Microsoft社が独自に開発したAIデザインツール「Microsoft Designer」。さまざまなAIツールが登場する中でこのMicrosoft製のAIデザインツールにどんな魅力があるのか、使い方と合わせて解説します。
ライター:CLIP編集部
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Microsoft Designerとは?

「Microsoft Designer」は、Microsoft社が独自に開発したAI搭載の画像生成・編集ソフトです。MicrosoftのAIアシスタント「Copilot」の一機能として2024年に登場。自然言語のプロンプト(命令文)から画像を生成したり、既存の画像を編集してデザインの作成などが行えます。
ブラウザ上で利用が可能で、Microsoftアカウントがあれば誰でも無料で利用できます。またiOSとAndroid版のアプリも配信されているので、スマホでの操作も可能。いつでもどこでも使用できるのが魅力です。
【要注意】AI生成物の商用利用は不可!
2025年1月段階で、Microsoft Designerの生成物は商用利用がNG。あくまで個人使用のみを目的として、商取引の過程では使用しないようにしましょう。
Microsoft Designerでできること

画像生成
「Microsoft Designer」は、画像生成AIのDALL・E2が搭載されているため、自然言語からの画像生成が可能です。
画像編集
ワンクリックで写真やイラストの背景を削除することが可能です。また明るさ調整やフィルターなどもワンクリックで簡単に補正できるのも魅力です。
デザイン作成
ポスターやSNS投稿など用途に合わせたデザインを、自然言語を用いて生成することが可能です。言語化が難しい場合でも、フォーマットが豊富に用意されているので、そこから選んでいくだけでもお目当てのデザインを作り出せると思います。
さらに提案されたデザインに、使いたい画像をデザインに貼り付けると、その画像に合わせてデザインを再構築。自分が思い描くものを生成する精度が高まります。
テキスト生成
ポスターやチラシにとって重要な要素であるキャッチコピー。自分で考えると大変なこのコピーも、自然言語でそのイメージを伝えるだけで、最適なものを提案してくれます。
またFacebookやInstagramなどのSNSとの連携が可能で、生成物を直接投稿でき、その際の投稿文やハッシュタグもつくってくれます。
公式サイト:Microsoft Desginer
Microsoft Designerの活用は?
ビジネスシーンでの活用

社内でのプレゼンの提案書や企画書などを作る際に、Microsoft Designerを利用して資料のデザインや使用画像をつくることができます。自然言語で生成できるので、通常であれば数時間かかるような作業も数分で完了します。テンプレートには、パワーポイントヘッダー、A4 横向き・縦向きなどが用意されています。ただ、資料全体の生成をプロンプトで指示するのは難しいかもしれません が、画像を生成するだけでもかなり時短になります。
ただし前述したように、Microsoft Designerの生成物は商取引NGなので、クライアントワークでは使わないようにしましょう。
プライベートシーンでの活用

SNS用の画像生成やイベントの招待状、年賀状など、個人で楽しむのに、Microsoft Designerは最適です。
また生成AIはプロンプト次第で生成物のクオリティが左右されるため、どのようなプロンプトでどのようなものが生成されるのか、練習するのにもおすすめです。
まとめ
Microsoftが独自開発したMicrosoft Designerは、Microsoftアカウントがあれば誰でも無料に使えるので、今まで生成系AIを使っていなかった人も気軽に利用が始められます。ただしMicrosoft Designerが商用利用NGな点は念頭において利用しましょう。また、他の生成AIも著作権の問題や商用利用の可否など注意事項が多いので、生成物の取り扱いには十分注意しましょう。
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