの乗り換え先でおすすめは光回線

ADSLからのおすすめの乗り換え先は、光回線です。安定して速い通信環境が手に入る可能性が高いため、乗り換え後、インターネット利用に不便さを感じることはほぼないと思われます。

実際にADSLと光回線では通信速度に大きな差があります。最大通信速度であれば、ADSL(下り)は45〜50Mbpsほどの設定ですが、光回線は最大概ね10ギガ、5ギガ、1ギガなどのプランが存在します。実測値についても10ギガコースであれば、接続環境にもよりますがおよそ2Gbps~7Gbpsほどの速度が出ます。

また光回線は天候などの影響を受けない光ファイバーを自宅まで引き込んで利用するため、モバイル回線を用いたサービスと比較しても、より速く安定した通信環境を得られるといえます。

自宅でのインターネット利用をより快適なものにしたいのであれば、光回線に乗り換えるのがおすすめです。

ADSLから乗り換えても固定電話の番号はそのまま使える

すでに利用していた加入電話回線を利用している電話共用型のADSLであれば、光回線や他の回線に乗り換えても固定電話の番号をそのまま使うことができます。光回線と光電話へ乗り換えた際も、番号ポータビリティを使うことで固定電話の電話番号を引き継ぐことが可能です。

しかし、ADSL通信専用の回線を使ったインターネット専用型のADSLからの乗り換えでは、固定電話の電話番号を使い続けることはできません。ADSL契約時にプロバイダーから払い出された電話番号は、ADSLの解約によって使えなくなってしまいます。

番号ポータビリティーとは、回線事業者を変えても同じ電話番号を引き継げるサービスです。ADSLから光回線への乗り換えの場合は、基本的に、番号ポータビリティーを同時に申し込めます。

関西エリアでおすすめの光回線はeo光

光回線のなかにもさまざまな種類があり、どれがよいか迷ってしまうでしょう。もし関西エリアの戸建てにお住まいなら、eo光がおすすめです。主な理由は次のとおりです。

  • ピーク時でも通信速度が安定
  • 解約違約金を最大6万円まで補填
  • キャンペーンで月額料金割引
  • 標準工事費2万9,700円が実質無料
  • au・UQ mobile・mineoとのセット割引がおトク
  • 固定電話の通話料金が安くなる

快適な通信環境が手に入るだけでなく、金銭的なメリットも多いです。

ピーク時でも通信速度が安定

eo光は、独自の回線を持っているため、ピーク時でも安定した通信速度・品質が期待できます。必要に応じて速やかに設備増強が行われるので、急激な通信需要の増加にも柔軟に対応できるため、安定した速度・通信品質の提供を実現しています。

解約違約金を最大6万円まで補填

eo光なら、乗り換え前のプロバイダーの解約違約金や撤去費用などの解約費用を最大6万円まで補填してくれるキャンペーンが利用できます。

ADSLからの乗り換え時には解約違約金がかかる場合がありますが、それをキャンペーンで実質無料にすることが可能です。

【キャンペーン実施中!】
eo光ネット 他社違約金補填キャンペーン

キャンペーンで月額料金割引

新規お申し込みで最大12カ月間、月額料金が大きく割り引かれる「eo暮らしスタート割(ネット月額割引)を実施しています。

標準工事費2万9,700円が実質無料

eo光であれば、標準工事費の2万9,700円が実質無料となります。具体的には、標準工事費を24カ月で割った金額と同額が、毎月割引される仕組みです。

光回線の導入時に懸念点となりやすい工事費を軽減できるので、非常におトクといえます。

eo暮らしスタート割
(標準工事費割引)

au・UQ mobile・mineoとのセット割引がおトク

eo光は、au・UQ mobile・mineoとのセット割引が適用できるため、対象キャリアのスマートフォンユーザーはおトクです。

具体的には、auとUQ mobileのスマートフォン料金が最大1,100円安くなります。また、mineoとeo光のセット割を使うと、eo光ネットの月額料金が330円安くなります。

au・UQ mobile・mineoのスマートフォンユーザーなら、eo光を使えば通信費をおトクにできます。

固定電話の通話料金が安くなる

ADSLで加入電話の固定電話を利用していた場合、eo光電話に乗り換えれば通話料金が安くなります。

加入電話の通話料金は、区域内であれば深夜を除いて3分9.35円です。一方、eo光電話の場合は3分8.8円で、近畿2府4県と福井県では3分8.14円となります。またeo光電話同士であれば通話料は無料です。

固定電話の利用頻度が高いユーザーには特におトクです。

ADSLからeo光に乗り換える方法

ADSLからeo光に乗り換える方法は簡単で、次のとおりです。

  1. eo光を新規で申し込む
  2. 宅内調査に立ち会う
  3. ADSLを電話で解約する
  4. プロバイダーを電話かWebページから解約する
  5. eo光の開通工事に立ち会う
  6. 機器の接続設定をする
  7. ADSLのレンタル機器を返却する

手順は少なくないものの、複雑なものは一切ありません。

eo光を新規で申し込む

まずは公式サイトからeo光を申し込みます。

申し込みフォーム内で、eo光の利用先住所が提供エリア内か否か判断してくれるので、自身でエリア確認する必要はありません。

宅内調査に立ち会う

申し込みが完了したら、利用先住所でeo光の工事が可能かどうかの宅内調査に立ち合います。所要時間はおおよそ1時間程度です。

なお、開通工事と同日におこなう場合があります。

ADSLを電話で解約する

宅内調査で工事ができることがわかったら、ADSLを解約しましょう。契約しているADSLの事業者に電話をして、解約手続きを進めてください。

解約手続きの際、解約日はeo光の開通日以降に設定しましょう。開通日前に設定してしまうと、解約日からeo光の開通日までインターネットが使えない期間が発生してしまいます。

プロバイダーを電話かWebページから解約する

ADSLの解約が完了したら、続いてプロバイダーの解約手続きをしましょう。プロバイダーを別途契約している場合は、解約し忘れると月額料金が請求され続けてしまいます。

なお、プロバイダーの解約にあたって、解約違約金がかかる可能性があるので注意してください。とはいえ、eo光なら最大6万円まで補填してくれるので、大きな問題ではありません。

eo光の開通工事に立ち会う

開通日を迎えたら、1〜2時間程度の工事に立ち会います。工事では、光ファイバーの引き込みやONUの設置をおこないます。

工事の立ち会い時にやることは、特にありません。工事が終わるまで待っていましょう。

機器の接続設定をする

工事が完了したら、eo光ネットスタート設定ガイドを見て、機器の初期設定をおこなってください。問題なくおこなえば、快適にインターネットが利用できるようになります。

ADSLのレンタル機器を返却する

eo光が使えるようになったら、ADSLのレンタル機器を返却してください。具体的には、ADSLモデムを返却する必要があります。

返却を忘れてしまうと、損害金が発生するので注意してください。

まとめ:ADSLの提供終了日は迫っている!関西エリアならおすすめの乗り換え先はeo光

ADSLは、主に設備の老朽化と新しい高速通信技術の普及によって、サービス提供終了を間近に控えています。提供終了日以降はインターネットが使えなくなってしまうので、早めの乗り換えがおすすめです。

おすすめの乗り換え先は、安定して速いインターネットが実現できる光回線。なかでも、関西エリアであれば、eo光を強くおすすめします。

安定して速い通信速度が期待できるのはもちろん、解約違約金を最大6万円まで補填できたり、標準工事費を実質無料にできたりとメリットが多いeo光。

関西エリアにお住まいであれば、ADSLからeo光への乗り換えがおすすめです。

※「即割」・「eo暮らしスタート割」・「eo光ネット 最大12カ月間900円割引キャンペーン」・「eoの10ギガ大作戦!キャンペーン」の適用が条件です。

※本サイト内に記載のキャンペーンやサービス内容は、記事の掲載・更新時点のものです。

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